‘常設展おすすめ情報’ カテゴリーのアーカイブ

五月飾りを展示しました

4月 13日 金曜日

テーマ展「おひなさま」も終わり、季節の主役の交代ということで、民俗展示室2の海・山・里の家に五月飾りを展示しました。


当館が所蔵する中で、最も大きな幟飾(のぼりかざ)りを展示しています。高さが214センチもあり、天井(てんじょう)に届かんばかりです。


この幟。裾の端にぶらさがっているものにも注目してみてください。ここには一般的には括(くく)り猿という風押さえの錘(おもり)がつけられていましたが、この幟にはその名のとおり毛植えのかわいらしい猿が付けられています。昔の人のユーモアが感じられます。

ゴールデンウィークは特別展「リカちゃん-夢とあこがれの45年-」が開催されますが、常設展示には男の子の五月飾りが展示され、子ども歴史館でも大人気のよろいの着付け体験が実施されます。男の子もぜひゴールデンウィークはレキハクへ!!

昔のくらし探検隊 春編

4月 6日 金曜日

  愛媛県歴史文化博物館では、学習支援プログラムの一つとして「昔のくらし探検」というプログラムをご用意しています。

 昭和の民家を復元した展示室を舞台に、昔の家や道具を実際に見て、触って、昔のくらしを身近に考えてもらうプログラムです。

 展示室にある道具や食事模型は季節に合わせてすこしずつ替えており、今回は春の「昔のくらし」を探検隊に体験してもらいました。

4月5日に「昔のくらし探検隊」として来館してくれたのは小学校1年生から6年生までの7人です。その様子を紹介します。

 丹原町の農家をモデルにした「里のいえ」では、昔の蓄音機で「うれしいひな祭り」など、レコードの音色を楽しんでもらいました。レコードを見て「フロッピーだ!」と話すこどもたちに絶句した昭和生まれの隊長たちでした。

 

レコードの溝や蓄音機の仕組みに興味深々のこども達です。

   同じく里のいえの箱膳は、食事の時はテーブルに、食事以外の時は食器をしまう道具になるものです。

 里のいえは、その広さや食事の様子などから、「海のいえ」「山のいえ」を抑えての一番人気でした。

 里のいえと山のいえの間にある展示コーナーでは、季節に合わせて田植の写真パネルや稲作関連の資料を展示しています。写真パネルに写っている「田植定規」が里のいえの意外なところに収納されており、「ここです!」と力強く指差す隊長です。

どこにあるかは展示室で見つけてみて下さいね。

城川町にある民家をモデルにした山のいえには、山の仕事に欠かせないショイコ(オイコ)があります。背負ってみてその重さを体感します。

「重くないよ」

と元気に答える子どもたちですが、これで山道を登るのは大変な作業です。

 昔の道具に触れて動かして体験する「昔のくらし探検隊」は、2012年度も元気に活動予定ですので、入隊お待ちしております。

まちがい探し

3月 15日 木曜日

昭和初期の家屋を復元した民俗展示室3「愛媛のくらし」ですが、この度マイナーチェンジをしました。 次の2つの写真で違いがお分かりになりますでしょうか? 

 

 

 はい。番傘が新しくなりました。

「昔のくらし探検隊」では人気の道具の一つです。番傘を持ってみたり、開いてみて現在の洋傘との違いを体験してもらいます。重さや素材、使い方や収納方法など、色々な相違点が実際に体感できます。

その際には、番傘を大切に扱ってもらうのですが、やはり破れや傷みが出てしまいますので、今回番傘を新しくしました。

 開いてみるとわかりますが、破れていてからかさお化けのようです。

 

 こちらが新しい傘ですが、色が違うのがお分かりでしょうか?

番傘は、和紙や竹で出来ています。雨が染みないように、柿渋や油を塗ります。

できあがったばかりの紙はまだ白っぽく、経年と共に茶色になっていくようです。

平成4年の時点では、愛媛県内にも和傘職人としてお店を構えていた方が、西条市・内子町・御荘町に少なくとも三人はいらっしゃったようです。

こちらの2代目番傘も「昔のくらし探検隊」の際に大活躍してくれると思います。

 (参考資料)

愛媛県教育委員会「愛媛県の諸職-諸職関係民俗文化財調査報告書-」平成4年3月

歴史展示室4におもちゃ屋ができました!

