Archive for 10月 13th, 2008

村上節太郎写真24 荷物を運ぶ

2008年10月13日

オイコを担ぐ人
オイコを担ぐ人 久万高原町笠方 昭和24年

 自動車やトラックが普及していない時代、人体が山で荷物を運ぶ最も優れた運搬具でした。長方形の木枠に負縄と、荷物を固定する張縄を付けたオイコ(背負梯子)を使うと、人力でも重い荷物を運ぶことができました。写真ではオイコの上部に藁製の籠が結びつけられ、足下には藁靴を履いています。

馬で荷物を運ぶ
馬で荷物を運ぶ 久万高原町(旧面河村) 昭和33年

 また、荷物を遠いところまで運んだり、重いものを一度に運ばなければならない時には馬や牛が使われました。写真では車も通れない細い山道を、馬の背に荷物をつけて運んでいます。面河では明治初め頃に、川之内から川上、横河原(いずれも東温市)、そして松山へと抜ける黒森街道が開通すると、馬の背を利用した物資の輸送が盛んになりました。戦後になってもしばらくの間、農家では自分の家の荷物を馬の背で運び、山仕事に使ったりもしていました。