2015 年 7 月 24 日 のアーカイブ

出前授業 戦後70年企画 学び伝える戦時下のくらし

7月 24日 金曜日

戦後70年にあたり当館が企画した出前授業も、これまでに高校1校、小学校5校のご協力を得て実施しました。その一部をご紹介します。

今月16日(木)、西予市立皆田小学校を訪問しました。6年生16名の皆さんの元気な挨拶で授業が始まりました。まず、ヘイタイ双六や兵隊人形など紹介し、子どもの世界にも戦時色が表れていたことを説明しました。また、昭和15年と16年以降の通知表を紹介して、名称が尋常小学校から国民学校へ、評価が10段階から優良可へ、体練科に武道が設けられた事を説明しました。当日は終業式であったため、通知表には児童たちの関心も高かったようです。

次に、千人針や空襲の話をしました。千人針に込められた女性たちの思いや焼夷弾の恐ろしさを感じてもらいました。そして、空襲時にかぶっていた防空頭巾、女性がはいていたもんぺ、警防団がかぶっていた鉄兜の体験資料を身につけました。「暑い」、「重い」などの感想がありました。

防空頭巾・鉄兜・もんぺを体験する児童たち

最後に、配給制度や切符制度、代用品の話をしました。愛媛県では、1日1人当たりの米の配給が全国平均(2.3合)を下回る1.6合だったため、芋などで補っていたこと、切符がないと衣料品が買えなかったことなどを説明しました。特に、代用品の紙製洗面器には児童たちも驚いている様子でした。

紙製洗面器の説明を聞く児童たち

この授業が戦争の悲惨さと平和の大切さを考える機会となったなら幸いです。出前授業は今後も受け付けますので、社会科や総合的な学習の進度に応じて、お気軽にお問い合わせください。お待ちしています。