2008 年 11 月 9 日 のアーカイブ

特別展江戸考古紹介(8) 西条藩江戸屋敷でみつかった南紀男山焼

11月 9日 日曜日

南紀男山
西条藩上屋敷出土南紀男山焼碗(青山学院大学蔵)

 伊予西条藩の江戸上屋敷は、現在の東京渋谷にある青山学院大学にありました。敷地内で部分的に発掘調査が行われています。その資料の一部を、今回の特別展ではお借りしています。愛媛県で初公開の資料です。

 細かい花唐草が全面に描かれた、美しい染付の碗です。高台には染付で「南紀男山」と書かれています。これは、現在の和歌山県に所在した、紀州藩の藩窯であった南紀男山焼の製品で、19世紀前半の資料です。なぜ西条藩邸で、このような資料がみつかっているのでしょうか?伊予西条藩松平家は、紀州徳川家の一門です。出土遺物からもつながりをうかがい知ることができます。