‘れきはく・今日の出来事’ カテゴリーのアーカイブ

水損資料レスキューワークショップ

6月 27日 水曜日

6月24日の体験講座「災害にあった文化財―水損資料―を救う」で
水損資料レスキューのワークショップを行いました。

災害にあった文化財について話したあと、
資料の水洗いと乾燥の方法を体験していただきました。
今回使用した資料は、襖の裏貼り文書、写真、冊子です。

資料の水洗いは「フローティング・ボード法」という方法で行います。
これは、水に浮かべた発泡スチロールの板に不織布で挟んだ資料を乗せて洗う方法です。
一枚物の紙資料なら効率よく洗うことができます。

乾燥は「エア・ストリーム法」を用いました。
この方法は、段ボールと吸水紙で資料の水分を抜き、扇風機の風で乾燥させる方法です。
フラットな状態でプレスしながら乾燥させるので、資料に変な乾燥シワができるのを防ぎ、一度に大量の資料を処理できるのが特徴です。

参加者方に好評だったのが、写真の洗浄でした。
写真は古文書などよりも、参加者の方に身近な資料だったので、レスキューの実感があったようです。
今回は学芸員が仕込んだ、水損風の汚れた写真を洗っていただきました。

写真はほとんどの方が所有しており、大切な思い出の品です。
被災地で写真をレスキューするということは、被災された方の心の支えにも繋がることだと思います。

水洗いするとどうしても多少の色落ちはありますが、きれいになります。
泥だらけになってしまっても、救えるものがたくさんある!
ということを、多くの方に知っていただければと思います。

ふすまはがし!

4月 20日 金曜日

今月のボランティア資料整理は「ふすまがはし」をおこないました。
「ふすまはがし」とは、古いふすまの下張りに使用されている古文書を剥ぐ作業をいいます。
今回使用したふすまは、旧川舞村(八幡浜市五反田)の郡役所支所跡地から回収したものの1枚です。すでに表層の一部がはがれ、下張りの古文書が確認できる状態でした。

ふすまに水を吸い込ませ、糊をふやかしながら1枚1枚はがしていきます。
下張りは何層にもなっていて、途中の層からは山水画や墨書なども現れました。

どうにかすべての裏貼り文書をはがすことができました。
今回はがした裏貼り文書は、
6月24日の体験講座「災害にあった文化財―水損紙資料―を救う」において
水損資料レスキューワークショップの水洗いと乾燥で使用いたします。
興味関心のあるかたはぜひご応募ください!詳細は歴博HPをご覧ください。

歴博の桜も満開!

3月 30日 金曜日

歴博に上る坂にある桜もほぼ満開。校歌に「桜が丘」と出てくる宇和高校のしだれ桜もきれいです。
「花嵐」の言葉もあるように、桜が咲くと、雨や風の日が多くて、花の命は短くてというのがふつうですが、今年はずっと晴天。今週末も天気はよさそうです。花見がてら、出かけてみませんか?
そして、歴博の駐車場に入ると、何やら紅い色が目に入りました。なんと、まだ3月だというのに、サツキの花が満開。このところの初夏のような陽気につられたのでしょうか?

さて、現在の歴博の展示は、4月8日(日)まで、特別展「研究最前線 四国遍路と愛媛の霊場」とテーマ展「おひなさま」です。まだ、ご覧になっていない方はぜひ。

また、先週から考古展示室で、テーマ展「縄文時代の精神文化」が始まっています。「縄文のビーナス」と呼ばれる上黒岩岩陰遺跡の線刻礫や、いろいろな種類の耳飾りが展示されています。

さて、私事ながら「ojyamamushi」は、本日をもって消えます。アナザースカイの下で、歴博の発展を祈りつつ。引き続き歴博をご愛顧たまわりますようお願い申し上げます。

「れきはく友の会」で明浜を歩く

3月 13日 火曜日

3月11日(日)、歴博・友の会の現地研修会「四国西予ジオパーク巡り―明浜町編―」に参加してきました。
歴博を出発して野福峠を下っていくと、何やら作業をしている方が大勢。ちょうど3月25日(日)に開催される「野福峠桜まつり」の準備のため、地元の方が、のぼりを立てたり、草刈りをしたりしているところでした。今年は例年より、桜も早いみたいです。

我々がまず向かったのは、俵津文楽会館。「俵津文楽」は、浜田座長のお話によると、1852年に大阪から人形を買い入れ人形芝居を行ったのが起源とか。「菅原座」は、現在も会員が約30名(男女ほぼ同数)おり、大阪から三味線の師匠の方に来てもらったり、人形の頭の制作修行に徳島に行ったりしながら、保存継承されており、次は桜まつりの際に公演を行うとのこと。観覧料無料とのことなので、興味のある方はぜひ!

