‘お知らせ’ カテゴリーのアーカイブ

南予の文楽(人形浄瑠璃)公演

4月 29日 金曜日

皆さんは、文楽(人形浄瑠璃)をご覧になったことがありますか?
「歴博」では、5月5日(木)こどもの日の午後、「えひめいやしの南予博2016」の一環として、南予の文楽(人形浄瑠璃)公演があります。

愛媛で文楽と言えば、内子座で毎年行われる文楽公演を思い浮かべられる方が多いかもしれませんが、南予には西予市三瓶町の朝日文楽、西予市明浜町の俵津文楽、大洲市肱川町の大谷文楽、鬼北町の鬼北文楽が今も伝承されており、朝日文楽、俵津文楽、大谷文楽は、昭和52年に県の無形民俗文化財に指定されています。

かく言う私も阿波の人形浄瑠璃のさわりを少し拝見したくらいで、恥ずかしながらきちんとした文楽公演を通しで観たことがないので、今回、文楽デビューをさせていただこうかと思っています。

三味線と太夫の語りに人形遣いが、三位一体となって表現される文楽。今回、実演いただく朝日文楽と俵津文楽は、それぞれ地元で、太夫、三味線、人形遣いの「三業」を演じれる方を育てておられるとのこと。まさに伝統文化の継承です。

下の写真は、お昼に館内のレストランに行った際、雑誌コーナーに何気なく置かれていた一冊。平成21年度に「歴博」で特別展を開催した際の図録でした。

れんげまつりの帰りは「歴博」へ!

4月 28日 木曜日

「歴博」は、西予宇和ICから車で5分。今週末の4月29日(金)昭和の日、西予市では恒例の「れんげまつり」が開催されます。会場のれんげの花も咲きそろい、田んぼの中には稲わらでつくった巨大なマンモス像が立ち、準備も万端の様子。


れんげまつりの帰りには、ぜひ「歴博」にお立ち寄りください。ただ今、特別展「愛媛・お祭り博覧会2016」を開催中。

南予各地の牛鬼の顔の違いや、今も江戸時代の絵巻そのままにお練り行列が繰り広げられる吉田秋祭りの祭礼図と関羽が乗った実物の屋台を見比べたり、伊曾乃神社や別子銅山、松山祭りの江戸時代の祭礼図など、見られたことのない展示が目白押しです。

PS)今回が初ブログです。多忙な学芸員とはちょっと違った素人目線で、「歴博」の時々の様子をお伝えしようと思っています。

【明日開幕】特別展「愛媛・お祭り博覧会2016」

4月 22日 金曜日

4月23日(土)開幕の特別展「愛媛・お祭り博覧会2016」。

南予の牛鬼も展示室に搬入されました。

右側が、松野町松丸の牛鬼。

左側が、愛南町岩水の牛鬼です。

いよいよ、明日オープンです!!

懐かしの鉄道写真大集合!

4月 10日 日曜日

当館では平成28年度特別展「TRAIN WORLD!」(7月16日~8月31日)に関連して、昨年11月より先月末まで高速化や電化をテーマとした写真を募集してきました。この間、県内はもとより、県外の方々からもご応募いただき、約60点の写真が集まりました。ご応募いただいた写真は、特別展の会期中展示させていただきますが、一足先に一部をご紹介します。ご応募いただいた皆さん、誠にありがとうございました。
なお、特別展の会期中に実施する関連講座も決定しました。7月23日(土)には四国旅客鉄道株式会社取締役会長 松田清宏氏に「国鉄・JR四国の高速化と電化(仮)」を、8月21日(日)には伊予鉄道株式会社取締役 中尾均氏に「伊予鉄道発達史(仮)」と題してご講演いただきます。そのほか、四国鉄道文化館へのバスツアーや子ども向けの鉄道工作もあります。ぜひ関連講座にもご応募下さい。夏は歴博で鉄道の世界へ!(歴史文化講座の詳細はこちら

