‘れきはく・今日の出来事’ カテゴリーのアーカイブ

船手具足が栃木県へ

10月 1日 金曜日

秋は展覧会シーズン。
当館も特別展「伊予の城めぐり」の準備が着々と進んでいる中、
先日行った資料の貸出作業の一コマ。

貸出にあたり、資料のキズなどを栃木県立博物館のF学芸員さんと確認します。

美術梱包作業中。

この資料は、大洲藩加藤家伝来の「船手具足」で、兜を含めて素材のすべてが革でできているちょっと変わった鎧です。風変わりなこの鎧は制作した人物も変わっていて、下野国(栃木県)黒羽藩主大関増業、つまりお殿様のハンドメイド鎧なのです。大関増業は、大洲藩加藤家から黒羽藩大関家へ養子に入った人物で、生家である加藤家にこの鎧を贈ったことが分かっています。

栃木県立博物館では、大関増業を取り上げた企画展「改革と学問に生きた殿様―黒羽藩主 大関増業―」が10月9日(土)から開催されます。
お近くの方はぜひこの機会に栃木県立博物館で、当館所蔵の「船手具足」をご覧いただければ幸いです。

22年度博物館実習が終了

8月 27日 金曜日

 8月17日(火)~22日(日)の6日間、平成22年度の博物館実習を実施しました。博物館実習とは、博物館の専門的職員である「学芸員」(博物館法第4条第3項及び第4項)の資格取得について、博物館法施行規則第1条に基づく「博物館実習」を行い、学芸員としての知識、技能等を修得させるための研修です。今年度、当館では2名の実習生を受け入れました。

 実習内容は、歴史、民俗、考古各分野の資料整理と、体験講座やワークショップの運営補助、総合案内や企画展の受付や展示監視など。実習生は担当の学芸員や施設管理スタッフの指導のもと、博物館のさまざまな業務を連日体験しました。

 歴史資料の整理では、掛軸や巻子の取扱いを学びました。また、古文書の分類は、くずし字を読みながらの作業。大学でくずし字を読む機会があまりなかった実習生にとって有意義な研修となったようです。

 民俗資料では、常設展示替え、資料写真の撮影、四国遍路で使用する納札のデータ入力を行いました。また、フィールド調査として、実際に博物館の近くにある43番札所明石寺に行き、遍路道標にふれるなど現地学習を行いました。

 考古資料では、ボランティア・スタッフのみなさんとともに、石器や土器の分類整理を実施。たくさんの土器の破片の中から、接合できるピースを探したり、資料カードを作成したりしました。

 体験講座「ガラス玉をつくってみよう」(8月21日実施)では、事前に実習生が実際にガラス玉づくりに挑戦。ガラス棒をガスバーナーで溶かしながら、棒を回転させながらガラスを巻きつけ、ガラス玉製作を体験しました。その経験を活かして、講座当日の運営補助を行ってもらいました。他にワークショップ「うちわ絵付け体験」の補助をするなど、来館者との交流を深めました。

 6日間にわたる博物館実習は無事に予定通り終了。今回の実習では、ふだんあまり接することがない博物館の裏側での地道な資料整理活動や、博物館と人を結びつける大切な普及活動の最前線を体験しました。実習生は終始、意欲的に取り組んでいました。

ナイトミュージアム企画「昔のくらし探検―夜の明かりを体験しよう!―」

8月 17日 火曜日

 8月7日(土)・8日(日)、開館時間を延長した夜の博物館「ナイトミュージアム」を実施。その関連イベントとして、「昔のくらし探検―夜の明かりを体験しよう!―」を行いました。

 会場は常設展示室の「愛媛のくらし」(民俗展示室2)。参加者は、昭和初期の愛媛のくらしを紹介する原寸復元の住居に集まり、その台所や茶の間、寝室などを見学しながら、「火から人間が学んだこと」、「愛媛で最初に電気がついた頃の生活」について、学芸員の説明を受けました。また、江戸時代の浮世絵や時代劇に登場する行灯<あんどん>、提灯<ちょうちん>などの古い照明道具の実物を見て、これらの特徴や使い方を、クイズをまじえながら楽しく学びました。

