2012 年 3 月 のアーカイブ

企画展「四国へんろの旅」の関連講座を行いました!

3月 28日 水曜日

 企画展「四国へんろの旅―絵図・案内記と道標―」の関連講座を行いました。その様子を紹介します。 

(1) 喜代吉榮徳氏(元早稲田大学非常勤講師) 「へんろ石は語る」 3月4日(日)13:30~15:00  

 喜代吉先生自らが採集した拓本やスライドをもとに、真念、武田徳右衛門、照蓮、政吉、中務茂兵衛らの遍路道標(標石)の歴史とその特徴、また、遍路道標石に先駆けて存在する町石や、柳水碑、四国三恵碑、臼井碑などのへんろ石の存在について紹介されました。

 参加者からは「道標とへんろ石の違いについてわかった」「石自体を学ぶ機会がなかったので良い勉強になりました」「単なる石の中に沢山の人の意思が何百年も生き続いていることに感激した」などの感想がありました。

  「へんろ石は語る」講義風景

(2) 滝口伸一氏(今治明徳短期大学客員教授) 「バスツアー 四国遍路の元祖・衛門三郎ゆかりの地を訪ねて」 3月10日(土)9:00~17:00  

 博物館からバスに乗り、松山市内にある衛門三郎ゆかりの史跡を見学しました。伝承では、衛門三郎は最初のお遍路さんとなった人物として知られています。最初に、46番浄瑠璃寺の門前にある老舗の遍路宿・長珍屋さんで、滝口先生から、衛門三郎伝説の概要、お接待雑学、今日の見学コースの見どころについて説明がありました。

 長珍屋さんで昼食後、47番八坂寺から実際に遍路道を歩き、土用部池堤防にある県内最古の遍路道標、衛門三郎の屋敷があったとされる文殊院、衛門三郎の亡くなった8人の子どもの墓と伝えられる八ツ塚などを訪れました。その後、バスで移動し、納め札の始まりとされる伝承がある札始大師堂を見学しました。

   文殊院へ向けて、へんろ道を歩く参加者たち

   八塚を見学する参加者たち

 最後に、衛門三郎ゆかりの51番札所石手寺を訪ねました。宝物館で衛門三郎が息をひきとる際に弘法大師が手に握らせたと伝えられる玉の石などを見学しました。実際にへんろ道を歩きながら、衛門三郎伝承の史跡を巡る今回のバスツアーは、参加者にとても好評でした。  

 企画展「四国へんろの旅―絵図・案内記と道標―」4月8日(日)までとなります。開催期間も残すことあとわずかです。

 当館収蔵の四国遍路資料に加え、一般に公開されることが少ない個人所蔵の四国遍路の絵図や案内記、遍路道標、アート作品など、四国遍路に関する貴重な資料を多数展示しています。この機会に是非ご覧ください。お見逃しなく! 

 企画展「四国へんろの旅―絵図・案内記と道標―」詳しくは↓

 http://www.i-rekihaku.jp/exhibition/index.html

 

まちがい探し

3月 15日 木曜日

昭和初期の家屋を復元した民俗展示室3「愛媛のくらし」ですが、この度マイナーチェンジをしました。 次の2つの写真で違いがお分かりになりますでしょうか? 

 

 

 はい。番傘が新しくなりました。

「昔のくらし探検隊」では人気の道具の一つです。番傘を持ってみたり、開いてみて現在の洋傘との違いを体験してもらいます。重さや素材、使い方や収納方法など、色々な相違点が実際に体感できます。

その際には、番傘を大切に扱ってもらうのですが、やはり破れや傷みが出てしまいますので、今回番傘を新しくしました。

 開いてみるとわかりますが、破れていてからかさお化けのようです。

 

 こちらが新しい傘ですが、色が違うのがお分かりでしょうか?

番傘は、和紙や竹で出来ています。雨が染みないように、柿渋や油を塗ります。

できあがったばかりの紙はまだ白っぽく、経年と共に茶色になっていくようです。

平成4年の時点では、愛媛県内にも和傘職人としてお店を構えていた方が、西条市・内子町・御荘町に少なくとも三人はいらっしゃったようです。

こちらの2代目番傘も「昔のくらし探検隊」の際に大活躍してくれると思います。

 (参考資料)

愛媛県教育委員会「愛媛県の諸職-諸職関係民俗文化財調査報告書-」平成4年3月

歴史展示室4におもちゃ屋ができました!

3月 14日 水曜日

先般の休館日を利用して、展示室のメンテナンスを行いました。いくつかのガラスケースは、展示資料を外して内側からも清掃します。春休みには、きれいなケースでたくさんの来館者をお迎えしたいと思います。

いくつかの箇所では、展示替えも行いました。一番大がかりな展示替えの箇所は、歴史展示室4の昭和の展示コーナー。文具屋・本屋さんがおもちゃ屋さんに大変身。

この展示替えは、ゴールデンウィーク期間に開催される展覧会にあわせたものです。ゴールデンウィークの展覧会も近いうちにご報告できると思います。春は宇和島まで伸びた高速道路を使ってぜひレキハクへ。

十二単の体験イベント

3月 4日 日曜日

博物館では桃の節句にあわせて、今年も十二単の体験イベントを行いました。

十二単は公家女子の正装。袿(うちぎ)をたくさん重ねていきます。きれいに着せるために三人が息をあわせて着付けていきます。

平安絵巻からまるで抜け出たみたいです。今日はあいにくの雨模様でしたが、華やかでこの空間だけ春が訪れたかのようです。

次回の十二単着付け体験は、4月1日(日)に実施します。十二単は既に募集を終えていますが、13時から15時までは平安時代の公家女性が日常的に着ていた袿袴(けいこ)を着ることができます。こちらは当日参加できますので、ぜひ4月1日(日)は歴博へ!

「平安時代の衣装を着てみよう」
対  象:幼児~小学生(身長100~140cm)
受付時間:13:00~15:00
参 加 費:無 料