
トラックをのぞいてみると、つぶらな瞳が見つめています。

「鹿!?」と歴博学芸員たちがつぶやくと、傍にいた科博の学芸員さんに「ニホンカモシカです」とあっさり訂正されました。


動物の剥製や昆虫標本などは普段扱うことがほとんどないので、なんだか新鮮に映ります。
作業は順調に進みました。「森のめぐみ」展は、14日(土)、開館記念イベントと同時に開幕しますので、お楽しみに。

トラックをのぞいてみると、つぶらな瞳が見つめています。

「鹿!?」と歴博学芸員たちがつぶやくと、傍にいた科博の学芸員さんに「ニホンカモシカです」とあっさり訂正されました。


動物の剥製や昆虫標本などは普段扱うことがほとんどないので、なんだか新鮮に映ります。
作業は順調に進みました。「森のめぐみ」展は、14日(土)、開館記念イベントと同時に開幕しますので、お楽しみに。
特別展「広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展」が開幕しましたが、少しずつ取材も入り始めています。そうした中、9月18日(金)のNHK総合テレビの「いよかんワイド」(午後6時10分~7時)で、特別展が詳しく紹介されることが決まりました。カルチャーえひめのコーナに登場します。
今日はその事前収録がありました。展覧会場を撮影した後に、浮世絵摺り体験の様子も収録しました。浮世絵摺り体験には、石田鮎美リポーターが挑戦。満足のいく作品が完成したようです。

展覧会の詳しい情報、浮世絵体験の模様は、ぜひ「いよかんワイド」を御覧ください。
今日から特別展「広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展」の列品が始まりました。当初227点の予定でしたが、3点の追加出品も決まり230点の浮世絵が並びます。展示室に額装された浮世絵を仮置きしただけでも圧巻です。

今日は朝からひたすら額を壁に取り付ける作業が続きます。

広重の東海道五十三次シリーズの浮世絵が壁に並んでいきます。

野次喜多で有名な十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』も、関連する浮世絵とともに展示しました。

作業は順調に進んでいます。特別展の開幕は9月15日(火)です。ぜひ江戸時代後期のバラエティに富んだ浮世絵の数々をお楽しみください。
浮世絵体験キットは、前回紹介した手軽な3色摺りの絵葉書サイズのものと、今回紹介する浮世絵の大判とほぼ同じ大きさのB4サイズのものとを準備しています。B4サイズのものはなんと5色摺り。なかなかの本格派です。

まず黄色、赤色と摺っていきます。

この2色は色が付く面積も少なく、ちょっと摺りにくい感じです。
2色終わった段階ではどんな浮世絵になるのか、さっぱり分かりません。

緑色をするとだいぶん、どんな絵か見えてきました。

青色を摺って、最後に黒色を摺ると完成です。

歌川広重の六十余州名所図絵シリーズのうち、伊予西条です。
緑色の存在感のある山が石鎚山。
その麓には江戸時代の西条の町並みが広がります。
手前の海からにょっきりと突き出た廻船の白帆がなんとも印象的です。
この浮世絵の実物は、テーマ展「描かれた伊予の旅路と風景」に展示しますので、ぜひ御覧ください。

摺りあがりをテーマ展を準備している会場に持ち込み、実物と比べてみました。実物のもつ深みには遠く及びませんが、でもなかなかの出来映えです。
浮世絵摺りの体験は特別展「広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展」の会期中のうち、土・日・祝日の13:00~16:00にやっていますので、ぜひ体験してみてください。
いよいよ特別展「広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展」の開幕が近づいてきました。会場設営などで忙しくなる前に、今回のイベントの目玉ともなる「浮世絵体験キット」を用いて、職員で試し摺りに挑戦してみました。
この浮世絵体験キットは、版木ではなく樹脂でつくられた版を使用します。色についても、速乾性のインクを使い、誰でも手軽に浮世絵の重ね摺りの原理が体験できます。まずは、絵葉書サイズのものを試してみました。

まず、赤色のスタンプを摺ってみます。

枠に沿って慎重にハガキをのせます。

木版と同様にバレンで摺り出していきます。

次は赤色に青色を重ねていきます。

そして最後に黒色を摺り出します。
恐る恐る絵葉書を裏返すと、

3色摺りの絵葉書サイズの作品が完成しました。
作品は葛飾北斎の有名な「冨嶽三十六景」シリーズ中の「尾州不二見原」。
桶職人がつくる大きな桶の枠に小さな三角形の富士山がのぞいています。
実物の浮世絵は企画展示室に展示されるので、ぜひ御覧ください。

三人挑戦してみましたが、
微妙なズレ、カスレがあって三者三様。
それぞれの味が出た作品に仕上がりました。
次回は、浮世絵の大判サイズの体験キットについて紹介します。

