(7)狐(きつね)-近くで見ると-
「近くで見なければわからない型紙シリーズ第三弾」です。
この型紙もどこに狐がいるのか、近くでよく見ないとわかりません。

染型紙 狐 若松旗店蔵(八幡浜市)
よく見ると、草原を狐が走り回っているような文様です。
狐の特徴のある耳とふさふさとしたしっぽに形の面白さを見出し、文様として取りあげられました。

染型紙を彫る技法は「突彫(つきぼり)」、「錐彫(きりぼり)」、「道具彫」、「縞彫(しまぼり)」(「引彫(ひきぼり)」とも言います)と四種類あります。
この型紙の丸い点は錐彫りで彫られています。錐彫りとは、半円形の刀を型地紙に突き刺し、くるっと回転させ、小さな円形を彫りぬく技法です。