‘常設展おすすめ情報’ カテゴリーのアーカイブ

歴史展示室1の展示替え

3月 11日 木曜日

 先日の休館日に行なわれた展示室の点検作業に合わせて、歴史展示室1では展示替えを行いました。

 上の写真がこれまでの展示風景です。

 下の写真が今回実施した展示替え後の様子です。違いがわかるでしょうか?

 昨年4月~6月に開催した企画展「えひめ発掘物語2&絵で見る考古学」にて展示した早川和子氏作成の遺跡復元画3点をパネルにして展示しています。この復元画の取材時の様子は過去の記事遺跡復元画ができるまで-3 をご参照ください。

 特に今治市相の谷1号墳を紹介するコーナーでは、これまで展示していた模型に替わって、パネルで古墳築造の様子を紹介するとともに、出土遺物の一部を新たに展示しています。

 もう2枚の新しいパネルは展示室で探してみてはいかがでしょうか。

ひと足はやい春

1月 30日 土曜日

 特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術~姫君からモダンガールまで~」の開幕が近づいてきました。毎年、春恒例の展示として定着した「おひなさま展」は、今年は常設展示室の考古展示室・文書展示室でテーマ展として開催します。

 細々とお道具が付いたおひなさまを展示するのは時間がかかるので、今週から列品を始めました。昨日には民俗展示室2の三つの民家に段飾りを展示して、ご覧いただけるようになりました。博物館にひと足はやい春が訪れたようです。

 特別展、テーマ展はいずれも2月16日(火)に開幕します。今しばらく準備の日々が続きます。

テーマ展「木の考古学」始まりました。

12月 1日 火曜日

 11月14日(土)から開催の愛媛県総合科学博物館巡回展「森のめぐみ」に合わせ、考古展示室におきまして「木の考古学-遺跡からのメッセージ-」が始まりました。

 博物館が収蔵する愛媛県内出土の木製品のうち、今から約2300年前のものから600年前くらいのものを、農具や建築用材、うつわ、装身具等に分類し展示しています。

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 この展示は、来年1月24日(日)まで開催しています。
 常設展示室の一部ですので、常設展示観覧料が必要となりますが、ぜひ見にいらしてください。

テーマ展「描かれた伊予の旅路と風景」まもなくオープン!

9月 11日 金曜日

 9月15日(火)から開催の特別展「広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展」に合わせ、テーマ展「描かれた伊予の旅路と風景」を考古展示室・文書展示室にて開催します。

 博物館が収蔵する、絵巻物・浮世絵・画帳・観光用鳥瞰図といった絵画資料の中から、瀬戸内海の航路や伊予の名所・風物などを描いた資料を特集して展示します。

 また、第2会場として、館蔵絵画資料のうち主に有名な絵巻物の模本を中心に紹介するコーナーも設けます。

 現在、開幕直前、列品作業も終盤です。どの場面を広げるか悩みながら絵巻を広げたり、何の絵を見せると楽しいか考えながらページを開けたり、何の場面・どこの場所かが分かるようにキャプションラベルを付けたり、結構いろいろがんばっています。

 

列品作業中

   列品作業中

  常設展示の一部となりますので常設展示観覧料が必要になりますが、同時開催の特別展とも関連性のある展示ですので、ぜひこの機会に特別展・常設展共通観覧券にて両展示ともご覧になってみてください。

 展示する絵画資料の多くを写真掲載した『絵画資料目録』(1,100円)も販売いたしますので、こちらもぜひ。

昭和初期の絵本とおもちゃ

7月 29日 水曜日

キンダーブック

 今回の展示替えでは、最近寄贈を受けた資料を中心に、「昭和初期の絵本とおもちゃ」のコーナーを設けました。なかでも、日本最初の月刊の保育絵本として有名な『キンダーブック』を展示しています。

 『キンダーブック』を創刊した高市次郎は、明治9年に平井谷(松山市平井町)に生まれています。愛媛で小学校に勤めた後に、上京して玩具店を開店。昭和2年に幼児向けの知識絵本、「キンダーブック」を刊行します。科学的視点を取り入れた「キンダーブック」は「観察絵本」と呼ばれ、幼稚園を通じて各家庭に配本され、1930年代には月約10万部の部数を誇りました。

 戦争が激しくなるにつれ、おもちゃの素材は金属製・セルロイド製が姿を消して、紙や木などが主流となります。絵本も戦意昂揚の手段となり、「キンダーブック」の表紙にも戦争をモチーフにしたものが増えていきます。

置き薬

7月 23日 木曜日

 家庭用の置き薬はいざという時に重宝します。使った薬を定期的に補充して、使った金額だけ払う仕組みで、特に「富山の薬売り」が有名です。

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 愛媛大学の地理学教授であった村上節太郎が昭和37(1962)年に撮影した写真の中にも、富山の薬売りは登場します。自転車の荷台には、薬売りのトレードマークの柳行李がのっかっています。柳行李を開けると、原色のケバケバしいデザインの薬袋がたくさん詰まっていました。各家には赤い薬箱が大抵置いてあり、使った薬を定期的に補充してくれました。おまけとしてくれる紙風船、コマなどを楽しみにしていた子どもも多くいました。

