Archive for 8月 4th, 2008

二宮忠八とカラス型飛行器

2008年8月4日


※体験講座で製作したカラス型飛行器

昨日8月3日(日)に愛媛県歴史文化博物館では、体験講座「二宮忠八に挑戦!模型飛行機を作ってとばそう」を実施しました。

歴史博物館で飛行機づくり?と不思議に思われるかもしれませんが、愛媛には「飛行機の歴史」を語る上で欠くことのできない先人がいたのです。

世界で最初に、飛行機で空を飛んだ人物はアメリカのライト兄弟。1903年のことです。そのライト兄弟よりも12年早く、模型飛行器を作っていた日本人がいました。愛媛県八幡浜市出身の二宮忠八(1866年生-1936年没)です。

1891(明治24)年に二宮忠八が作った模型飛行器の名前を「カラス型飛行器」といいます。今回の体験講座では、この模型飛行器をみんなでつくりました。

なお、二宮忠八の業績は、明治時代には評価されていませんでしたが、1919(大正8)年に忠八の業績に注目した人物がいます。それは白川義則。愛媛出身の軍人で、のちの陸軍大臣です。彼が評価した後、昭和10年代には忠八は国定教科書でも取り上げられるまでになりました。(白川義則については、現在、当館で開催中の特別展「愛媛と戦争」にて紹介しています。)

※二宮忠八に関する資料(凧や模型飛行器など)は、八幡浜市民図書館2Fの「郷土資料室」に展示されています。また八幡浜市内には忠八関連の史跡も各所にあります。夏休みの自由研究で飛行機や二宮忠八をテーマとするのにおすすめです。