毎年恒例のテーマ展「おひなさま」。新しくおひなさまの寄贈があった年はいいのですが、なかなかそういうわけにもいかず、昨年の展示と違う部分をどう出すのかが担当者としては頭が痛いところです。
今年の「おひなさま」展を準備する際に、歴史民俗資料館から移管されたおひなさまの活用が課題にあがりました。移管資料にはおひなさまが含まれていましたが、混在していたため再整理する必要がありました。その作業を行っていくなかで、大きな御殿飾りを発見しました。その御殿飾りのパーツを集めてみると、右側の土台が失われているものの十分組み立てられることが分かりました。
そこで、右側の土台部分は復元製作することにしました。土台を箱形につくりその上に組み立てるパーツの位置を確認しながら、慎重に穴あけ作業を行っていきます。そして、ついに御殿飾りがよみがりました。この御殿飾りの詳細は次回に紹介します。