急行うわじま 三秋信号所
昭和42~44年頃
場所:伊予市三秋  撮影:神野哲行氏 

ミカン輸送の臨時貨物列車
昭和55年
場所:新居浜市   撮影:河渕則彦氏

伊予長浜駅を通過する特急しおかぜ
昭和56年
場所:大洲市長浜  撮影:小川弘氏

エアコンがない時代の路面電車
昭和56年
場所:松山市南堀端 撮影:神野哲行氏

宮前川遺跡群出土品の凱旋帰館!!(考古資料相互活用促進事業)

3月 11日 金曜日

昨年10月10日に開幕したテーマ展「石手寺周辺を掘る!-道後地区の発掘成果と国立博物館からの里帰り-」が、3月7日に無事閉幕いたしました。開催日数125日間のロングランでしたが、みなさん、ご覧になられましたでしょうか?
これから年度末にかけては、各機関よりお借りしていた資料の返却作業が始まります。
早速、本日は、考古資料相互活用促進事業に伴い東京国立博物館に貸出していた松山市宮前川遺跡群出土品の返却がありました。かれらは、東京国立博物館において、「高知・愛媛の考古学」展で展示され、愛媛の考古学をアピールするという使命を無事に果たし、約半年ぶりの凱旋帰館となります。東京国立博物館の担当者さんによると、「このコシキ形土器はどうやって使っていたの?」、「あの土器には何が描かれているの?」と来館者の注目を集めていたようです。
こうした活躍に敬意を表し、4月23日から当館考古展示室で開催予定であるテーマ展「発掘 南予の遺跡」(仮)では、かれらのために展示スペースを設けて、凱旋展示(「お帰り」展)を企画していますので、ぜひお楽しみに。

おかえりなさい(^o^)


宮前川遺跡群出土品

「四国遍路」高校生英語スピーチコンテストがYouTubeにて公開!

3月 4日 金曜日

「四国遍路」の日本遺産認定を記念して、去る1月24日(日)に松山市内で開催した「四国遍路」高校生英語スピーチコンテストが行われました。

四国各県から14名の高校生の参加があり、「お遍路」や「お接待文化」の歴史や現代における意義、次世代への継承の必要性やそのためのアイディアなど、これからを担う若い世代の方々から素晴らしい英語スピーチが披露されました。

このたび主催の四国遍路日本遺産協議会によって、出場者14名全員の英語スピーチの模様がユーチューブや南海放送のホームページ等に掲載されています。

四国の高校生たちが英語で四国遍路の魅力を国内外に積極的にアピールしている様子を是非ご覧ください。

詳しくは:http://www.rnb.co.jp/node/93022

【祭り展関連情報】愛媛に歌舞伎役者の片岡愛之助さんがやってくる。

2月 28日 日曜日

片岡愛之助さん

先般2月19日に、愛媛県から報道発表がありましたが、3月26日(土)に開幕する「えひめいやしの南予博2016」の広域コアイベントとして、この愛媛県歴史文化博物館も会場の一つとして「民俗芸能サミット 卯之町ブロードウェイ」が開催されることになりました。

【参考】南予博イベントの概要について
http://www.iyashinonanyo.jp/news/detail/news_id/874/

この「民俗芸能サミット 卯之町ブロードウェイ」は、5月28日(土)と29日(日)の2日間にわたり、西予市宇和町卯之町の「卯之町の町並み」、「愛媛県歴史文化博物館」、「宇和文化会館」を会場として実施されます。

「卯之町の町並み」では、古い町並みを舞台に、南予の各地に伝わる民俗芸能が披露されるとともに、歌舞伎界で活躍する片岡愛之助さんのお練りも予定されています。

「愛媛県歴史文化博物館」では特別展「愛媛・お祭り博覧会2016」が開催中で、民俗芸能(鹿踊り)に関する実演、シンポジウム等が予定され、現在調整しているところです。

「宇和文化会館」では、民俗芸能の実演や、片岡愛之助さんによる歌舞伎舞踊の上演やトークショーが予定されています。(なお、片岡愛之助さんのトークショー等のチケット販売は4月から発売予定となっています。)

詳しくはこちら(南予博ホームページ)をご確認ください。
http://www.iyashinonanyo.jp

【予告】特別展「愛媛・お祭り博覧会2016」を開催します!

