2013 年 4 月 のアーカイブ

民具王国ミステリーガイドツアー

4月 27日 土曜日

 4月23日から特別展「民具王国びっくりミステリーツアー」が始まりました。
 今回の展示では、衣食住の生活の場面で活躍した民具を紹介しています。
 4月27日には、展示解説会として「民具王国ミステリーガイドツアー」が開催されました。

 民具王国公認ガイドさんに引率されて、午後1時半ツアーに出発します。
 このガイドツアーでは、通常はさわれない民具を使ってみたり、民具の面白いポイントをガイドさんに教えてもらうことができます。
 例えば、夏の必需品、蚊帳(かや)の中に入ってみました。
 蚊帳(かや)の入り方をガイドさんにおしえてもらい、さあ、やってみましょう!

 こちらは、少年王れきはくから出された謎を解いている様子です。
 ハテナボックスの中に入っている道具は何かな?
 ツアーの皆で、あーでもない、こーでもないとお話しするのもまた楽しいものです。

 このたんすは、ある引き出しを開けるとハーモニカのような不思議な音がします。
 やさしく開けるとやさしい音になるのがいいですね。

 

 この洗濯機は、右横についているローラーを使って脱水していました。
 タオル一枚脱水するのにも力がいります。

 大人の人だってツアー大歓迎です。
 「お父さんが色々知ってて教えてくれたからクイズ全問正解だった!」
と嬉しそうに話してくれた女の子もいました。
 お父さんの株があがりますね。
 こちらの男性がさわっているのは、ひょっとして「民具王国びっくりミステリーツアー」のちらしにでているあの道具でしょうか?

 最後は少年王れきはくと、ハイ、チーズ。
 クイズの答えをスタンプで押していったパスポートも、記念に持って帰って下さいね。

 民具王国ミステリーガイドツアーは展示期間中以下の日程で実施します。

 毎週土曜日 午後1時受付開始
         午後1時半~(所要時間 1時間程度)
 先着20名
 特別展観覧券が必要です

 次回は5月4日の土曜日、お待ちしています。

テーマ展「懐かしの鉄道展」開幕

4月 24日 水曜日

4月23日(火)にテーマ展「懐かしの鉄道展」が文書展示室で開幕しました。昨年度の夏も鉄道に焦点を当てた特別展「GO GO TRAIN!」を開催しましたが、その後寄託いただいたNゲージや当館が所蔵する吉田初三郎の「鉄道旅行案内」などの歴史史料を含め、約100点を展示しています。展示室はコンパクトですが、新たな視点も加えた鉄道展となっています。

展示構成

1.描かれた鉄道  「鉄道旅行案内」2巻 「松山道後名所図会」(拡大)

  鉄道が松山に延伸した昭和2年の様子を吉田初三郎の独特な鳥瞰図で御覧下さい。

2.鉄道玩具    ブリキの鉄道玩具、電流や電池で動く鉄道玩具

  5/3(金)~6日(月)の開館時間には、電池で動く鉄道玩具を走行させます。

3.鉄道雑誌    「鉄道ジャーナル」

  瀬戸大橋の開通や四国の新型特急を取り上げられているほか、全国の有名な鉄道が表紙を彩っています。

4.Nゲージ    181系特急 185系特急 2000系特急 8000系特急等

  四国の歴代特急・アイランドエクスプレス・サンライズエクスプレス・121系電車などを、軌間9㎜の精巧な鉄道模型の世界で御覧下さい。

  本展を機会に愛媛の鉄道史に興味をおもちいただくとともに、さらには交通史と地域史に関心をおもちいただければ幸いです。

   

描かれた鉄道コーナー 

Nゲージコーナー

 本展の期間は、6月9日(日)までです。常設展示観覧料で御覧頂けます。

なお、現在企画展「民具王国」(特別展観覧料必要、常設展示観覧料との共通券も有り)

テーマ展「常設展示室にある復元住居の遺跡」(常設展示観覧料必要)も開催中です。

民具王国オープン

4月 23日 火曜日

特ダネです!
 謎に満ちた民具王国ですが、合言葉を唱えたならば、王国の扉が開くそうです。
 さっそく合言葉を唱えたところ、4月23日(火)午前9時、扉が重々しくひらきました!