 その後、実際に行灯と提灯に火をつけるため、参加者全員でトラックヤードに移動。行灯による「あぶらの灯り」と提灯による「ろうそくの灯り」を体験します。

 今回は行灯の燃料には菜種油、提灯には和ロウソク(内子町の大森和蝋燭店のもの)を使用。火をつける前に、パラフィンで作られた白い洋ロウソクと、ハゼの実からできた鶯色の和ロウソクの違いについても学びました。

 そして、いよいよ行灯と提灯に火を灯し、会場の電気をすべて消燈。真っ暗闇の中に浮かぶ昔の灯りを目の当たりにして、参加者からは歓声があがる。かなり暗いながらもしっかりとした明るさや、独特な炎のゆらぎに、現代の電気の灯りとずいぶん違うことを実感された様子でした。

 2日間で全4回(1回は約30分)のナイトミュージアム体験イベント。総参加者数は70名。お子さん連れのご家族での参加がほとんどでしたが、実際に昔の明かりを体験できるとあって、とても好評でした。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

はに坊、企画展示室に登場!

5月 3日 月曜日

 ゴールデンウィークの博物館は、連日たくさんの来館者でにぎわっています。今日は企画展示室に突然はに坊が登場しました。さすが、はに坊。坊っちゃん列車にも負けない存在感です。

 企画展示室にいる子どもたちは、はに坊を見て大よろこび。一緒に記念写真を撮ったりして楽しんでいました。

 残りのゴールデンウィークの間、はに坊は突然いろいろなところに登場するかも。ぜひ一緒に遊んでください。

展示替え作業中です。

4月 15日 木曜日

 4月4日、特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術」とテーマ展「おひなさま」が無事閉幕しました。翌日から特別展の資料は美術専門の運送業者さんと一緒に丁寧に梱包して、一路東京へ・・・。
 東京から戻ると、続いてテーマ展「おひなさま」の資料を片付けます。黙々と作業を始めて4日目、やっと展示室は空っぽになりました。

 なんだか寂しい風景に見えますが、これから展示台や展示ケースなどを入れ替えたりとまだまだ作業は続きます。次回はどんな資料が並ぶのか何だかワクワクしますね。

 民俗展示室2の民家に飾っていた「雛飾り」は、恒例になってきている「五月飾り」へ展示替えも行いました。今年の春は暖かかったり寒かったりと不安定な天候が続いていますが、博物館の中は少しづつですが5月仕様になってきています。

 

次回の特別展はコチラ!!
「見て・ふれて・楽しもう!ダンボールの博物館」(4月24日[土]~5月30日[日])です。


 

 展示準備は大詰め、企画展示室に大きな造作物が出来上がる予定になっているので、担当者も今からドキドキしています。展示準備の裏側をリポートしたいと思っていますので、お楽しみに♪

ボランティアさんによる資料整理

1月 22日 金曜日

   毎月1回第3木曜日はボランティアの方により保管資料の整理作業を行なっています。昨年8月からは数回にわたって、当館収蔵考古資料の中の愛南町和口遺跡の旧石器の整理作業を手伝っていただいています。昨日は5名の方に参加いただきました。

   報告書との照合作業や写真撮影をこれまでにしていただいており、今回は資料カードの作成を行いました。

   昨年8月・9月・12月の整理の際に写真撮影をしていただいた写真を切り取り、報告されている実測図とともに資料整理カードに貼り付けます。

    2時間弱という短時間の間でしたが、100枚近くのカードが完成しました。基礎的な作業ですが、学芸員1人では900点以上ある石器の照合作業や写真撮影、資料カードの作成には膨大な時間を要します。

   この資料整理作業の成果は、テーマ展として公開する計画を立てています。ボランティアの方のみならず、友の会土器ドキクラブの会員の方、博物館実習生、地元の高校のインターンシップの方など、多くの方に協力いただいております。

