2013 年 8 月 のアーカイブ

平成25年度の博物館実習

8月 26日 月曜日

 8月20~25日の6日間、平成25年度の博物館実習を実施しました。実習の中身については、これまでにもいくつか紹介してきましたが、歴史・民俗・考古各分野で実際の資料を用いた整理や、歴史文化体験・ワークショップの運営補助等を、担当学芸員や施設管理スタッフの指導の下、体験していただきました。

 大学で触れる機会の少ない実物資料を用いた資料整理では、古文書や巻子との格闘、試行錯誤しながらの常設展示替え、黙して語らない民具や考古資料との接し方等、様々な体験をし、実習生にとっては有意義な研修となったのではないでしょうか。


 また、歴史文化体験やワークショップの運営補助では、しっかりと事前練習を行い、子ども達への対応もしっかりと出来ていたようで、来館者との交流を深めていました。


 こうした博物館の仕事を、実習生の方には意欲的に取り組んでいただきました。これからは、各自、大学に戻り、この実習の経験を活かしながら、さらに専門的な知識や技術を身に付けていただけたらと思います。

考古資料の整理実習

8月 24日 土曜日

 8月20日より始まった博物館実習も、明日1日を残すのみとなりました。緊張していた実習生も博物館の雰囲気にやっと慣れてきた頃だったのですが…。
 本日は、考古資料の整理実習2回目です。前回はPEG樹脂含浸装置によって保存処理を終えた遺跡出土の木製品について表面処理を行ってもらいましたが、今回は伊予郡砥部町にある水満田(みつまた)遺跡より出土した弥生時代の土器棺墓について、その資料の計測や状態等の記録観察を行ってもらいました。

 本遺跡は、昭和53年に一般国道33号線建設に伴って発掘調査が行われ、7基の土器棺墓が出土しています。実習作業は3人1組で行ってもらいましたが、器高が1mを越える大きな土器もあり、また、初めて土器を手にする実習生もいて、最初は土器を持ち運ぶだけでも悪戦苦闘。

 しかし、なんとか作業も無事に終え、資料の状態を把握することができました。今後、さらに詳細な調査を行い、今回の成果を展示に反映できればと考えています。
 それでは実習生の皆さん、お疲れ様でした。

博物館実習で展示替え

8月 22日 木曜日

 8月20日より博物館実習が始まりました。
 博物館の概要や考古・歴史・民俗資料の整理実習、ワークショップの補助など密度の濃い6日間となります。
 21日の午後は民俗資料の整理実習でしたので、展示室の展示替えを一緒に行いました。

 資料の使い方などを実際体験しながら、夏の食事模型を秋の食事模型に替え、蚊帳などの夏の資料を撤去しました。
 その後、実習生には二つのグループに分かれてもらい、それぞれ資料と写真パネルの列品を行ってもらいました。
 導線や照明の当たり方、資料のどこを見てもらいたいかなどを考えながらグループで話し合います。

 途中、お客様にも意見をお聞きしたりして、いろいろな視点から展示を行うことができました。
 ほんの1時間前に初めて見た資料ですが、少しでもわかりやすく見やすい展示になるよう知恵を絞り試行錯誤する実習生たちでした。

 実習生が取り組んだ展示は民俗展示室2で見ることができます。
 ご来館の際にはぜひお見逃しなく!

入館200万人目!

8月 10日 土曜日

本日(8月10日)、れきはくの入館者が、平成6年11月のオープン以来200万人を達成しました。
記念すべき200万人目のお客様をお出迎えするため、セレモニー会場では、当館のキャラクターであるはに坊と、ただ今開催中の特別展「昭和ヒーロー図鑑」の中からタイガーマスクの両名が、今か今かとその到着を待っていました。

200万人目の入館者を待つはに坊とタイガーマスク

そこに記念すべき200万人目の入館者が到着しました。その人は、西予市在住の未来ちゃん。これからその記念セレモニーが始まるわけですが、突然のことでびっくりしたのか少々緊張しているようでした。ちなみに隣にいるのは、弟の旬くんです。

200万人目の入館者

会場では館長から認定証と花束が、イヨテツケーターサービス社長から記念品が贈られました。

館長から認定証が贈られました。

その後、くす玉を割りました。

くす玉割り

テレビ局や新聞社の取材も受け、ずっと緊張が続いていたようでしたが、最後は笑顔でいい思い出となったようでした。

はに坊、タイガーマスクと一緒に

民俗展示室3「四国遍路」展示替えのお知らせ

8月 1日 木曜日

民俗展示室3「四国遍路」は、7月30日に一部資料の展示替えを行いました。

 今回新たに次の資料が常設展示に加わりました。

・弘法大師と衛門三の刷り物 

・弘法大師御事蹟壱千百年忌記念絵葉書、大正4(1915)年、個人蔵

・四国八十八箇所順拝略図、江戸時代

・四国第三拾八番土佐国足摺山図、明治時代

・遍路宿宿帳、昭和7~18(1932~43)年

 そのうち、「四国第三拾八番土佐国足摺山図」は、明治期に作成された四国霊場第38番札所足摺山金剛福寺の絵図です。絵図には略縁起を紹介し、境内の伽藍と足摺岬周辺の名所旧跡が描かれています。太平洋の沖合には日の丸をつけた洋船、帆船の姿も見られ、当時の様子を伝えています。

 また、「遍路宿宿帳」は、愛媛県上浮穴郡川瀬村大字下畑野川(現久万高原町)にあった旧遍路宿・大黒屋において、昭和7~同18年にかけて作成された遍路の宿帳です。畑野川集落は地理的に第44番札所大宝寺と第45番岩屋寺の中間地点にあたり、歩き遍路が順打ちして岩屋寺に向かう際、往復とも同じ道を通るため、宿に荷物を預けて巡拝する「打戻り」の拠点でした。そのため最盛期には遍路宿が10数軒あったそうです。この遍路宿宿帳に記録された遍路の数量的なデータは、昭和10年代の四国遍路の動向を知る上でとても貴重な資料といえます。常設展示室にある四国遍路の資料もぜひご覧ください。

弘法大師御事蹟壱千百年忌記念絵葉書

四国第三拾八番土佐国足摺山図ほか

遍路宿宿帳