2009 年 5 月 のアーカイブ

れきハコ、あなたの街へ!

5月 30日 土曜日

 今年度より運用開始しております、貸出キット「れきハコ」は、おかげさまで順調な滑り出しをみせております。特に、「弥生のくらしパック」は、一学期に習う社会科の授業に合わせて、すでに数件の小学校へお出かけしています。

 そんな中「昔のくらしパック」もぼつぼつお出かけしています。
 「昔のくらしパック」は、小学校四学年の社会科で学習する「古い道具と昔のくらし」の授業での活用と、昔のことを語り合うことで脳がイキイキ!介護予防になると注目されている回想法での活用を考えて開発してきました。

 今回は、はじめて「昔のくらしパック」が宅配便でお出かけすることになりました。「弥生のくらしパック」は資料の性格上、博物館に直接取りに来て頂くようお願いしておりますが、「昔のくらしパック」は宅配便でもご利用頂けます。

 もちろん直接博物館で受け渡しをする方が、担当者が資料についてより丁寧なご説明ができますので、その方が望ましいのですが、遠方の方にも利用していただくために、宅配便という選択肢を考え、資料の梱包や輸送ケースを工夫しております。

 これが通常の「昔のくらしパック」です。資料を梱包し、それをケースに入れ、キルティングで出来た持ち運び用の袋の中に入れています。

これが宅配用のケースです。プラスティック製の箱(断面はダンボール状になっています)で中に緩衝材としてダンボールが入っています。

 今回利用される担当者の方とは、ファックスやお電話で、れきハコの中身の資料について何度もご相談させてもらいました。「昔のくらしパック」の内容は、実はハコに入りきらないくらい資料があります。できるだけ、利用される方のニーズにあった資料をご用意したいと思い、事前に相談させていただきました。

 といいますのも、昨年の準備期間にリサーチさせていただいたある介護施設さんに「おひつはどうでしょう!?」とおすすめしたところ、「うちの施設では食事の際におひつでご飯を用意しているんですよ」と笑顔で言われ、驚いたことがありました。

 同じく学校の授業での利用の際にも、郷土資料室が学校にある場合、資料室にない道具を利用頂いたほうが、有益だと考えています。
せっかく利用いただくので、満足してもらえるように、すこしずつ工夫をして行きたいと思っています。

 いつかはあなたの街へ「れきハコ」がおじゃまするかもしれません。

こいのぼり、時空を泳ぐ

5月 28日 木曜日

 民俗展示室2をゆうゆうと泳ぐこいのぼりは、八幡浜市にある若松旗店が製作したものです。先日、若松旗店のご主人、奥様、娘さんがこいのぼりを見に博物館に来られました。現在でも、お節句の幟は染めていますが、こいのぼりは手がけていないそうです。

「話には聞いていたけど、はじめてお目にかかるなあ。」

 ご主人である若松智さんの言葉です。展示室のこいのぼりは昭和25年ごろのもので、昭和22年生まれの智さんは、感慨深そうに、染めや筆のタッチ、染料などを確認されていました。
 例えば、同じように見えるうろこの模様も、おなかあたりの模様は大きく、尻尾のあたりは小さく描かれています。これはこいのぼりにボリュームを出して、立体的に表現するための工夫です。
 染屋さんに限りませんが、手塩にかけた幟や、大漁旗などの品物は、お客さんの手に渡ると、二度とお目にかかれないのが普通です。そこで若松旗店さんでは近年、製作過程や完成品を写真に記録して、保存に努めておられます。
 「戦後の物がない時期なのに・・・親父に色々聞いておけばよかったなあ」
という若松さんの言葉が印象的でした。
 けれど、染めの技術や心意気は、こいのぼりなどの作品と若松さんご自身に脈々と受け継がれていると思います。
 時空を泳ぐこいのぼりは六月末まで、民俗展示室2で見ることができます。

