2007 年 10 月 4 日 のアーカイブ

昔のくらし探検隊出発!

10月 4日 木曜日

歴史文化博物館で行っている学校団体を対象とした学習支援プログラムをご存知ですか?
当館では、学芸員やボランティアさんと一緒に、展示や資料について理解を深めるプログラムをご用意しています。
(詳しくは当館HPの「学校団体のご利用案内」をご覧ください)

学習支援プログラムの一つに「昔のくらし探検」があります。
昭和の民家を復元した展示室を舞台に、昔のくらしを探検するスペシャルなプログラムです。どこらへんがスペシャルかといいますと、普段は立ち入りできない座敷や囲炉裏に座り、昔の道具を実際に触ることができます。昔の家や道具を実際に見て、触って、昔のくらしを身近に考えてもらうプログラムです。

さて、9月27日には小学4年生の「昔のくらし探検隊」が展示室を探検しました。3つの隊にわかれ、それぞれ隊長といっしょに、「海のいえ」「里のいえ」「山のいえ」を探検します。

今回の探検では、夏の「異界・妖怪大博覧会」で好評を博した妖怪人形が展示室に出没!いずれも、顔や頭などの体の一部が道具で表現されている妖怪です。それは、道具を粗末に扱うと妖怪になってしまうという考えからきています。今回の探検隊では、実際の道具と一緒に見てもらいます

海のいえの前では、釜の妖怪がお出迎え。いえの中に入り、かまどにのった実際の釜も比べて見てもらいます。
昔はどのようにして食事を作っていたのでしょうか。かまどや水まわりの道具をさわってみます。

山のいえでは、佐田岬半島に残された裂織りのソデナシを着てみました。「重い~」「ごわごわしているなあ」という隊員の感想は、いずれも「裂いた布を横糸に使う」という裂織りの技法の特徴を、体で感じとっている証拠です。

今回の探検隊の隊長は当館のボランティアさんでした。実際に使っていた道具など、わかりやすく優しい語り口で、頼れる隊長として探検隊をリードしてくれました。

最後に感想を聞いたとき、
「ぼくの家に昔のどうぐをいっぱいかざったりつかったりしたい。おばあちゃんにきいてみる。」
という感想を書いてくれた隊員がいました。
探検隊をきっかけに、昔のくらしについて興味をもってもらえたのでしょうか。昔のくらしは、今の私たちのくらしに必ずつながっています。ですから、昔のくらしや歴史、文化を紹介した博物館も、現代のくらしとつながっているのです。博物館で体験したことを、おうちに持って帰ってもらえることほど、うれしいことはありません。

「昔のくらし探検隊」は随時隊員募集中です。皆様お待ちしています。