3月 14日 水曜日

先般の休館日を利用して、展示室のメンテナンスを行いました。いくつかのガラスケースは、展示資料を外して内側からも清掃します。春休みには、きれいなケースでたくさんの来館者をお迎えしたいと思います。

いくつかの箇所では、展示替えも行いました。一番大がかりな展示替えの箇所は、歴史展示室4の昭和の展示コーナー。文具屋・本屋さんがおもちゃ屋さんに大変身。

この展示替えは、ゴールデンウィーク期間に開催される展覧会にあわせたものです。ゴールデンウィークの展覧会も近いうちにご報告できると思います。春は宇和島まで伸びた高速道路を使ってぜひレキハクへ。

おひなさま、展示中です

2月 18日 土曜日

一日中寒かったり、雪がたくさん降ったりと厳しい冬が続いていますが、今日はようやく太陽が顔をのぞかせ、 少し暖かくなってきました。やっと春が近づきつつあります。

春といえば博物館恒例の展覧会「おひなさま」。今年は少し規模を縮小して、常設展示の一環のテーマ展として2月21日(火)から文書展示室で開催します。西条藩松平家のおひなさまはいつも大きなケースに段を組んで、たくさんの御道具と一緒に展示しますが、今回は普通のケースに男雛、女雛、御所人形を並べています。

西条藩松平家のおひなさまは、京都の公家一条家出身の通子(ゆきこ)が9代藩主松平頼学(よりさと)に嫁ぐ際に持参した有職雛(ゆうそくびな)です。有職雛とは公家の装束を正しく考証してつくられたおひなさまで、公家出身の通子にふさわしい品といえます。いつも雛段の最上段に飾られ、すこし遠くに見えていた有職雛も、今回の展示では目の前でじっくりと見ることができます。雛の背丈にみあう文様を別織りにして丁寧につくられたオーダーメイドのおひなさま。江戸時代の職人の素晴らしい技をぜひ間近で御覧ください。

考古展示室テーマ展 開催中!!

2月 11日 土曜日

 

  本日(2/11)より考古展示室にて「発掘南予の遺跡PART2 南予の中世城郭」を開催しております。この展示は、松山自動車道 西予宇和―宇和島北間の開通を記念して、当自動車道建設工事等に伴い発掘調査が行われた大洲市から西予市・宇和島市域の中世城郭・集落遺跡の調査成果を中心に紹介するものです。

  展示資料の中から地域の歴史を再発見していただければ幸いです。

  展示構成・展示遺跡は次のとおりです。

  発掘調査成果 大洲市 元城跡(※参考資料 遺物写真展示) / 西予市 音地遺跡 松葉城跡(※参考資料 遺物写真展示)/宇和島市三間町 正徳ヶ森城跡・角ヶ谷城跡・岩倉城跡・務田遺跡/宇和島市 中津倉城跡・板島城跡・長松寺城跡・柿の木西法寺遺跡/宇和島市津島町 熱田城跡

  写真展示   南予の中世城郭

 関連事業として、5月以降に考古講座を開催予定です。(詳細が決まり次第お知らせします。) 展示は9月23日(日)までの予定です。この機会に是非ご覧ください。

お正月料理と昔の暖房道具

12月 21日 水曜日

 

民俗展示室には実物大の復元家屋があり、季節に合わせて料理や、部屋の道具を替えています。

先日、寒い冬を暖かく過ごすための民具とお正月料理の食事を展示しました。

丹原地方の農家をモデルにした里のいえにずらりと並んだ暖房道具です。

あんかやこたつ、火鉢など用途に応じて様々な形をしています。

いずれも炭を燃やして熱源としていました。

後列の二つはやぐらごたつといって、上に布団をかけて使います。

同じ道具に見えますが、左側のこたつは熱源が炭ではなく電気で暖かくなります。

また、同じく里のいえにはずらりとお正月料理も並びました。

箱膳にのりきらないほどのご馳走です。

数の子や五目豆、紅白なますなどは現代のおせち料理でも見られます。

また、白いご飯を食べることができるのは、お正月などやお祭りなど特別な時だけでした。普段の食事は麦を混ぜたご飯です。

現代のお正月料理と比べてみても面白いかもしれません。

「お正月・めでた尽くし」と合わせて、ぜひお正月は家族皆でれきはくにいらして、目で暖かさとおめでたさを味わってください。

巨大な紙幟(かみのぼり)

