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戦国展資料紹介 食事の風景(2) 酒飯論絵巻

2007年11月1日

下戸
 酒飯論絵巻(当館蔵)

 次に紹介するのは、下戸(げこ)の食事風景です。
僧侶と稚児が畳敷きの間で食事しています。前回紹介した、上戸(じょうこ)の酒宴のにぎやかな様子に比べて、静かな風景です。
 白木の三方に載せられている赤い食器は、漆塗りでしょうか。ご飯がてんこもりに盛られています。食材に生臭いものはなく、精進料理が描かれています。中央には、鉢に食後に出される瓜が用意されています。床の間には、赤い卓の上に三足具(花瓶と燭台、香炉)が描かれています。

下戸

 下戸の台所風景を描いています。
板敷きに座り込んで、調理しています。食材に肉や魚はみあたりません。楕円形の大きな曲げ物には白いご飯が見られます。俎板は、現在では見られない足がついています。その上には豆腐が置かれています。食材の盛りつけには、足のついた中国製の青磁盤や漆塗りの鉢も使われているのがわかります。
 土間では、擂鉢を足で抱えて擂り粉木で何か擂っている人がいます。和え物料理が作られているようです。竃では、鉄製品と思われる鍋を沸かしている様子がうかがえます。
 このように絵巻から当時の道具の使い方などをうかがいしることができます。