愛媛県歴史文化博物館では、学習支援プログラムの一つとして「昔のくらし探検」というプログラムをご用意しています。
昭和の民家を復元した展示室を舞台に、昔の家や道具を実際に見て、触って、昔のくらしを身近に考えてもらうプログラムです。
今回の探検隊は、なんと外国からの入隊希望者です。香港大学で日本語を学ぶ生徒さん27名が、7月30日に「昔のくらし探検隊」として展示室を探検しました。3つの隊にわかれ、それぞれボランティアさんがつとめる隊長といっしょに、「海のいえ」「里のいえ」「山のいえ」を探検します。
実は今回、プログラムの申込があってから、隊長のお一人がすばらしいアイデアを思いつきました。「中国も日本も同じ漢字を使うのであれば、なにか通じるところがあるかも」といって作ってきてくださったのがこれです。
探検隊でおすすめのキーワードをB4サイズの画用紙に六枚、書いてきてくださったのです。今回はこの秘密兵器を携えて、探検隊スタートです。
蓑(みの)や和傘などは香港でもあるそうですが、せっかくなので記念写真を撮る方も。
秘密兵器の「キーワード画用紙」を見てもらいながら、隊長が説明をすると「ああ~」と納得のため息がもれたり、中国語で発音してもらうことも。
また、中国の丸いまな板と日本の四角いまな板の違いや、食事の仕方、眠り方になど、日本と中国の文化の違いについて会話が広がります。
せっかくなので、探検の先頭に立ってくれた隊長さんたちを記念写真。
皆さんは日本に11日間滞在して、日本語の勉強や文化視察をされるそうです。「昔のくらし探検」が少しでもお役に立てればうれしいです。
このように、「昔のくらし探検隊」に入隊するには年齢も国籍も関係ありません。(日本語がおわかりになれば)いつでも入隊お待ちしております。