12月 15日 木曜日

お正月、1月2日(月)から開催されるテーマ展「お正月・めでた尽くし」展の設営・列品は着々と進んでおります。

14日には、巨大な紙幟が2点、登場しました。

展示室のフロア狭しと、広げられたこの紙幟。

明治時代初期に宇和島市内で端午の節句に掲げられていました。

この巨大な紙幟が空にはためいた様子を想像するだけで、気分が高揚してきます。

今回は博物館で展示ということで、間近でじっくり見ていただけますので、大きさももちろんですが、おおらかな絵柄も味わってください。

先日ご紹介した、大きな神社幕に負けないスケールとおめでたさを備えた巨大紙幟、もちろん絵柄もおめでたいものになっています。

どのような思いのこもった絵柄か、展示室で確かめてください。     

お正月、れきはくの企画展示室でお待ちしています。

「お正月・めでた尽くし」展準備中です。

11月 24日 木曜日

  現在、愛媛県歴史文化博物館では「邪馬台国時代の伊予・四国」が好評開催中ですが、その一方で次の展示も準備中です。

 お正月、1月2日(月)から開催されるテーマ展「お正月・めでた尽くし」展はその名のとおり、愛媛のお正月にちなんだ行事や、おめでたい図柄の持つ資料、干支である辰(龍)にちなんだ資料などを写真パネルとあわせて展示します。

 先日、「お正月・めでた尽くし」展で展示する資料をお借りするために、西宇和郡伊方町の個人のお宅におじゃましました。

 こちらでお借りしたのは「伊勢型紙」です。伊勢型紙は布を染める時に使う「道具」ではありますが、バラエティに富んだ美しい文様には目を見張るばかりです。

 その伊勢型紙の中から、おめでたい文様の資料をお借りしてきました。

 まずは、絶対にはずせない龍の文様です。

 龍をモチーフにした型紙も、龍の顔や構図、背景などの異なる多彩なデザインのものがあります。

 そしてずばり「寿」の字をデザインに入れた型紙もあります。

 こちらは、同じくおめでたい菊ととりあわせてあります。

 福を呼び、災いを遠ざける縁起の良い文様は、見ているだけでこちらまで幸せになり、元気をもらうような気がしてきます。

 中には「どこがおめでたい模様?」と思われるものもあると思いますが、そこには深い(もしくはだじゃれ的な)意味が隠されていますので、ご家族みんなで考えてみられてはいかがでしょうか?

お正月にはぜひご家族そろって歴博においでください。

テーマ展「お正月・めでた尽くし」

会期 平成24年1月2日(月)~2月5日(日)

会場 企画展示室

*常設展示観覧券が必要です。

明治・大正時代の納経帳

9月 16日 金曜日

民俗展示室3「四国遍路」は、9月7日に一部資料の展示替えを行いました。

今回新たに収蔵品となった、明治~昭和初期にかけてのお遍路さんの所持品を展示しました。これは伊予国東宇和郡多田村(現、西予市宇和町)出身の遍路が、実際に四国巡礼を行った際に所持したもので、納経帳、念珠、札挟み、参拝記念のお土産などからなります。その中から納経帳を紹介します。

1 明治時代の納経帳  

この納経帳は明治38(1905)年のもの。地元の43番明石寺をスタートして42番仏木寺へ進み、その後、逆打ちで巡礼しています。44番大宝寺で結願。ほとんどの札所では、納経印が3つ押印されており、同じ納経帳を使用して3回巡礼したことがわかります。納経印があるのは全100箇所を数えます。88箇所の通常の札所以外に途中、篠山神社、13番奥院の建治寺、柳水庵、箸蔵寺、65番仙龍寺、60番前札の清楽寺、86番奥院の地蔵寺、生木山正善寺、延命寺、5番奥院五百羅漢などの、番外霊場や奥院に参詣していることがわかります。

2 大正時代の納経帳

表紙に「奉納経」とあります。扉に高野山普賢院の弘法大師像が印刷されています。1番霊山寺から順打ちで廻り、88番大窪寺で結願しています。ほとんどの札所では、納経印が5つ押印されており、この納経帳を使用して5回巡礼したことがわかります。また、番外霊場月山神社の納経の墨書から、納経帳は大正10(1921)年頃のものと考えられます。

納経帳は四国遍路に必須の携行品です。納経帳を調査することによって、四国遍路を行った人物、年代、参詣先、巡礼ルートなど、多くの情報がわかり、四国遍路の歴史を探る上でとても貴重な資料といえます。

 
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