遺跡復元画ができるまで-3

5月 27日 水曜日


 現在開催中の企画展「えひめ発掘物語2&絵で見る考古学」で展示中の県内の遺跡復元画の取材の様子をご紹介します。

 相の谷1号墳は来島海峡を望む全長約80mの県内最大の前方後円墳です。現状は調査後約40年を経て、丘陵の山中にあり、海上からもその場所はわかりにくくなっています。

 そこで、同じ高縄半島にある妙見山1号墳を先に見学し、瀬戸内海を臨む前方後円墳のイメージをつかんでいただきました。

 その後、雨の降る中、近隣の来島海峡海上交通センターから島嶼部への眺望を確認します。

 この後、古墳を確認しに山中に入りましたが、雨天のため、写真を撮影できる状況にはありませんでした。

 見学後の昼食時にどのようなイラストを作成するか、イメージを検討します。

 数週間後、早川氏からラフスケッチが送られてきました。

 概ね担当者のイメージ通りでしたが、瀬戸内海の海上交通に詳しい研究者の方から沖合いに浮かぶ船の形が違うのではというご指摘をいただき、準構造船という形の船に書きなおしていただきました。下のスケッチと違いがわかるでしょうか?

 この後も何回かの考証の結果、作品が完成しました。完成した作品を見ると、古墳時代を勉強している担当者にとっても新たな発見が多くありました。 

 この県内最大の古墳を後世に残すことも課題の一つです。

 完成作品は、展示室でご覧ください。

駕籠の清掃

5月 20日 水曜日

駕籠の清掃

 このブログの3月24日に駕籠を寄贈いただいた記事を掲載しましたが、先日ボランティアさんに御協力いただき、駕籠の清掃作業を行いました。寄贈いただいた時には、駕籠はホコリで白くなっていましたが、かたく絞った布で水ぶきしていくと、だんだんきれいになっていきます。内装の和紙が剥がれ落ちたり、背もたれの布が落ちているのも取り除きました。1時間半の清掃作業で、駕籠は見違えるようにきれいになりました。御協力いただいたボランティアのみなさん、ありがとうございました。
 今回清掃するなかで、補修を必要としている箇所の点検も合わせて行いました。これから補修した箇所が分かるような方法で、秋の展覧会に向けて補修にとりかかります。

早川和子先生のたのしいイラスト教室

5月 16日 土曜日

 今日から2日間、当館に早川和子先生が来館されて、企画展関連の講座が開催されます。
 1日目の今日は、「早川和子先生のたのしいイラスト教室」です。

 はじめに早川先生から書き方のレクチャーを受けた後、当館で準備した考古資料を水性ペンでスケッチします。

 スケッチが終わった人から順次、クレパスを2~3色選んで色づけしていきます。
 まず、布に除光液をしめらせて、クレパスをごしごしとこすりつけます。
 そして、スケッチの上でその布をくるくるとこすりつけると・・・

先生にアドバイスをいただきながら色づけをはじめました。

 最後に余分な部分などをカットして黒画用紙に貼り付けると、完成です。

 できあがった作品を受講生みんなで鑑賞しました。どの作品も個性的に仕上がっていてとっても素敵です。

 明日17日(日)は、以下の関連事業が開催されます。
10:30~  早川和子氏による似顔絵サイン会
11:00~  ギャラリートーク 講師:早川和子氏
13:30~  講演会「考古イラストレーターってなに?」 講師:早川和子氏
        ※席に余裕がありますので、当日参加できます。
15:30~  早川和子氏による似顔絵サイン会
 
 ぜひこの機会に博物館へお越しください。

企画展関連イベント情報

5月 14日 木曜日




 今週末の16日・17日に企画展「えひめ発掘物語2&絵で見る考古学」関連イベントを実施します。参加者は募集中ですので、詳しくは博物館までお問合せください。



16日は

■15:00~17:00

「早川和子先生のたのしいイラスト教室」

 会場:オリエンテーションルーム 参加料:300円

■17:00~17:30

早川和子氏による似顔絵サイン会(関連書籍購入者限定)



17日は

■10:30~11:00

早川和子氏による似顔絵サイン会(関連書籍購入者限定)

■11:00~12:00

ギャラリートーク 

 講師:早川和子氏 参加料:企画展観覧券が必要です

■13:30~15:00

講演会「考古イラストレーターってなに?」

 講師:早川和子氏 参加無料

■15:30~16:00

早川和子氏による似顔絵サイン会(関連書籍購入者限定)



