2016 年 6 月 のアーカイブ

体験学習講座「親子教室 文楽(人形遣い)に挑戦!」

6月 10日 金曜日
6月4日(土)、体験学習講座「親子教室 文楽(人形遣い)に挑戦!」を開催しました。
西予市三瓶町の朝日文楽保存会の協力を得て、実際に使われている文楽人形の操作や人形遣いの衣装着用などを体験していただきました。

文楽は3人で一つの人形を遣います。3人の役割は次の通りです。
○主遣い…人形本体を支え、頭と右手を操る。頭の微妙な動きで、次の動きを他の二人に伝えるチームの司令塔。人形の重さは約5~10㎏。これを左手一本で支え続ける。
○左遣い…人形の左手を操る。自分の右手で人形の左手の動きを表現。
○足遣い…人形の着物の裾を両手で操り、足の動きを表現。

1本の演目は約30分間から50分間。その間人形を支え操り続けるのは、並大抵のことではありません。
講座を担当した朝日文楽保存会の谷本さん(当館職員)は「人形は主遣いの心を映して動いているため、物語の情景を考え、役になりきることが必要。主遣い、左遣い、足遣いの3人の息がぴったり合ったとき、はじめて人形が生きているように見え、お客様に感動を与えることができる。」と語ってくれました。

朝日文楽保存会 谷本さん

「祭り」のフィナーレ!

6月 6日 月曜日

4月23日から開催していた「愛媛・お祭り博覧会2016」も、いよいよ今週末の6月12日(日)まで。
先週5月28日(土)の片岡愛之助さんのお練りは、あいにくの雨で中止。ただ、雨の中、先哲記念館玄関前で西予市宇和町小原に伝わる五ツ鹿踊りが披露され、私は残念ながら聴けませんでしたが、翌日の舞台稽古のため訪れた愛之助さんからご挨拶があったそうです。
歴博では、16:30から西予市城川町窪野の八ツ鹿踊りの実演の後、東北文教大学の菊地和博特任教授から「東北地方のシシ踊り」の特徴と南予の鹿踊りとの比較、東北歴史博物館の小谷竜介学芸員から災害後に民俗芸能を続ける意味についてお話いただいた後、パネルディスカッションがありました。

その中で印象に残ったのは、東日本大震災の津波ですべてを押し流された南三陸町で、100日法要の時に鹿踊りをやるんだと地域が一丸となって取り組まれた話。まさに地域社会にしっかりと根付いた民俗文化というものを感じました。

今週末の6月11日(土)には、四国民俗学会主催の「地域の祭り・行事の現状と将来」と題したシンポジウムが開催されます。
そして最終日6月12日には、今回の特別展でも祭礼絵巻や練車が展示されている「吉田秋祭り」の国の無形民俗文化財指定に向けた調査委員会が歴博で開催されるとのこと。
名残おしいですが、ラスト1週間。もし観覧券をお持ちでまだ見られてない方は、「後の祭り」にならないよう足を運んでいただければと思います。

なお、歴博では、次の特別展「TRAIN WORLD!」の準備も着々と進行中。もうすぐポスターやチラシも刷り上がって広報できる見込み。7月16日(土)開展予定です。乞うご期待!!