‘常設展おすすめ情報’ カテゴリーのアーカイブ

四国遍路展示室 展示替えしました!

1月 21日 木曜日

常設展示室「四国遍路」(民俗展示室3)の展示替えを実施しましたのでお知らせします。

今回、展示替えしたコーナーは「四国遍路の盛行」、「近現代の四国遍路」、「ミニ霊場」、「巡礼の歴史」。各コーナーでは、下記の館蔵資料を新たに展示しました。

■常設展示に加わった資料

<四国遍路の盛行>

・四国徧禮(へんろ)絵図(江戸時代)

・江戸時代のお遍路の所持品(納経帳、札挟み、四国中御宿入用控、四国順拝日付帳、文政11〈1828〉年)

<近現代の四国遍路>

・写真パネル「四国霊場第15番恩山寺」、「四国霊場第40番観自在寺」(『四国霊場名勝記』より、明治42〈1909〉年)

・戦前のお遍路の所持品(納経帳、納札、札箱、手甲、脚絆、さんや袋、記念写真、郵便葉書、昭和11〈1936〉年)

・講中札「永代大師講」(明治時代)

・講中札「千人講」

<ミニ霊場>

・『御府内八十八ヶ所道知るべ』

(慶応2〈1866〉年)

<巡礼の歴史>

・西国順礼道中絵図(江戸時代)

江戸時代に伊予国篠山道周辺で刷られた四国遍路絵図、明治後期の四国霊場の様子を記録した写真集『四国霊場名勝記』、江戸時代と昭和(戦前)のお遍路の所持品、四国八十八ヶ所霊場の巡拝を目的として結成された代参講の資料(講中札)、江戸時代の御府内 (江戸)に設けられた四国霊場の案内記、四国遍路に大きな影響を与えた西国三十三所巡礼の道中絵図など、貴重な資料を展示しました。この機会に多くの方にご覧いただければ幸いです。

テーマ展「松山城下図屏風―城下町から近代都市へ―」開幕!

12月 22日 火曜日

本日12月22日(火)から、テーマ展「松山城下図屏風―城下町から近代都市へ―」が開幕しました。

「松山城下図屏風」を公開するとともに、関連資料から城下町松山の姿、明治以降に近代都市として成長を遂げていく松山の歩みなどを紹介します。

この機会にぜひご覧ください!

会期 2015年12月22日(火)~2016年1月31日(日)
展覧会の詳細はこちら

テーマ展「松山城下図屏風―城下町から近代都市へ―」まもなく開幕!

12月 18日 金曜日

愛媛県歴史文化博物館では、12月22日(火)から1月31日(日)まで、テーマ展「松山城下図屏風―城下町から近代都市へ―」を開催します。

本展示では、「松山城下図屏風」を中心に、松山城主であった加藤家、蒲生家、久松松平家に関わる資料、古絵図などの関連資料も交えて城下町松山の姿を紹介するとともに、明治以降、城下町を基盤としながら近代都市として成長を遂げていく松山の歩みについても、吉田初三郎による鳥瞰図、古地図、古写真によりたどります。

現在、展示作業は順調に進み、「松山城下図屏風」も無事展示ケースにおさまりました。
開幕前にもかかわらず、すでに取材も入りました。

約300年前の城下町松山を詳細に描いた屏風、見る人それぞれにいろんな発見があると思います。
「松山城下図屏風」、この機会にぜひお見逃しなく!