次に向かったのは、大早津海岸。ここには昔、石灰の工場があり、すぐ上の山から取れる石灰石を砕いて焼成し、セメント原料や肥料などとして遠く朝鮮半島まで持っていっていたとか。海岸には、その当時の積み出し設備の残骸や、石灰窯を復元したものがありました。

丘の上の歴史民俗資料館の玄関にあったのが、「ウド貝」。石灰岩層が海に入り、その岩にくっついて育つのが、このマテ貝の仲間。岩ごと大きなハンマーのようなもので割って採るしかないそうですが、お汁にすると、すごくおいいしいとか。

昼食後に向かったのが、狩浜の段々畑。石灰岩を丁寧に積んだ白い石垣は、山の上まで伸び、その景観はすごいの一言。
今回、案内いただいたのは、地元のジオガイドの方々。江戸時代は、イモや麦が作られ、明治になると、桑を植えて養蚕。戦後は、みかん畑に移り変わったそうです。まさに文化的景観の最たるものだと思います。公民館から説明を聴きながら、ゆっくり歩いて約2時間。心地よい一時でした。

「れきはく友の会」は、こんな楽しい現地学習会のほかに、少し遠くへの研修旅行(29年度は、高知城歴史博物館)や歴博の展示解説会などのご案内が来るほか、定期的なクラブ活動も行っています。年会費3千円ですが、十分モトが取れると思います。あなたも入ってみませんか?

「八幡浜市若山の俵札」愛媛大学法文学部日本史研究室との合同調査4

3月 2日 金曜日

2月22日・23日の2日間

当館所蔵の四国遍路関係史料(八幡浜市若山の「俵札」)の整理を

愛媛大学法文学部日本史研究室と共同で行いました。

 

この「俵札」調査は平成27年度から始まり

今年は4年目の調査となります。

今回も胡光先生をはじめとする16人の方が参加されました。

昨年度に引き続き、

俵から取り出した納め札1枚1枚の

内容や大きさなどを調査しました。

この納め札からは、四国内だけでなく、

九州・中国地方や関西、遠い所では仙台・茨城・長野など

多方面から多くの人が愛媛へ赴いていたことなど、

当時の巡礼者の様子をうかがうことができます。

 

「俵札」調査の一部成果は、現在開催中の

特別展「研究最前線 四国遍路と愛媛の霊場」

でも紹介しております。

 

また、今回調査を行ってくださった

愛媛大学の胡光先生の講座「四国遍路と伊予の霊場」は、

3月10日(土)13:30~15:00です。

ぜひお越しください。

四国遍路展・おひなさま展 いよいよ開幕!

2月 16日 金曜日

今日は、旧正月。伊予路に春を呼ぶと言われる「椿まつり」は旧暦の1月8日とその前後の日に行われることになっているようで、今年は来週の2月22日から。2月になっても寒かったはずです。

歴博の春は、毎年恒例のおひなさま展から。今年もいよいよ明日17日(土)から始まります。今年の入り口の雛飾りは、「曲水の宴」。みやびな雰囲気を味わっていただけます。

それから四国の春と言えば、お遍路さんの鈴の音とともにやってくるというのが、これまた風物詩。歴博では、特別展「研究最前線 四国遍路と愛媛の霊場」が、これまた明日17日(土)から始まります。

入り口でお迎えしているのは、松山沖の野忽那島の神社に明治17年に奉納された娘遍路の絵馬。当時の遍路装束がよくわかります。

今回の展示では、当館で収集し、調査研究してきた資料に加え、最近調査が行われた52番札所・太山寺や51番札所・石手寺などからも資料をお借りして展示をしています。
太山寺のコーナーで目につくのは、開祖とされる真野長者とその妻・玉津姫、そして娘の般若姫と伝わる平安時代の作と言われる木像。

石手寺の方では、室町時代の景観を描いた「往古図」が目を引きます。今の境内の両横、前後に、たくさんの建物が配置された様子は、まさに壮観。

そして、図録の表紙にもなっている絹本著色の「大勝金剛像図」。

赤外線写真で、絵柄がくっきりと浮かび上がりました。

その他にも見どころは盛りだくさん。週末は、お天気も良さそうなので、ぜひご家族おそろいで、歴博に春を見つけに来ていただければ幸いです。

【トイレ使用可!】れきはく通常開館しています。

2月 11日 日曜日

この度、大雪と記録的な寒波によって、広域断水の続いている西予市宇和地域等の皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

