
宇和島藩上屋敷出土鯉形花器(東京都教育委員会蔵)
これはやきものでできた鯉です。ちゃんと目も口ヒゲもあり、鱗も一枚一枚浮き彫りに表現されています。鱗には、ところどころ金彩が残っており、当初は金泥で光輝いていたのでしょう。
これは、置物でしょうか?実は花器なのです。胴部が空洞になっており、口が大きく開いています。下側のおなかには穴があり、壁に掛けられるようになっています。壁掛け用花器と考えられます。鯉の滝登りをイメージしているのでしょうか?花を活けて江戸屋敷を華やかに飾ったことが想像されます。