会期 2015年12月22日(火)~2016年1月31日(日)
展覧会の詳細はこちら

博物館で冬のくらしをみてみよう

12月 2日 水曜日

 師走になり、めっきり寒くなりました。博物館でも冬支度です。
 11月の終わりには当館ボランティアさん3名とともに愛媛県歴史文化博物館の民俗展示室2において展示替えを行いました。
 まずは、復元家屋の海のいえ、里のいえ、山のいえ、それぞれの食事模型をお正月料理のものに展示替えしました。

 こちらは丹原町の農家をモデルに復元した里のいえでの様子です。
 お正月やお祭りなどハレの日にだけ膳にあがる白米やお雑煮など、二段の箱膳に乗り切らないほどのお正月料理を並べていきます。
 食事模型の展示替えでのポイントはお昼ごはんを食べた後に作業をすること。
 リアルにできている模型ですので、お昼前に作業をするとおなかがすいてくるほどです。
 現代のおせち料理にも見られる、数の子や昆布を使った料理、お雑煮もありますので、比べてみるのもおススメです。

 次に、海のいえの座敷で見ることができる冬の道具が「夜着(よぎ)」です。

 きもののような形をしていますが、布団のように夜眠る時に使う寝具です。
 この資料はお客様用の夜着ですので、華やかな色合いをしています。また襟や首のあたる部分にはビロードが使われており、暖かく眠るだけでなく肌触りも考えられています。
 「夜着」のような昔の道具を実際に体験できるのは博物館では「特別」のこと。
 普段は申し訳ありませんがご遠慮いただいております。
 しかし!夜着をはじめとした昔のくらしを「知る」だけでなく「体験」もできるイベント「昔のくらし探検隊♪冬のくらし編」が新春のれきはくイベントで行われます。
 小学校3年生の社会科では「昔の道具とくらし」を学校で学びます。火鉢やこたつなど冬の道具の仕組みや、番傘やオイコなど時代劇や教科書に出てくる昔の道具に博物館で出会うことができますので、ぜひおいでください。

「昔のくらし探検隊♪冬のくらし編」

 学芸員とめぐるれきはく内探検ツアー!昔のくらしってどんな感じ?

日時    :1月3日(日)13:30~(一時間程度)
集合場所 :総合案内付近
参加費   :常設展チケット(当日券)が必要(中学生以下は無料)
       *受付は13:00から行います

 新春の博物館でお待ちしています。

常設展示室(中世・近世)を展示替えしました。

11月 6日 金曜日

当館の常設展示室では、多くの資料を展示していますが、貴重な博物館資料の保存ならびに公開のため、随時展示替えを行っています。
さる11月4日(水)の休館日、特別展「四国遍路と巡礼」の展示替えにあわせ、歴史展示室2(中世)と歴史展示室3(近世)の展示替えも行いました。
展示替えの作業風景
どんな資料が展示室に登場したのでしょうか・・3点ご紹介します。

「西禅寺文書」【愛媛県指定有形文化財】のうち
宇都宮蓮智(貞泰)寄進状
観応3年(1352)
西禅寺所蔵/当館寄託
西禅寺文書
西禅寺(大洲市)は南北朝初期に瀧ノ城(大洲市)城主津々木谷(つづきや)行胤が創建したとされる禅宗寺院です。西禅寺文書には創建当初の観応3年(1352)年の寄進状(きしんじょう)や置文(おきぶみ)にはじまり、天正8年(1580)年の津々木谷信房寄進状にいたるまでの17通がおさめられています。今回展示したのは、観応3年(1352)6月15日、西禅寺を創建した津々木谷氏の主家宇都宮蓮智(貞泰(さだやす))が、西禅寺興隆のための費用として毎年33貫600文を寄進することを書き残したものです。

「宇和郡石城・竹城絵図」【初公開です!】
文政2年(1819)
当館蔵
石城竹城図
石城
宇和島市吉田町に位置する石城(せきじょう)と竹城を描いた絵図です。石城は、吉田湾に流れ込む立間川と河内川に挟まれた御殿山(ごてんやま)に築かれた山城で、江戸時代、石城の南麓に伊予吉田藩の陣屋が築かれました。
両城は確実な中世文書には登場しませんが、江戸時代前期に作られた軍記『清良記』には、多くの合戦の舞台となった旨の記載が登場します。
絵図では中央に「石城」「竹城」と記し、絵図下部には、両城の高さや距離などが記されており、文政期の伊予吉田藩の測量術についても知ることができます。