2月 23日 火曜日

愛媛県内では東予、中予、南予の地域ごとに特徴のある祭り文化が見られます。東予地方の太鼓台(四国中央市、新居浜市)、だんじり(西条市)、継ぎ獅子(今治市)、中予地方の神輿(松山市ほか)、南予地方の牛鬼、鹿踊、人形屋台(宇和島市、八幡浜市ほか)など全国的に見ても豪華絢爛であり、迫力満点で、勇壮優美な祭りが伝承されています。

今回の展示は「えひめいやしの南予博2016」地域企画イベントとして、南予地方の祭礼を中心に据え、南予の「新たな地域資源の掘り起こし」を目的とし、平成12年度企画展「愛媛まつり紀行」以降に当館での調査研究で進展した最新の成果を公開することを主眼としています。

当然、南予地方だけではなく、中予地方、東予地方の祭礼資料も展示します。この特別展では、近年確認された「銅山略式志」(平成26年新発見・新居浜〔旧別子〕のだんじりが描かれた祭礼図)や、「氷見石岡神社祭礼渡御行列之図」(初公開・西条まつりのだんじり行列図)など、新発見、初公開の資料を数多く展示する予定です。

展示会名 特別展「愛媛・お祭り博覧会2016」
開催日  平成28年4月23日(土)~6月12日(日)
会場   愛媛県歴史文化博物館 企画展示室

展示内容、観覧料などの詳細は、今後、随時アップしていきます!

四国初の特急列車「しおかぜ」と時刻表

2月 6日 土曜日

当館では今年夏の特別展「TRAIN WORLD!」(7/16~8/31)を開催するため現在調査を進めています。「鉄道の高速化と電化」・「観光列車と四国新幹線構想」をテーマとしています。今回は四国初の特急列車「しおかぜ」について紹介します。
「しおかぜ」が予讃線に登場したのは、昭和47年3月のことです。ちょうど山陽新幹線の岡山延長に合わせて設けられました。車両はキハ181系。「キ」は「気動車」の「キ」、「ハ」は「イ・ロ・ハ」の「ハ」で「普通車」を意味します。髙松~宇和島2往復、髙松~松山1往復でした。当時のダイヤを調査すると、「しおかぜ1号」は、宇和島6:51~八幡浜7:32~松山8:42~今治9:29~新居浜10:08~髙松11:32、髙松までに停車するのは僅か4駅。ちなみに、「しおかぜ3号」は、髙松18:30~多度津18:57~伊予三島19:37~新居浜~19:59~今治20:35~松山21:20~伊予大洲22:19~八幡浜22:35~卯之町22:52~宇和島23:15、宇和島までに停車するのは8駅です。
鉄道ダイヤの調査は、いかに高速化が進んだか、いかに乗り継ぎが便利になったかなど、さまざまな視点がありますが、特急がどことどこを結び、途中どこに停車したのかという観点からも興味深いものがあります。
髙松駅と宇和島駅は、予讃線の始発駅と終着駅ですから、予讃線を一体的に捉えていたことが分かりますし、松山も県庁所在地ですから当然でしょう。では、なぜ川之江、西条、壬生川、伊予市などには停車しなかったのでしょうか。様々な理由があると思われますが、一つは人口です。『第24回愛媛県統計年鑑』によると、昭和45年の人口は、松山市約32.3万人、新居浜市約12.6万人、今治市約11.1万人、宇和島市6.4万人、西条市5.1万人や八幡浜市4.7万人、伊予三島市3.8万人、大洲市3.7万人という状況でした。
また、経済状況を昭和48年度の国鉄貨物発送トン数でみると、松山駅約146千トン、新居浜駅約211千トン、伊予三島駅約185千トン、八幡浜駅58千トン、到着トン数は、松山駅約147千トン、宇和島駅約85千トン、新居浜駅約69千トン、伊予三島駅約59千トンとなっています。
もちろん人口と貨物の指標だけで論じることはできませんが、時刻表はその時代の社会・経済・文化が反映されていることは間違いないでしょう。まずは一度昔の時刻表を手にしてみてください。今日は特急の紹介をしましたが、その前には準急や急行がありました。どれくらいのスピードだったのでしょうか?そのとき四国は他にどのような鉄道が走っていたのでしょうか?日本はどのような歴史の中にあったのでしょうか?興味を発展させていくと、単なる時刻表好きから鉄道史や交通史へ関心が発展するかもしれません。
夏の特別展では、まず鉄道に興味をもっていただく機会になればと思います。
これから展示のオープンまで、時々ですが調査結果を皆さんにお伝えします。お楽しみに。