   ボランティアの方からは「これまで、考古学には興味がなかったが、実物資料に触れたり、現地の遺跡を見学することにより、この世界にのめりこみそうだ。」というありがたい感想もいただいています。

    今後も、資料を収集・寄贈された故木村剛朗氏の意図が伝わる方法で、整理・展示を進めていきたいと考えています。ボランティアのみなさん、今後もご協力宜しくお願いします。

雪と格闘

1月 14日 木曜日

 昨日の朝から降り出した雪は、一日中断続的に降り続き、朝起きてみると宇和はすっかり雪景色。最後の心臓破りの坂を登りようやく出勤すると、博物館はすっかり雪に覆われていました。

 すぐに物差しをもってきて、一番深そうなところに突きさしてみました。

 なんとおどろきの25センチ。ここまでも積もったのは本当に久しぶりです。

  郵便ポストを撮ってみました。上の雪の厚みで降った量が分かります。

 このふかふかの雪で人型をとるとこんな感じ。雪質がいいので、なかなか存在感のある人型が取れました。

 もちろん、遊んでばかりいたわけではなく、ちゃんと職員総出で駐車場からの歩道を確保。かなりの重労働で、雪国に住まわれる方のご苦労が感じられます。

 融雪剤撒くために軽トラ出動。軽トラに荷台あけるとそこにも雪がびっしり。

 融雪剤で帰るころには少しは融けているといいのですが…

これで、お正月準備は万端!?

12月 7日 月曜日

今年も残すところあと3週間ほどになってしまいました。そろそろお正月にむけて、年賀状を用意したりと準備をはじめている方も多いのでは!?

県内でお正月に飾られるしめ飾りは、地域によって形が大きく異なります。

民俗展示室1では、しめ飾りの形の違いを展示しているので一目で確認することができます。

さまざまな形のしめ飾り

12月6日には、毎年恒例の体験講座「しめ飾りづくり」を開催しました。

当館の講座では、西予市の宇和創作館・藁工部の方にご協力いただいているので、西予市で一般的に飾られるしめ飾りの作り方を教えていただきます。

まずはじめに、玄関に飾る「門じめ」を作りました。

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「門じめ」は、竹の棒に藁を巻き付けてのれんのような形をしています。

(飾るときには、中央にウラジロと橙をつけます)

作ってます。

藁をなうという作業がないので、小学生の方やはじめて藁に触れた方でも簡単に作ることができます。

つづいて、藁をなって作る「輪じめ」や「車じめ」の作り方も教わりました。

輪じめを作ってみましょう!

藁をなうという作業は思った以上に難しかったようですが、最後にはみなさんコツをつかんで、完成させることができました。

これで、お正月の準備はバッチリですね♪

歴博の???と一緒に

11月 19日 木曜日

 今日は朝から学芸員もソワソワしていました。なぜなら、民俗展示室1「愛媛の祭りと芸能」に展示している資料の特別利用(博物館資料を閲覧や写真撮影など特別に利用すること)があったからなのです。本日のご利用目的は、新居浜の太鼓台と一緒に結婚の前撮りです。衣裳を身につけて当館までの車の移動は大変だったと思われますが、新郎新婦は疲れも見せず、撮影は順調に進みます。

今日ばかりは、民俗展示室も一転して華やいだ雰囲気に映りますね。
お二人、末永くお幸せに~。

森の時計をつくろう

11月 15日 日曜日

 15周年記念イベントでは、14日から始まった巡回展「森のめぐみ展」の関連として「森の時計をつくろう」を行いました。実りの秋、どんぐりなどの木の実を飾りにした時計をつくろうという企画です。

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 会場は、どんぐり、松ぼっくり、綿の実など、飾りつけの素材でいっぱいになりました。それぞれが思い思いに時計盤に飾り付けをしていきます。

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 自分オリジナルの森の時計が完成しました。

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