
テーマ展「宇和海と段畑のくらし-海と「そら」の恵み-」は、本日開幕しました。
職員一同、みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

テーマ展「宇和海と段畑のくらし-海と「そら」の恵み-」は、本日開幕しました。
職員一同、みなさまのご来館を心よりお待ちしております。
今年もあと一ヶ月を切りました。お正月ももうすぐですね。
博物館でもお正月の準備を始めています。
民俗展示室2では、お正月料理が登場しました!
民俗展示室には実物大の復元家屋があり、季節に合わせて料理や、部屋の道具を替えています。
先日、秋の食事からお正月料理の食事へ展示替えをしました。
まずは海のいえ。

ちゃぶ台の上のお雑煮には、海の幸であるフグが具に入っています。
次は里のいえ。

普段は箱膳にのせる食事ですが、お正月にはのりきらないほどのご馳走が並びます。
最後は山のいえ。

囲炉裏を囲んでのお正月料理です。煮物や酢の物など大皿の料理をみんなで仲良く分けて食べたのでしょうか?
海・里・山のそれぞれの土地柄を活かしたお正月料理ですが、共通しているのは、白いご飯です。普段は麦を混ぜたご飯を食べているのですが、お正月など特別な時にだけ白いご飯を食べることができました。
お正月料理は、展示期間が短いことから、ある意味「レア」な展示と言えます。おうちで食べるおせち料理とどこが同じか、どこが違うのか、ぜひ、見にいらしてください。年末年始には、れきはくでお正月気分を盛り上げにきませんか?
甕棺墓(かめかんぼ)は、北部九州の弥生時代の甕棺墓がよく知られていますが、実は中世にも甕棺墓あります。現在、戦国展では、八幡浜市日土から偶然見つかった中世の甕棺墓を紹介しています。
平成6年に道路建設の際に偶然、標高約20mを測る丘陵斜面から大甕が二基発見されました。中から人骨が出土したことから、お墓ということがわかりました。大甕はともに現在の岡山県備前市で生産されたものでした。

棺おけに使われた備前焼(八幡浜市教育委員会蔵・当館保管)
上の写真は1号墓で、高さ約80cmを測る大甕で、口縁部には凹線、肩部にはヘラ記号がみられます。製作年代は16世紀前葉から中葉のものと考えられます。甕の中には熟年男性の人骨と脇差が埋葬されていました。脇差の銅鐔には、丸刀のような工具で両面に唐草と菊花文様が刻まれています。

棺おけに使われた備前焼(八幡浜市教育委員会蔵・当館保管)
2号墓は1号墓から東へ0.5mほど離れた場所から発見されました。写真は2号墓の大甕で、高さは約70cmを測り、口縁部は長めの玉縁をもちます。製作年代は、15世紀末から16世紀初頭のものと考えられます。甕の中には女性の人骨と短刀一振、土師質土器皿二枚が埋葬されていました。死者のゆかりの品々が副葬されたのかもしれません。
備前焼の年代から2号墓が先に埋葬されたことが考えられます。水や穀物を貯蔵する大甕を棺桶として用いた、16世紀代の夫婦の墓として貴重な事例といえます。
ぜひ展示室で甕の大きさを実感してみてください。