特急しおかぜ1号とDF5012の並び 昭和55年 小松駅
越智登志正氏提供

れきはく新春イベントのご案内(2)お正月体験と昔のくらし探検!

12月 26日 土曜日

歴博では、1月2日(土)と3日(日)、「れきはく新春イベント」を開催します。
今年もイベント盛りだくさん!2回目の今回は、お正月体験と昔のくらし探検をご紹介します。

【お正月体験】
(1)お正月だよ☆コマ&羽子板をつくろう!
自由に色をつけて、自分だけのオリジナルを作って遊んじゃおう!
コマ・羽子板
日時 1月2日(土)・3日(日)10:00~12:00/13:00~16:00
材料費 こま300円、羽子板300円、別売り羽根100円
(友の会会員はこま・羽根1回無料)
※材料がなくなり次第終了します。

(2)オリジナル絵馬を書こう!
絵馬を自由にかいてみよう!
日時 1月2日(土)・3日(日)9:00~17:30
参加費 無料

(3)オリジナル凧をつくろう
自由に絵をかいて、ぐにゃぐにゃ凧をデコレーションしよう!
日時 1月の土・日・祝日 10:00~12:00/13:00~16:00
材料費 300円(友の会会員は1回半額)
※材料がなくなり次第終了します。

(4)ぜんざいのふるまい
常設展をご観覧いただいたお客様に、白玉入りのあったかぜんざいをプレゼント。
日時 1月2日(土)・3日(日)10:00~なくなり次第終了
参加費 常設展観覧券(当日)が必要 ※中学生以下無料

【昔のくらし探検隊 冬のくらし編】
学芸員とめぐる、れきはく内探検ツアー!
昔の冬のくらしやお正月って、どんな感じ?
日時 1月3日(日)13:30~(受付は13:00~)
定員 先着20名
集合場所 総合案内付近
参加費 常設展観覧券(当日)が必要 ※中学生以下無料

この他にも新春イベントや開催中の展示が盛りだくさん!
冬のひととき、ご家族で楽しめる一日をお届けします。
ぜひお越しください。

新春イベントの案内はこちら(イベントページへリンク)

◎開催中のテーマ展
(1)「松山城下図屏風―城下町から近代都市へ―」(企画展示室、1月31日(日)まで
(2)「へんろ石から見た四国遍路の周辺―喜代吉榮徳拓本コレクション― 」(文書展示室、2月7日(日)まで)
(3)「石手寺周辺を掘る!―道後地区の発掘成果と国立博物館からの里帰り展―」(考古展示室、3月7日(月)まで)

◎エントランス展示
第7回「えひめのまつり」子ども絵画展(2月7日(日)まで)

【年末年始の開館のご案内】
年末は12月27日(日)まで開館
休館:12月28日(月)~1月1日(金)
年始は1月2日(土)から開館