民俗展示室には実物大の復元家屋があり、季節に合わせて料理や、部屋の道具を替えています。
先日、寒い冬を暖かく過ごすための民具とお正月料理の食事を展示しました。
丹原地方の農家をモデルにした里のいえにずらりと並んだ暖房道具です。
あんかやこたつ、火鉢など用途に応じて様々な形をしています。
いずれも炭を燃やして熱源としていました。
後列の二つはやぐらごたつといって、上に布団をかけて使います。
同じ道具に見えますが、左側のこたつは熱源が炭ではなく電気で暖かくなります。
また、同じく里のいえにはずらりとお正月料理も並びました。
箱膳にのりきらないほどのご馳走です。
数の子や五目豆、紅白なますなどは現代のおせち料理でも見られます。
また、白いご飯を食べることができるのは、お正月などやお祭りなど特別な時だけでした。普段の食事は麦を混ぜたご飯です。
現代のお正月料理と比べてみても面白いかもしれません。
「お正月・めでた尽くし」と合わせて、ぜひお正月は家族皆でれきはくにいらして、目で暖かさとおめでたさを味わってください。