桃の節句、恒例の企画展「おひなさま」の開幕が迫ってきました。この数日間、担当の学芸員は展示室にこもって、人形の列品作業を続けています。
展示されるのは、お人形ばかりではありません。こちらは、江戸後期に京都や大坂で広く見られた御殿飾りのおひなさまです。今でいうドールハウスですが、分解したたくさんのパーツから御殿を組み上げていくので、これはこれで時間と根気のいる作業になります。
こちらで組み立てているのも御殿飾りですが、比較的に新しい昭和40年代のもの。最初の画像の御殿は白木の寝殿造りでしたが、新しい御殿は金きらきらに飾られていて、屋根がつくと日光東照宮みたいになります。
当館ではいろいろなタイプの御殿飾りを展示するので、御殿を比べながら見て歩くのも楽しいかもしれません。企画展「おひなさま」は2月19日(火)にオープンします。たくさんのおひなさまに逢いに来てください。



