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写真は展示替えした「置き薬」のコーナー。

レトロパッケージ

7月 16日 木曜日

 特別展「歌舞伎と文楽の世界-愛媛の伝統芸能-」が開幕しましたが、近・現代の常設展示室もいくつかのケースの展示替えを行いました。その一部を紹介します。

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 こちらのケースでは、さまざまな商品のパッケージを展示しています。紙箱やブリキ缶は、商品のイメージを分かりやすく伝えるレトロなデザインで埋め尽くされています。中でも目につくのはキャラメルの大箱。昔のポケット物のキャラメルは、このような大きな箱に詰められて、メーカーから卸店へ運ばれていました。

 展示している大正時代の森永ミルクキャラメルの大箱にはエンゼル(天使)、昭和初期の明治ミルクキャラメルの大箱には当時の人気キャラクター正ちゃんが描かれています。商品広告にキャラクターは付き物ですが、エンゼルも正ちゃんも現在のキャラクター文化の原点ともいえそうです。

 なお、今日のNHK総合テレビの「いよかんワイド」では、「歌舞伎と文楽の世界-愛媛の伝統芸能-」の会場からの生中継があります。こちらもお見逃しなく。

蚊帳はじめました。

6月 30日 火曜日

 やっと梅雨らしいお天気になりました。
 とはいえ、梅雨とは名ばかりの暑い日が続いていました。窓を開けて網戸で涼しい風を入れてお休みになった方も多かったのではないでしょうか。
 そんな中博物館でも夏仕様に模様替えということで、民俗展示室2の「海のいえ」に蚊帳を吊りました。蚊が入ってくるのを防ぐネットのことを「蚊帳」といいます。
 夏の夜、部屋の中に蚊帳を吊るすと、蚊にわずらわされず、ぐっすり眠ることができました。
 時には捕まえた蛍を蚊帳の中に放して、その光を楽しむこともあったそうです。
 気をつけることは蚊帳を大きく開けて出入りしないこと!!そーっと入らないと、蚊も一緒に蚊帳に入ってしまうからです。

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 蚊帳の中に人がいるのがおわかりでしょうか。ぼんやりとしか見えませんね。
 「蚊帳の外」にいると、中の様子がはっきりとわからないことから、「内情がよくわからない」「仲間はずれ」という意味で「蚊帳の外」という表現を今でも使います。

こいのぼりのなかに はいってみよう!

4月 29日 水曜日

 4月28日、エントランスホールに出現した「こいのぼりのなかに はいってみよう!」コーナー。

 初日の朝から職員が興味津々にのぞきこんでみたり、自ら入って通り抜けられるかどうかを試してみたりと大人には大好評。しかし、こうなってくると担当者としてはこどもたちの反応が気になってきます。
 遊びに来てくれたお子さんに、「こいのぼりの中にはいってみない?」と勧誘してみます。(決して、あやしい人ではありません)

 とても気にいってもらえたようで、何度もこいのぼりトンネルを行ったり来たりしてくれて担当者もうれしいかぎり。また、遊びに来てね。
 こちらのコーナーは6月中旬まで設置しています。

鯉のぼりの登場です!

4月 28日 火曜日

 先日から展示準備をはじめていた鯉のぼりですが、やっと展示作業にこぎつけました。
 休館日の朝、業者さんにお願いしていた鯉のぼりが、鯉の形になって博物館に戻ってきました。

 展示するにあたり、業者さんと相談して、風できれいにふくらんで気持ちよく泳いでいるようにするためにグラスファイバーで作った骨組みを取り付けてもらいました。
 内部はこんな感じになっています。

 高所作業用のタワーを組んで、作業開始です。

 来館されるお客さまをお迎えするかのように、天井から鯉が2匹、仲良く泳いでいます。

 つづいて、今回のいちおし。
 こどもたちに間近で鯉のぼりの大きさを実感してもらうための「こいのぼりのなかにはいってみよう!」コーナーです。
 こちらの鯉には、こどもたちに靴をぬいで中を歩いてもらうことができるように、ふくらませるためのグラスファイバーとともに板を敷きいれていきました。

 完成するとこんな感じ。

 この大きな口をあけた鯉のぼりは、昭和58年生まれの方のもので、明治37年創業の黒田旗幟店(宇和島市)製です。現在でも大漁旗などの染め物の傍ら、鯉のぼりの製造を手がけておられます。床置きにしたためあまり見えませんが、みかん色のお腹があざやかな手染めの鯉のぼりは地元でとても人気があります。この鯉の大きさは口の大きさが約1m、全長は約9m50cmもあるんですよ。大人だって入ることができちゃいます。ぜひ、中に入って大きさを体感してみてください。でも中を歩くときは、鯉がびっくりしないようにそっとあるいてくださいね。

 まだまだ作業は続きます。
 民俗展示室2の海・里・山の民家が建ち並ぶコーナーへ移動。
 こちらに展示したのは、昭和24年生まれの方の鯉のぼり、真鯉(黒い鯉)と緋鯉(赤い鯉)の2匹です。真鯉、緋鯉ともに全長は約5m80cmあります。

 現在主流の鯉のぼりのような派手さはありませんが、筆づかいが豊かで鯉らしく写実的なフォルムをしています。文政5年創業の若松旗店(八幡浜市)製です。現在は鯉のぼりの製造は引き受けておられないようですが、地細工紺屋として着物をはじめ、寺社仏閣の幟、旗、風呂敷など、藍染めの品一切を手がけておられます。

 1日がかりの大がかりな作業となりましたが、無事に展示できて一安心。
 博物館は端午の節句に向けて季節感たっぷりです。GWはぜひ博物館へ足をお運びください。

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