地元宇和にある愛媛県歴史文化博物館は、幸い、水道の施設、水の供給に大きなトラブルもなく、通常開館しています。

トイレの使用も可能で、レストラン(軽食)・ミュージアムショップも開店しています。

この連休中は、常設展だけではなく、親子向けワークショップも開催しています。

自宅以外で、休日のひとときを、お近くで安心、安全に過ごす場所として、ぜひ、ご利用ください。

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本日11日、明日12日の歴博イベントの紹介です。

日程   2月11日(日)・12日(月)
時間  10:00~12:00  13:00~16:00
場所  愛媛県歴史文化博物館こども歴史館

1 「スノードームをつくろう」
  すてきなフィギュアをえらんで、オリジナルスノードムをつくりましょう!
  材料費 500円(友の会会員は1回400円)

2 「ノートにデコしよう」
  自分だけのすてきな デコノートをつくってみましょう!
  材料費 300円(友の会会員は1回200円)

※ 材料に限りがありなくなりしだい、終了することがありますので、お早めにご来館ください。

詳しくはこちら。

はに坊ブログ
http://www.i-rekihaku.jp/staffblo/

愛媛県歴史文化博物館
http://www.i-rekihaku.jp/sp/

なお、

12日(月)は天気予報で積雪のおそれもありますので、ご注意ください。

13日(火)は休館日となります。

歴博は銀世界!

2月 8日 木曜日

今年は、毎週のように雪が降っている感じですが、今朝は、放射冷却現象で、観測史上記録的な冷え込みだったようです。宇和の最低気温は、マイナス12℃だったとか。車の外気温表示によると、松山がマイナス3℃、大洲でマイナス5℃、宇和に入るとマイナス8℃でした。部屋に入って展示棟を見ると、つららが異様に長く伸びていました。

高速道路の通行止めも、お昼には西予宇和ICまでは解除となりましたが、歴博への登り坂には雪が残り、駐車場もまだ真っ白です。今日も、歴博は営業しています。

ただ今、2月17日(土)から始まる特別展「研究最前線 四国遍路と愛媛の霊場」と毎年恒例のテーマ展「おひなさま」の展示準備が着々と進んでいます。Coming Soon!
ということで、今週末からの3連休は、展示は、常設展とテーマ展「大型器台とその時代」だけですが、ワークショップ・イベントは開催しています。

天気予報を見ると、明日はいい天気で、土曜日は雨、これで雪は解けてくれそうですが、日曜、月曜は、また雪マークが。もう雪は十分なのですが、ご来館される方は、冬用タイヤで気をつけていらっしゃってください。

今年2度目の雪! 歴博 営業しています

1月 24日 水曜日

今日は、今年二度目の雪。高速道路が通行止めであったため、JRで出勤。犬寄の長いトンネルを抜けると、そこは雪国でした。松山では雪のかけらがあったくらいだったのに。
ただ、先々週の雪と比べる(詳しくは、当館HP「はに坊ブログ」を見てください)と、今回は、やや少なめ。駅からの近道の遊歩道も問題なく歩けました。

歴博は、今日も休まず営業しています。レストランから見る雪景色は、なかなかのものです。

テーマ展「学芸員のまなざし~収蔵資料逸品展~」と、もう一つの「戸島歌舞伎と川瀬歌舞伎」。どちらも今週末の日曜日、1月28日までです。
まだ、ご覧になっていない方は、週末は天気の方も回復しそうなので、歴博へぜひ!

250万人目の入館者!

11月 3日 金曜日

歴博は、平成6年11月にオープンして今年で23年目。本日11月3日(金)文化の日に、開館以来250万人目のお客様をお迎えすることができました。
ちょうど250万人目となったのは、伊予市からお母さんと弟と一緒に来られた小学生の男の子。今日は、学校で配られたチラシを見て、ペンダントをつくりに来たそうです。歴博には、何度も来てくれており、展示室を巡るスタンプラリーもやったよと言ってました。
当館のマスコット「はに坊」が、たいへん気に入ったみたいで、かわいいと言いながら、握手したりしていました。

歴博は、小さなお子さんから大人まで、いろいろな年代の方に楽しんでいただく施設にしたいと考えています。小さい時に親に連れられ、まずはワークショップなどで楽しんでもらいながら、えひめの歴史や文化にふれてもらう。そして、小学校や中学校では、遠足や校外学習などで来ていただき、歴史や文化についてもう少し深く知ってもらう。さらに、大人になって、またお子さんやお孫さんを連れて来ていただくというふうになればと願っているところです。

ところで、11月12日(日) は、開館23周年の記念イベントを開催します。当日は、展示観覧がすべて無料。全国から資料を集めた特別展「高虎と嘉明」やテーマ展「相撲の歴史と民俗」「大型器台とその時代」などを楽しんでいただけます。また、エントランスには手作り雑貨などのお店が、玄関前には食べ物のお店が並ぶ「どんぐりマルシェ」も開催されます。さらに先着で、お餅やお菓子も配ります。
ぜひ、秋の一日、西予市の歴博へ、ご家族、お友達お誘いあわせのうえ、遊びにいらっしゃってください。スタッフ一同お待ちしております。

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