 非常に内容の濃い2日間になる予定です。あいにく天気はよくないようですが、この機会に是非博物館までお越しください。

遺跡復元画ができるまで-2

5月 8日 金曜日

 引き続き、現在開催中の企画展「えひめ発掘物語2&絵で見る考古学」で展示中の県内の遺跡復元画の取材の様子をご紹介します。
 今年1月のある日、雨の降る中、西条市早川にある半田山遺跡(跡地)の現いよ西条ICを訪れました。この遺跡は、松山自動車道建設の際に発掘調査された弥生時代中期末~後期(約2000年前)の集落遺跡です。


 



 この遺跡の特徴は県内でも数少ない弥生時代のムラ(集落)の様子が具体的にわかることです。遺跡全体では23棟の住居跡や25棟の倉庫跡などが見つかっています。
 常設展示の歴史展示室1でも原寸の復元住居と集落復元模型・出土遺物を紹介していますが、この遺跡が立地する瀬戸内海・燧灘(ひうちなだ)を臨むムラであることが表現されていませんでした。


 早川氏には、この遺跡の立地とムラの生活の様子を復元していただくことにしました。



この日は、最後にいよ西条ICを見下ろす場所に到着しましたが、あいにくの天候で瀬戸内海どころか、近隣の景観も見ることはできませんでした。
 数日後、写真撮影のため、何回かこの場所を訪れましたが、黄砂が降っていたり、曇っていたりと、快晴の日は中々ありませんでした。(公務で来ることができなかったのでかなり高速道路代はかなりかかりました。)

 スケッチの考証の最終段階に一番の天候の日があり、漸く快晴の瀬戸内海を臨むことができ、原画の作成にも間に合うことができました。


 完成作品は、展示室でご覧ください。

ゴールデンウィークの駐車場

5月 6日 水曜日

 一昨日はゴールデンウィークの真ん中の日。展示室に朝一番から次々にお客様が入っていきます。エントランスのイベント会場にも、子どもたちの声が響いています。午後1時過ぎ、駐車場の混雑もピークを迎えたようです。

駐車場

 そういえば、休日の高速道路がETCで1000円になりましたが、どの程度県外からの来館者がいらしゃっているのか、少し気になりました。そこで、駐車場の自動車のナンバーをチェックしてみました。
 午後1時過ぎの自動車の台数は合計88台。そのうち、70台が愛媛ナンバー、残りの18台が県外ナンバーでした。大まかに言うと、県内80パーセント、県外20パーセントとなります。県外ナンバーの内訳は、高知5台、香川4台、福山2台、姫路2台、神戸2台、広島1台、岡山1台、川崎1台です。
 当館は地域博物館だけに、地元のリピーターが中心で、ETC効果はそれほどでもないのかもしれません。でも、観光に来てその土地のことを知るには、博物館に行くのが一番という考え方もあります。夏休みに向けて県外へのPRが課題の一つになってきます。

企画展体験コーナー ハニワパズルに挑戦!

5月 5日 火曜日





 現在開催中の企画展「えひめ発掘物語2&絵で見る考古学」では、体験コーナーとしてエントランスホールの受付前に「ハニワパズルに挑戦!」を設置しています。



 このハニワパズルは今治市の高橋仏師1
号墳という古墳から出土した鶏形埴輪をモデルに製作したものです。



 全体の形がわからないと、大人でも非常に難しく、写真を見ながら、組み立てていきます。



 エントランスホールの無料ゾーンに設置していますので、どなたでも体験できます。ホンモノは企画展示室に展示中です。こちらもお見逃しなく!是非、この機会にこのパズルに挑戦してみませんか?

れきはく新キャラクター名大募集!

5月 4日 月曜日

愛媛県歴史文化博物館


ぼくは5月2日に誕生した愛媛県歴史文化博物館の新マスコットキャラクター。

このゴールデンウィークには多くのお客さんとお会いできてうれしいです。

ところが、ところが、ぼくには、まだ正式な名前がありません。

今、博物館に来ていただいた方には、名前の応募用紙をお配りして、

みなさんに名前を考えてもらっています。


念のため、ぼくのプロフィール。

「ハニワの国から来た男の子です。」


名前の募集期間は、7月31日まで。

博物館内に、応募用紙を置いています。

また、5月中旬からは、博物館ホームページからも応募いただけます。

みんなで考えてね~。よろしくおねがいしま~す。

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