‘常設展おすすめ情報’ カテゴリーのアーカイブ

早変わり

3月 11日 水曜日

昭和初期の台所

 先日の休館日、常設展示の保守点検が行われました。大きな点検は毎年2回行われ、オープンになっている模型の清掃や破損物の取り替え、映像機器の調整、高所ライトの玉切れ交換などが行われています。

 また、昭和の展示コーナーでは、女の子の部屋から昭和初期の台所へ早変わり。休館日を利用して、少しずつ展示も変わっています。

企画展プレ展示「絵で見る考古学―早川和子原画展―」開催中!

2月 26日 木曜日

展示風景

 当館では4月25日(土)から企画展「えひめ発掘物語Ⅱ&絵で見る考古学―早川和子原画展―」を開催いたします。
 この展示は、発掘調査成果の学術的な要素をふまえ、日本各地の遺跡を人々のくらしとともに生き生きと描く考古復元イラストの第一人者である早川和子氏のイラスト原画約70点を紹介するものです。今回は、プレ展示として9点の作品を考古展示室にて先行公開しています。一足前に展示作品の一部をご覧ください。

■展示作品
・石器を作る人々(大阪府翠鳥園遺跡)
・栗林と貯蔵穴(青森県三内丸山遺跡)
・環濠を掘る(佐賀県吉野ヶ里遺跡)
・縄文と弥生の文化が集うムラ(愛知県朝日遺跡)
・大首長の葬儀(京都府椿井大塚山古墳)
・埴輪をつくる(大阪府新池埴輪窯)
・狭い石槨で壁画を描く(奈良県キトラ古墳)
・製鉄遺跡の復原(京都府遠所遺跡)
・宇治平等院の発掘風景(京都府宇治市平等院)

 プレ展示は4月中旬までの予定です。
 また、企画展に合わせ、早川和子氏が県内各地の遺跡を取材し作成した復元画も初公開の予定です。この新作の取材の様子については、後日紹介したいと思います。

歴史展示室3(近世)プチリニューアル!

1月 23日 金曜日

 歴史展示室3(近世)に新しい資料が仲間入り。ちょっとだけ展示が変わりました。

 「幕藩体制下の人々の生活」というコーナーに、「一石五輪塔」という資料が2基設置されました。


 固定作業中です。

 五輪塔というのは、「空・風・火・水・地」を表す形の異なった5種類の石を積み上げて作られた石塔のことで、本来は舎利(骨)を納める容器とされていましたが、後に供養塔や墓塔として作られるようになりました。一石五輪塔というのは、その名の通り一つの石から作り出された五輪塔のことで、室町時代ころから五輪塔は小型化しながら広く普及していきますが、そうした中で費用をあまりかけずかつ運び易いなどの利点から一石五輪塔も流行し、庶民の間で墓塔や信仰の対象などとして用いられるようになりました。
 今回設置した五輪塔の大きい方には、寛文2(1662)年10月14日の年月日や「□岩浄林禅定門灵(霊)位」などの銘文が刻まれていて、江戸時代に作られた五輪塔だということが分かります。

 
 2基目を固定中です。

 常設資料としていつでもご覧になれますので、ぜひご来館のうえ、実物をご覧になってみてください。


 できあがり!

夏休み限定!「妖怪・まじない」展示コーナー

7月 1日 火曜日


夏休みは「れきはく」に行こうか?

れきはく(愛媛県歴史文化博物館)では、夏休み期間中に「妖怪・まじない」に関する展示コーナーを設けます。

展示物の目玉は「百鬼夜行絵巻(ひゃっきやぎょうえまき)」(愛媛県歴史文化博物館所蔵)。今から200年程前の江戸時代に写された絵巻物で、長さは11メートルもあり、約70種類ものお化けが紹介されています。その他に、幽霊や地獄に関する写真パネルも展示します。

鬼は少しこわいかな?

また、まじないコーナーでは、江戸時代、明治時代のさまざまな呪(まじな)い書を展示。昔のまじない・うらない文化を紹介します。

暑い夏、れきはくに来れば、身も心も涼しくなるぞ~。

期間  平成20年7月9日(水)~9月7日(日)
会場  愛媛県歴史文化博物館 文書展示室(常設展示観覧券が必要です。)

<主な展示資料>
「百鬼夜行絵巻」・「夜窓鬼談」・「絵入往生要集」・「地獄極楽絵葉書」・「幽霊絵葉書」・「新撰呪詛調法記」・「増補呪詛調法記」・「永代大雑書萬暦大成」 ・「神道鍛冶絵巻」・妖怪や幽霊、地獄に関する写真パネル


れきはくで待ってるよ~。

展示室のひみつ「くるっと回して・・・」

3月 13日 木曜日

 歴史展示室4の昭和の街かどを再現したコーナーでは、3月9日閉館後、展示替え作業を行いました。
 平成17年度にリニューアルしたこの展示コーナーには、展示替えのためにちょっとした仕掛けが組み込んであるので、その作業風景をご紹介します。

ここは、「昭和初期の台所」だった横幅2mほどのコーナー。
手前に置いてあった展示台を動かして後ろの壁はずすために作業中です。

作業中

はずした壁をくるっと回して裏返すとこんな絵が描かれています。

うらがえし

壁が変わったら、つづいて、板間を表現していた展示台に畳をはめ込みます。
すると、窓のある板間の部屋が、あっという間に襖のある和室の部屋に変身!