 

 まずは入口ですが、タイムトンネルになっております。
 情報筋によりますと、このタイムトンネルは時空のゆがみが発生しており、「昔の道具」ではなく「とーっても昔の道具」が出現することもあるそうです。
 恐ろしい話です。
 タイムトンネルを無事通りぬけたなら、何が待っているのでしょうか?
 是非自分の目と耳と手で体験していただきたい、民具王国です。
 以上、興奮冷めやらぬ民具王国入口からレポーターがお届けいたしました。

民具王国パスポート

4月 21日 日曜日

 民具王国の続報です。
 入口のあたりをうろうろとしておりましたところ、妙なものが落ちているのを発見しました。

 どうやら民具王国のパスポートのようです。
 事件現場ではモノに触ってはいけないとききましたので、慌てて人を呼びに行きましたところ、戻ったらもう消えてありませんでした。
 どうやら民具王国に入国が許可されるとこのパスポートが与えられ、民具王国を歩くには、このパスポートが必要なようです。
 中にはいったい何が書かれているのでしょうか?
 ますます謎が深まる民具王国ですが、以上現場よりレポーターがお伝えしました。

民具王国建設中

4月 20日 土曜日

 4月23日かられきはくに民具王国が建国されるということで、ただいま急ピッチで作業が進んでいるようです。
残念ながら、いまだ扉は固く閉じられておりますが、レンガ造りの壮大なアーチの門からは、楽しそうなドキドキ感が伝わってくるようです。

 情報筋によりますと、民具王国をつかさどるのは少年王れきはく。
 衣食住の昔の道具-民具-たちが手ぐすねをひいて謎を出そうと待ち構えているそうで、中からはなにやら物音も聞こえます。
 以上現場からレポーターがお知らせしました。

片山内福間遺跡-今治平野の中世集落-

4月 19日 金曜日

 前回の考古展示室のテーマ展紹介では、「半田山遺跡」を取り上げましたが、今回は考古展示室に入って左側のゾーンに展示している「片山内福間遺跡」について見ていきたいと思います。

 片山内福間遺跡は、今治市内南西部(今治市片山)に位置し、国道196号線の改良工事に伴い、1982年に発掘調査が行われた遺跡です。
 発掘調査の結果、掘立柱建物やそれに付随する柵、井戸、土坑等が見つかり、今治平野における中世集落の一端が明らかになりました。遺物は、土師皿や鍋・釜などの地元の焼き物のほか、畿内で生産された瓦器椀や、東播磨産須恵器のこね鉢、中国産の青磁碗等、各地域から運ばれてきた多様な焼き物が出土しています。

 中世の集落は、一般的には「掘立柱建物」で構成されています。この掘立柱は、穴を掘り、柱の根元部分を穴に差し入れて柱を立て、土を埋め戻して固めることによって据えられた柱をいいます。片山内福間遺跡においても、こうした柱穴が数多く発見されていますが、この中から掘立柱建物と考えられるプランは10棟が想定されています。当館の常設展示室2にある中世民衆の住居は、このうちの1つ、「3号建造物」を参考に復元したものです。

 3号建造物は、桁行1間(約2.25m)×梁間3間(約4.58m)の建物で、その面積は約10.3㎡となります。他の建物も2間×3間や1間×2間の小規模なもので、その大半は北西から南東に棟方向を揃えている規則性が確認できます。この建物に付随する井戸は1基が発見されており、方形木組みで、曲物が井筒とされています。また、屋敷地と屋敷地の境には、素掘りの溝である1号溝と2号溝があり、その方向がほぼ同じで平行していることから、土地の所有関係を明示するための「区画溝」と考えられています。

