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展示予告「異界・妖怪大博覧会」18―古狸退治の図―

2007年7月3日

これは、香川大学図書館蔵(神原文庫)の「楠多門丸古狸退治之図」という錦絵です。作者は幕末から明治時代に活躍した浮世絵師月岡芳年で、万延元(1860)年にこの絵を描いています。

中央に描かれているのは楠多門丸正行(まさつら)という人物。彼は、楠木正成の長男です。その右側には「竹童丸」が描かれ、彼が手に持っている手燭(てしょく)に照らされたところには妖怪がはっきりと見えます。その周りの闇にも様々な妖怪がうごめいています。左側に大きく描かれたのは古狸の化け物です。

狸といえば、愛媛だけでなく、四国には非常に多くの狸伝説があります。企画展「異界・妖怪大博覧会」では、松山地方の狸伝説に関する写真パネルを展示・紹介します。

今回の展示では狸に関する実物資料は少ないのですが、ビデオ映像で喜左衛門狸(旧東予市)や、狸と狐の関係(四国に狐が住まなくなって、狸の天下となったというお話)を上映します。

※企画展「異界・妖怪大博覧会」の開幕まであと1週間。お楽しみに。