展示完了!

 前回、和室の設定ではちゃぶ台を置いた茶の間の風景だったのですが、今回はオルガンや文机、女の子たちに人気のあった着せかえ、流行したリカちゃんをはじめとするファッションドールを展示し、昭和30年~40年代の「女の子の部屋」を紹介しています。この他にも「学校生活」や「スター図鑑」と題して、昭和30年代以降の資料を中心に展示替えしました。詳細は展示室でお楽しみください。

テーマ展閉幕と考古展示室展示替え「えひめ考古学の名品」

3月 12日 水曜日

考古展示室0703

 昨年9月15日から開催していましたテーマ展「古墳に納められた品々~愛媛の古墳文化を探る~」は2月24日に好評(?)のうちに閉幕し、先日借用資料の返却も無事終了しました。このテーマ展の終了に伴い、3月8日から考古展示室では展示更新を行いました。
 今回のテーマは、「学芸員が選ぶ えひめ考古学の名品」というものです。今回の展示替えでは、博物館が保管する大量の考古資料の中から担当学芸員が資料を厳選し、19件の資料・テーマを設定しました。19のテーマは次の通りです。

四国最古の石器群/約二万年使われた赤い石/愛媛県最古の土器/縄文時代の漆技術/国内でも数少ない木製のよろい/弥生人はどんな顔?/県内最大の前方後円墳/破片になった卑弥呼の鏡/渡来人が持って来た土器/古墳時代の飾り馬/1300年前の役所の文房具/古代の高級なやきもの/大量に埋められた中世の銭貨/中世の甕棺のお墓/中世の山城発掘/「与州松山」のやきもの/江戸時代のミニチュア製品/型紙で絵付けされたやきもの/龍の細工の得意な陶工

 また、展示室中央には県内最古の土器をモデルにした土器パズルもあり、子どもから大人までが見て、楽しめる展示となっています。
 展示方法もこれまでとは少し違う工夫をしていますので、この機会に是非ご覧ください。
 展示は9月下旬までの予定です。

展示替え情報 歴史展示室2(中世)

2月 20日 水曜日

 常設展示室内の歴史展示室2(中世展示室)について、一部展示資料の入れ替えをおこないました。
 昨年秋に実施した企画展「戦国南予風雲録」の際に、新たに発見した資料、資料価値の判明した資料がいくつかありましたが、その中で現在当館で収蔵している資料について、少しでも多くの方にご覧いただこうと、一部を常設展示の中世コーナーに展示しました。

新しく出品した資料は、
[1]天正7年河野通直(牛福)感状(忽那亀寿宛て)
 大洲盆地の花瀬城(大洲市北只)で起こった合戦で、河野勢として出陣した忽那通著が討ち死にしたことについて、息子の亀寿にねぎらいの言葉をおくった文書。最近、所在が再確認され、後に当館へ寄贈されました。
[2]銀箔押帽子形兜(ぎんぱくおしもうすなりかぶと)
 滝山城(大洲市長浜町)の城主から庄屋となった久保家に伝来した武具の一つ。僧侶がかぶる帽子(もうす)をかたどり、表面に銀箔を施した兜。新たに発見され、中世から近世への過渡期に成立した貴重な資料であることが判明したものです。


展示替えの様子

[3]刀 銘「備前長船祐定 永正十六年吉日」/脇差 無銘
 同じく久保家に伝来した武具。戦国期から近世初頭に作られたと推定される刀剣です。


展示替えの様子

[4]流旗
 同じく久保家に伝来した旗。神仏号、大山祇神社を示すであろう「三」、上り藤の紋章などが手書きで記され、麻地で作られた簡素で小型の流旗。おそらく実用的なもので、南予地域には類似の流旗が他にも2点伝来しています。


展示替えの様子

[5]光明寺五部大乗経
 光明寺(砥部町)に伝来した五部大乗経。その多くが、中国の元版を模刻したもので、奈良興福寺において春日版として作成された可能性が高いという、極めて興味深い事実が最近明らかとなった資料です。

 ※上記資料の一部は、昨年の当ブログにて([1]=4/26付け、[2]=9/24付け、[3]=10/3付け、[4]=10/1付け)若干の解説を掲載していますので、ご参照ください。

 ほんの数点ではありますが企画展「戦国南予風雲録」で展示した資料が常設展示室に戻ってきます。ぜひこの機会にご覧になってみてください。

もういくつ寝るとお正月

12月 6日 木曜日

今年もあと一ヶ月を切りました。お正月ももうすぐですね。
博物館でもお正月の準備を始めています。
民俗展示室2では、お正月料理が登場しました!