本日、作家・松井今朝子先生をお招きして、講演会「歌舞伎と遊ぶ」が開催されました。
約200名もの参加者でした。松井先生からは、事前に質問も受けていただけるとのことで、お話の終了後、質疑応答もあり、参加者としても交流ができた雰囲気になり、充実した講演会でした。
松井先生は、講演終了後、特別展「歌舞伎と文楽の世界」をご覧になって、その後、西予市宇和町卯之町の中町(なかのちょう)の町並みを見学され、一路、東京へ戻られました。
また、特別展「歌舞伎と文楽の世界」では、講演会に参加していただいた方のために、臨時の展示解説会も開催し、約50名が熱心に解説を聞いていただきました。
歌舞伎と文楽の魅力を、多くの来館者に聞いていただき、見ていただき、ありがとうございました。
※特別展「歌舞伎と文楽の世界」は、8月31日まで開催しています。

8月6日22:00~24:00、南海放送ラジオで、特別展「歌舞伎と文楽の世界」の展示会場から、ラジオ生中継がありました。
番組タイトルは「明治の南予物語」。当館職員をはじめ、西予市内の先生方を招いて、歌舞伎・文楽といった芝居や、宇和町卯之町の開明学校を題材に教育の話、そして卯之町中町を舞台に「あんどん」の光の祭典「卯のほたる」などを取り上げて、2時間、フリートークをくりひろげました。
明治時代から南予地方で使われてきた文楽の人形に囲まれながらの生中継。深夜で観客はいませんでしたが、多くの人形たちに見守られながらのシンポジウムでした。

写真は、川瀬歌舞伎(久万高原町)の玉三(「玉藻前曦袂」三段目道春館の段)です。
川瀬歌舞伎は、上浮穴郡久万高原町直瀬に伝わる農村歌舞伎(地芝居)で、県内では現存する唯一の歌舞伎です。川瀬歌舞伎保存会が組織され、町の無形文化財に指定されています。開演日時は不定期ですが、芸能発表会などに招かれて演じられます。大正8(1919)年に下直瀬の人々が「敷島会」を結成したのに始まるとされますが、江戸時代末期の安政4(1857)年頃には既に演じられていたと思われます。
川瀬歌舞伎の伝承されている川瀬地区をはじめ、久万高原町一円では、歌舞伎に先立って、浄瑠璃(三味線伴奏による語り物)が盛んだったといわれます。これはこの地域に限ったことではなく、浄瑠璃の流行という下地があってこそ、人形浄瑠璃(文楽)や農村歌舞伎を地元で行うことができるようになったのです。
川瀬歌舞伎の最盛期は昭和初期といわれています。戦時中、戦後には衰退しましたが、昭和35年に下直瀬公民館を中心に歌舞伎保存会を組織、再興され、現在にまで伝承されています。
なお、川瀬歌舞伎が歌舞伎と人形浄瑠璃の双方の要素を取り入れたものとして注目されます。川瀬歌舞伎では、人形浄瑠璃(文楽)と同じく、太夫が浄瑠璃を語り、三味弾きが音楽を奏でます。そして太夫が情景描写だけでなく、役者自身が語るべき台詞も語っています。役者は演じること(舞・踊・振り)に専念します。このような形態は全国でも数少なく、人形浄瑠璃(文楽)との混交が見られます。
明後日、8月6日(木)22:00~23:59、南海放送ラジオで、「夜のラジオシンポジウム 明治の南予物語~魅惑の文楽・歌舞伎へのいざない~」が放送されます。
この番組は、この博物館の特別展「歌舞伎と文楽の世界」の展示会場から、生中継。
シンポジウムのコーディネーターは、当館学芸課長の藤田正と、南海放送アナウンサーの中塚眞喜子さん。
パネリストに、松山子規会副会長の乾英司さん、「卯のほたる」実行委員長の藤本明美さん、開明学校の学芸員、堀内八重さん、当館学芸員の大本敬久でお送りします。
夜のラジオシンポ。昨年に続き2回目ですが、今年は、明治時代に盛んだった歌舞伎や文楽をとおして、いかに南予地方が元気な時代だったのかをお伝えする内容となります。
8月6日(木)の22:00から、ぜひ、お聞きください。

ただいま開催中の特別展「歌舞伎と文楽の世界-愛媛の伝統芸能-」。
展示内容を紹介した解説図録も販売しています。
書名:『歌舞伎と文楽の世界―愛媛の伝統芸能―』
発行日:2009年7月14日
体裁:A4版56頁(うちカラー図版32頁)
<目次>
①愛媛の文楽(人形浄瑠璃)
②歌舞伎・400年の伝統文化
③伝統芸能の外題(あらすじ)
④論考・資料 大本敬久「愛媛の農村歌舞伎」・愛媛県文楽人形頭目録
販売価格は1,200円です。
当館ミュージアムショップで販売中です。
なお、当館ホームページ「刊行物の販売」もご参照ください。
http://www.i-rekihaku.jp/friend/sale.html