2009 年 1 月 7 日 のアーカイブ

号外「怪人れきはくの謎」4

1月 7日 水曜日

怪人れきはく 昔の道具

昨晩、東京に住む民俗学者の某先生から唐突に電話があった。以前、国立の歴史系研究機関に勤めていた経験のある先生だ。

その先生曰く、「怪人れきはくが、再びあらわれたのか・・・。」

なんと、かつて政府のある機関にも「怪人れきはく」からメッセージがひんぱんに届き、困惑したことがあったというのだ。その時期は昭和40年代だったという。

「たしか、昭和41年頃に政府が、明治100年(明治維新から百年目、昭和43年のこと)を記念する事業を計画していて、何回も『怪人れきはく』と名乗る人物から、その事業の一環として、全国の民具・民俗を集めて、保存・伝承することを要望した文書が、政府の関係機関に届いていたんだよ。」

しかし、その要望書は差出人不明の扱いとされ、取り上げられることはなかったが、「怪人れきはく」という不思議な差出人名だったので、よく覚えているとのことだった。

「要望書の中身は、高度経済成長期で、日本列島改造論も打ち出され、機械化されている世の中で、それまでの生活道具を破壊し、消し去っている世相を嘆いたものだったような・・・。」

先生は、記憶をたどりながら「怪人れきはく」について教えてくれた。

今から30~40年も前に、「怪人れきはく」がメッセージ性を帯びて、活動していたのは間違いない。愛媛の地元新聞への投稿記事も内容から察すれば、同一人物だろう。

(この話はフィクションです。)