2007 年 8 月 2 日 のアーカイブ

開催中!「異界・妖怪大博覧会」9―鬼の姿―

8月 2日 木曜日


※旧広田村総津の祭りの鬼(複製)

「鬼(おに)」といえば、一般的にイメージする姿は、頭に角があって、頭の髪の毛は巻き毛で、口に牙(キバ)があって、指にするどい爪が生えている。そして何といっても、「虎の毛皮」のパンツ(実際はフンドシ)をはいている。しかも大きな金棒を持っているイメージがあります。

しかし、愛媛のお祭りに出てくる「鬼」には、角のない鬼もいますし、虎の毛皮のパンツ(フンドシ)をはいている鬼はいません。頭には、シャグマ(赤熊)と呼ばれるものをかぶっています。

手に持っている物は、「鬼に金棒(かなぼう)」ではなく、竹でできた杖(つえ)です。これで体の悪いところを叩かれるとなおるとか、無病息災だともいわれます。

しかも、「鬼」のことを、愛媛の地元では「ダイバ」とか「ダイバン」と呼ばれることが多く、これは仏教で釈迦(シャカ)の修行の邪魔をしていた提婆達多(ダイバダッタ)に由来するのではないかと思われます。

このように、「鬼」といっても、愛媛のお祭りで見られる「鬼」を観察すると、その姿はさまざまであることがわかります。