
資料名は「和漢百物語・白藤源太」。香川大学附属図書館神原文庫所蔵。月岡芳年が慶応元(1865)年に描いた錦絵である。白藤源太は上総国(千葉県)出身で、江戸で活躍した力士。河童と相撲をとって取り押さえたという。この錦絵は、そのような源太の逸話を表現したものである。
河童が相撲を好むという話は、愛媛県内の伝承でも確認できる。例えば、内海村(現愛南町)では、河童(エンコ)が子どもをつかまえて相撲をとっているうちに、頭の皿の水がこぼれてしまい、河童は急に力が出なくなったので、子どもは逃げることができた、という話がある。
これを描いた月岡芳年(つきおか よしとし)は、天保10(1839)年生、明治25(1892)年没。幕末から明治前期にかけて活躍した浮世絵師である。
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