


8月23日(火)から始まった5名の博物館実習ですが、最後の2日間は午後からワークショップの補助を行いました。内容は、小さなガラスや砂をレジンで混ぜて紫外線で固め、かき氷のキーホルダーを作るものです。何色にするか、何をのせるかによって、いろいろなかき氷ができます。
初日の27日、実習の記録写真を撮るため会場に向かったところ、実習生の多くが立ったままです。どうやらキーホルダーを作っている子どもたちとコミュニケーションがとれない様子。作り方は知っていても、子どもに伝えることができていないのです。明日はどうなることかと思い、1日のまとめの際に反省会をしました。
最終日の28日、会場に行ってみると実習生が今何をすべきか考えながら行動していました。子どもの視線にあわせてしゃがみながら、「上手にできてるね」、「何年生?」、「どこから来てくれたの?」、「難しいところある?」と問いかけながら手伝いができていました。時間があるときは容器を洗ったり、アルコールで机や椅子を拭いたり、よく気がつくようになっていました。
最終日には実習生の指導教官が視察に来られました。昨日との違いをお伝えすると、マスクで顔が見えない大学生活、コンパも行われず、ゼミの行事も受け継がれない中で、コミュニケーション能力を心配されていました。ですが、子どもと話しながら適切なアドバイスをしている様子に安心された様子でした。
今回の実習生は静かであったため、どのような最終日を迎えるか心配していたのですが、最終日に大きく成長した姿を見せてくれました。実社会に出ると学生時代のように優しく教えてくれる機会は少なくなります。5名の実習生が今後どのような道を歩むかわかりませんが、6日間の実習生活で学んだことを活かしてください。みなさん、おつかれさまでした!