2008 年 11 月 8 日 のアーカイブ

特別展江戸考古紹介(7) 江戸屋敷でみつかった卸金

11月 8日 土曜日

卸金
 宇和島藩上屋敷出土卸金(東京都教育委員会蔵)

 これは、金属の銅でできた卸金です。表面には目もたててあり、今とまったくかわらない形をしています。これを用いて、大根などをすって大根おろしを作り、お刺身を食したのでしょうか?浮世絵にも刺身が盛られた大皿の横で、大根をすっている姿が描かれています。
 江戸時代には、金属は不要になったらリサイクルするため回収されていましたので、この卸金は、その間もなく廃棄されてしまったのでしょう。なお、愛媛県内の遺跡では目の粗い、やきものの卸金が見つかっていますが、金属製にくらべてどうだったのでしょうか。