「両替道具」(針口天秤、銭升、銭箱、大小板)【初公開です!】
江戸時代
個人蔵/当館寄託
両替道具
両替をする際に用いた道具類です。時代劇などでも目にすることがあります。江戸時代には、金、銀、銭の3種類の貨幣が流通していたため、取引をするうえで両替は重要でした。両替時の計量に用いたのが、分銅を使って正確に量ることができる針口天秤で、両替天秤とも呼ばれました。貨幣の枚数を正確、迅速に数えるために、板に小さな枠を設けた銭升という道具も使われていました。このほか、銭や小判を収納するための銭箱や、取引の月締めに重要な月末日を間違えないために大の月(30日)・小の月(29日)を示すのに用いた看板も展示しています。初公開です!

このほかにも、さまざまな展示資料を入れ替えるとともに、少し解説を見直したり、展示の見せ方を変えてみたりしました。
当館にご来館の際は、ぜひ常設展示室にも足を伸ばしてみてくださいね。

石塔パズル(テーマ展「石手寺周辺を掘る!」)

10月 24日 土曜日

当館では、土器や埴輪などの立体パズルを数多く持っています。その種類は、縄文土器、弥生土器、鶏形埴輪、備前焼、石塔、近世陶磁器です。これらを製作いただいた業者さん曰く、これだけ各時代にわたる多様な立体パズルが揃っている博物館は全国的にもそんなにないそうです。
現在、考古展示室で開催中のテーマ展「石手寺周辺を掘る!-道後地区の発掘成果と国立博物館の里帰り展」では、上記の立体パズルのうち、「石塔パズル」を展示室内に置いています。これはバラバラになった11のパーツを積み上げていき、2つの石塔を組み立てていくものです。大変勉強にもなると思いますので、ぜひ一度チャレンジしてみて下さい。

愛媛県の考古資料が東京国立博物館と奈良国立博物館へ(考古資料相互活用促進事業③)

10月 22日 木曜日

今回の考古資料相互活用促進事業において、当館が国立博物館よりお借りした資料は、「道後今市出土の平形銅剣」と「石手寺経塚出土品」であることは、先日のブログ内で紹介してきたとおりですが、本事業は、相互の考古資料を常設展示として交換展示・公開することを目的としていますので、当然、当館からも東京国立博物館と奈良国立博物館に資料を貸出す必要があります。
そこで、まず当館が東京国立博物館に貸出した資料が、松山市宮前川遺跡群出土の弥生土器・土師器・祭祀遺物(卜骨・土製品)など弥生時代~古墳時代初頭の出土品です。そして、奈良国立博物館へ貸出した資料が、西条市真導廃寺跡出土の古代瓦・奈良二彩と、今治市別名端谷Ⅰ遺跡出土の銅印(奈良~平安時代)です。
これらの考古資料は、それぞれ平成27年12月上旬~平成28年3月頃まで展示される予定ですので、公開中に東京国立博物館や奈良国立博物館を訪れた際は、愛媛の考古学をアピールしている彼らの雄姿をぜひ見てあげて下さい。

「奈良国立博物館からの借用資料」(考古資料相互活用促進事業②)

10月 20日 火曜日

奈良国立博物館

前回のブログに引き続き、当館では、奈良国立博物館とも考古資料相互活用促進事業を行いましたので、その借用資料についても紹介したいと思います。
今回、奈良国立博物館よりお借りした資料は、平安時代後期の石手寺経塚出土品(白磁四耳壺2点・青白磁合子1点)です。

石手寺経塚出土品(奈良国立博物館写真提供(撮影:佐々木香輔氏))

 これは四国八十八ヶ所霊場第51番札所・石手寺の裏山より発見された経塚資料です。経塚とは、末法思想の影響により、経典の消滅を恐れ、それを地下に埋納して後世に伝えることを意図した施設であり、平安時代後期には全国的に盛行します。
本経塚については、発見された明確な場所や経緯が不明な部分も多いのですが、一辺約2mの方形経塚の四隅に、白磁四耳壺が各1本ずつ埋納されていたと伝えられています。この白磁四耳壺は、元々、他の用途で使用されていたものですが、最終的には経巻を納める経筒に転用されました。また、経塚の副納品として青白磁合子なども出土しています。このように平安時代後期に、石手寺の裏山において経塚が造営されたということは、当時、この地が神聖な場所(=霊場)として認識されていたことがうかがえます。