 本展では、このほかにも、蒼社川流域において発掘調査された馬越遺跡や馬越和多地遺跡2次、八町遺跡といった中世集落もあわせて展示しておりますので、ぜひご覧下さい。
                        ※調査写真は(公財)愛媛県埋蔵文化財センター提供

半田山遺跡-瀬戸内海を望む弥生時代の集落-

4月 16日 火曜日

 前回、考古展示室でのテーマ展「常設展示室にある復元住居の遺跡-半田山遺跡と片山内福間遺跡―」開催の告知をいたしましたが、今回は少し踏み込んで、本テーマ展を紹介させていただきます。まずは、考古展示室に入って右側のゾーンとなる“半田山遺跡”について見ていきたいと思います。

 半田山遺跡は、西条市飯岡にある丘陵上に位置し、1987~89年に四国縦貫自動車道建設に伴い発掘調査が行われた遺跡です。その調査区は、丘陵頂部にあたる第1調査区(標高約120m)と、それよりもやや北に下った場所となる第2調査区(標高約80~120m)が設定され、調査面積は合わせて31,000㎡にもおよぶ大規模な調査となりました。

 発掘調査の結果、今から約2,000年前の竪穴住居や掘立柱建物等が数多く検出され、それに伴い、その当時の人たちが使用していた土器や石器も大量に出土しました。
 竪穴住居については、建て替えも含めて23棟が確認されていますが、当館の常設展示室1において原寸復元している竪穴住居は、このうちの1つ、「12号住居」を参考に復元したものです。この12号住居は、第1調査区北部のやや東側に位置し、その規模は、直径約5.4mを測る円形の竪穴住居です。炉跡は、地面を掘り窪めた「地床炉」であり、住居中央部のやや南側で検出され、その深さは約20㎝を測ります。支柱穴に相当する柱穴は7つあり、それぞれ直径約30㎝、深さ約60㎝を測り、炉跡からは約1.0~1.3m離れた位置に配置されています。この住居内から、弥生土器(壺・甕)や石鏃、敲石、ミニチュア土器など244点が出土しており、これらの資料から、弥生時代後期初頭の住居として位置づけられています。
 発掘調査で発見される住居跡は、こうした床面・炉跡・柱穴などの地下構造部分が残されているのみであり、上屋構造については、実験的や検証等から想定し、復元しているのが現状です。

 本展では、このほかにも瀬戸内海燧灘南岸の主な弥生集落についても一堂に展示しておりますので、ぜひご覧下さい。
 次回は、「片山内福間遺跡」について紹介いたします。
(※調査写真は(公財)愛媛県埋蔵文化財センター提供)

テーマ展「常設展示室にある復元住居の遺跡-半田山遺跡と片山内福間遺跡-」開幕

4月 11日 木曜日

 昨年度、考古展示室では、「南予の中世城郭」と「文化財に光を当てる-X線・赤外線で見た世界-」といった2本のテーマ展を開催いたしましたが、新年度においても、いろんな“遺跡”や“遺物”にスポットを当てたテーマ展を企画しておりますので、何卒ご支援のほどよろしくお願いいたします。
 そして、早速なのですが、その第1弾として、4月6日(土)より、「常設展示室にある復元住居の遺跡-半田山遺跡と片山内福間遺跡-」と題したテーマ展が開幕いたしました。


 これは、当館2階の常設展示室1(原始・古代)と同室2(中世)にある復元住居の遺跡を取り上げた展示で、前者が西条市の半田山遺跡、後者が今治市の片山内福間遺跡となります。
 この2つの遺跡に焦点をあて、その出土品はもとより、周辺遺跡より出土した品々も合わせて展示することで、“弥生時代”と“中世”といった時代の異なるそれぞれのムラの姿と、それを形成した人々の暮らしぶりを見ていきながら、両遺跡についての理解をさらに深めていただければと思っています。


 本テーマ展は、6月16日(日)まで開催しております。常設展示室の一部ですので、常設展示観覧料が必要(小中学生は無料)となりますが、6月中には関連講座も予定しておりますので、ぜひ見にいらしてください。