2009 年 9 月 7 日 のアーカイブ

浮世絵体験キット(その1)

9月 7日 月曜日

 いよいよ特別展「広重と北斎の東海道五十三次と浮世絵名品展」の開幕が近づいてきました。会場設営などで忙しくなる前に、今回のイベントの目玉ともなる「浮世絵体験キット」を用いて、職員で試し摺りに挑戦してみました。
 この浮世絵体験キットは、版木ではなく樹脂でつくられた版を使用します。色についても、速乾性のインクを使い、誰でも手軽に浮世絵の重ね摺りの原理が体験できます。まずは、絵葉書サイズのものを試してみました。
赤色スタンプ

 まず、赤色のスタンプを摺ってみます。

そっとのせて

 枠に沿って慎重にハガキをのせます。

摺るべし摺るべし

木版と同様にバレンで摺り出していきます。

青色スタンプ

次は赤色に青色を重ねていきます。

黒色スタンプ

そして最後に黒色を摺り出します。
恐る恐る絵葉書を裏返すと、

見事できあがり

3色摺りの絵葉書サイズの作品が完成しました。
作品は葛飾北斎の有名な「冨嶽三十六景」シリーズ中の「尾州不二見原」。
桶職人がつくる大きな桶の枠に小さな三角形の富士山がのぞいています。
実物の浮世絵は企画展示室に展示されるので、ぜひ御覧ください。

三者三様の完成品

三人挑戦してみましたが、
微妙なズレ、カスレがあって三者三様。
それぞれの味が出た作品に仕上がりました。

次回は、浮世絵の大判サイズの体験キットについて紹介します。