開幕しました。特別展「弘法大師空海展」。
空海誕生の時代の仏教文化財「百万塔陀羅尼」にはじまり、
空海が中国(唐)から持ち帰ったとされる錫杖や五鈷鈴(国重要文化財)や、
鎌倉時代に描かれた空海の図像(県指定文化財)や絵巻(重要美術品)。
そして空海筆と伝えられる「隅寺心経(般若心経)」(奈良時代)や、
一時期、高野山に伝わった中尊寺経(平安時代末期、重要美術品)など。
空海の生涯に関する資料や、弘法大師信仰の形成と広がりに関する資料、
そして空海の時代の伊予国の出土遺物などを展示しています。
また、当館新常設展「和紙彫塑による「弘法大師空海」の世界 密●空と海―内海清美展―」もあわせてご覧いただけます。
なお、展示内容については特別展図録『弘法大師空海展』で紹介しています。
図録の体裁はA4版188頁。販売価格は1500円です。
内容・目次は、
図版編
伊予の光定―空海と同時代の天台僧―
弘法大師空海の生涯
空海時代の伊予国
弘法大師信仰の形成と広がり
論考・資料編
大本敬久「1200年前の空海」
今村賢司「阿波国分寺『霊験譚奉納額』にみる明治後期の四国遍路」
空海年表
光定年表
空海の時代の伊予国年表
となっています。
入手方法については、こちらのページをご覧ください。
http://www.i-rekihaku.jp/friend/sale.html
展示会期は6月8日(日)までとなっています。
この機会にぜひご観覧ください。