テーマ展での展示風景

 なお、本資料については、『鹿園雑集』奈良国立博物館研究紀要に、この研究報告を書かれた石岡ひとみ先生(県教育委員会 専門学芸員)に、下記の日程で考古講座を行っていただきます。興味のある方はぜひご参加いただきますようよろしくお願いいたします。

◆平成28年1月16日(土) 13:30~15:00
「石手寺経塚と周辺の遺跡-テーマ展の見所-」

「東京国立博物館からの借用資料」(考古資料相互活用促進事業①)

10月 15日 木曜日

東京国立博物館

先日のブログで紹介しました平成27年度考古資料相互活用促進事業に伴い、先々月の8月3日(月)に、東京国立博物館へ資料の借用に行ってきました。
東京国立博物館でお借りした資料は、松山城の北東部に位置する道後今市で発見された「平形銅剣」です。これは明治42(1909)年、地表下約50㎝の所から10点がまとまって出土した資料であり、今回はこのうち4点をお借りしました。また、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で展示・保管されていた1点についてもお借りしましたので、道後今市で出土した平形銅剣10点のうち半分の5点が愛媛に里帰りしたことになります。

東京国立博物館では、資料担当者の方と本資料の状態を入念に確認しながら調書を作成し、資料の梱包・運搬作業については日本通運株式会社の美術品専門の作業員さんに行っていただきました。

調書作成及び梱包作業


資料の搬出作業

【松山市道後今市で発見された平形銅剣】
この弥生時代に出現する青銅で作られた「銅剣」は、「銅鐸」や「銅矛」同様、豊作を祈り、権力者の身分や権力を示す重要な道具(祭器)として考えられています。
平形銅剣は、瀬戸内海沿岸である本県の東予・中予地域や、お隣の香川県で多く見つかっています。とくに松山市道後地区は集中的に発見されている地域の1つであり、この道後今市のほかにも道後樋又、道後公園東山麓、祝谷六丁場遺跡の周辺地で出土しています。このことからも当地域には青銅器祭祀を行っていた弥生集落の存在をうかがうことができます。
なお、本資料の詳細については、青銅器を中心に研究されている吉田 広先生(愛媛大学ミュージアム 准教授)に、下記の日程で考古講座を行っていただきます。興味のある方はぜひご参加いただきますようよろしくお願いいたします。

◆11月21日(土) 13:30~15:00
「平形銅剣からみた道後城北の弥生社会」

考古資料相互活用促進事業とテーマ展の開幕

10月 9日 金曜日

「考古資料相互活用促進事業」とは、独立行政法人国立博物館並びに地方博物館が所蔵する考古資料を、お互いに交換・展示し、それぞれの博物館において研究・展示等の活動の充実を図ることを目的としたものです。平成10 年度より始まった本事業は、地方では普段なかなか展示で目にする機会の少ない国立博物館の収蔵品を、地元で見ることができることからも大変好評であり、これまでにも当館では、平成14・17年に2度実施しています。その際には東京国立博物館より愛媛にゆかりのある品々が里帰りしました。
今回10年ぶりに、当館で本事業を行うことが決まり、先々月の8月3日(月)~8日(土)には、東京国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の3館と、資料貸借作業を行いました。
こうした国立博物館からお借りしてきた貴重な資料も展示するテーマ展「石手寺周辺を掘る!-道後地区の発掘成果と国立博物館からの里帰り展-」が、10月10日より、当館の考古展示室で開幕いたします。本テーマ展は、平成28年3月7日(月)まで開催しております。常設展示室の一部ですので、常設展示観覧料が必要(小中学生は無料)となりますが、ぜひ見にいらして下さい。

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