民俗展示室には実物大の復元家屋があり、季節に合わせて料理や、部屋の道具を替えています。
先日、秋の食事からお正月料理の食事へ展示替えをしました。
まずは海のいえ。

ちゃぶ台の上のお雑煮には、海の幸であるフグが具に入っています。
次は里のいえ。

普段は箱膳にのせる食事ですが、お正月にはのりきらないほどのご馳走が並びます。
最後は山のいえ。

囲炉裏を囲んでのお正月料理です。煮物や酢の物など大皿の料理をみんなで仲良く分けて食べたのでしょうか?

海・里・山のそれぞれの土地柄を活かしたお正月料理ですが、共通しているのは、白いご飯です。普段は麦を混ぜたご飯を食べているのですが、お正月など特別な時にだけ白いご飯を食べることができました。

お正月料理は、展示期間が短いことから、ある意味「レア」な展示と言えます。おうちで食べるおせち料理とどこが同じか、どこが違うのか、ぜひ、見にいらしてください。年末年始には、れきはくでお正月気分を盛り上げにきませんか?

テーマ展「古墳に納められた品々」開催中!!

9月 15日 土曜日

川上神社古墳出土杏葉
川上神社古墳出土鐘形杏葉(かねがたぎょうよう)[川上神社蔵]

 本日より考古展示室にて「古墳に納められた品々~副葬品から見た愛媛の古墳文化~」を開催しております。この展示は、当館の保管資料を中心にした古墳副葬遺物を基に愛媛の古墳文化を紹介するものです。特に数回このページで紹介しました今治市相の谷1号墳出土遺物にスポットを当て、当館の資料保存及び整理の成果を公開しています。
 また、県指定文化財(考古資料)である新居浜市金子山古墳出土遺物(昭和63年4月指定)及び東温市川上神社古墳出土遺物(平成19年2月指定)を借用・展示し、県民の宝である県指定文化財を広く公開するものです。

 展示構成は次の通りです。
1.古墳とは?副葬品とは?
2.相の谷1号墳と前期の古墳
3.樹之本古墳と中期の古墳
4.経ヶ岡古墳と後期の古墳
5.塩塚古墳と終末期の古墳
6.川上神社古墳と出土遺物
・トピック展示 飾られた土器-装飾須恵器/古墳には何人埋葬されたの?/陶質土器-海を渡ったやきもの

 他に県内の古墳から出土した馬具を基に復原した「飾り馬」模型を展示し、古墳の副葬品についての理解を深めていただけます。

 この展示の目玉資料の一つは、東温市川上神社古墳出土遺物(県指定文化財)です。金メッキを施した馬具のセットは、奈良県藤ノ木古墳出土資料に類似し、中央政権と関連が深い被葬者像が想定されます。県文化財に指定後、馬具をまとまって展示公開するのは今回が初めての機会です。

 関連事業として展示解説と考古講座を実施予定です。
■展示解説
10月14日(日)・12月16日(日)・2月17日(日)15:00~
解説:当館学芸員
■考古講座
平成19年9月29日(土)13:30~15:00
「副葬品から見た愛媛の古墳時代」冨田尚夫(当館学芸員)
平成20年2月9日(土)13:30~15:00
「埴輪から見た愛媛の古墳時代」山内英樹氏((財)愛媛県埋蔵文化財調査センター)

 展示は来年の2月24日(日)までです。この機会に是非ご覧ください。展示資料については、数回にわたり紹介したいと考えています。

「発掘 南予の遺跡」 後1ヶ月で閉幕。お見逃しなく!!

5月 26日 土曜日

 現在、考古展示室では、博物館がある県南西部の南予地域の身近な歴史を紹介する「発掘 南予の遺跡~身近な歴史を見て・ふれる?~」を開催しています。
 南予地域では、この10数年の間に高速道路建設や史跡整備に伴い多くの遺跡の発掘調査が行われています。今回の展示では、(財)愛媛県埋蔵文化財調査センターが発掘調査を実施した遺跡を中心に、旧石器時代から近代にいたる17遺跡の調査成果をわかりやすく紹介しています。
 主な展示項目は次の通りです。

・四国最古の石器群-伊予市双海町東峰遺跡第4地点-
・大洲盆地を見下ろす山城-大洲市元城跡-
・時代のものさしになる弥生土器が出土-西予市宇和町上井遺跡-
・縄文時代の石器製作跡-宇和島市津島町犬除遺跡2次調査-
・戦国南予の戦乱-宇和島市正徳ヶ森城跡・岩倉城跡・角ヶ谷城跡・長松寺城跡―

 これらの調査成果は、南予地域の歴史を検討する上で新しい資料ばかりです。展示室内には、発掘で出土した土器をさわるコーナーもあります。この機会に地域の身近な歴史資料を見て・ふれてみませんか?
 なお、この展示は7月1日までの予定です。お見逃しなく!!

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