
8月23日(火)から博物館実習が始まりました。今年は愛媛大学、大谷大学、京都芸術大学、信州大学から5名の実習生が参加しています。28日(日)までの6日間、学芸員として必要な知識や技術を学ぶほか、来館者への接客やワークショップの補助などを行います。
初日の午前は学芸課長から施設の概要説明があり、続いて展示室や収蔵庫を学芸員の視点で見て回りました。展示室では現在進めている照明設備のLED化や音声ガイドシステムの導入など、近年の新しい取り組みについて紹介しました。午後からは収蔵庫に移り、資料を受け入れてから燻蒸を経て各収蔵庫に収まるまでの流れを説明しました。初めて入る収蔵庫に興味津々の様子でした。
2日目から資料整理実習が始まりました。午前は歴史資料として、切手の整理を行いました。小さな切手にも大きな歴史があることを感じ取ってもらえたのではないかと思います。その後、実物資料を使って梱包のコツや注意点を学びました。午後からは民俗資料として、祭りと芸能に関する調査の仕方や見方を学び、関連する絵巻を取り扱いました。祭りを学ぶ実習生や地元出身の実習生にとっては、関心の高い話となったようです。その後、明日開催の「教員のための博物館の日」に向けて準備を行いました。
実習生の皆さんには、体調に十分注意していただき、6日間の博物館実習を実りあるものにしてほしいと思います。学芸員を目指して頑張ってください!









