皆さんは鉄道がなぜカーブをまがることができるか考えたことがありますか?車ならハンドルがあり、左右のタイヤの角度や回転数が変化してまがることができます。しかし、鉄道にはハンドルはありません。レールがまがっているため、その上を走る鉄道もまがると考える方もいらっしゃるでしょう。実は車輪に大きな秘密があるのです。それを工作で実証する講座を8月28日(日)午後1時30分から開催します。
半径30㎝のカーブと列車を作り、どのように車輪が動くか観察します。これは、特別展「TRAIN WORLD!」(8月31日まで)の関連講座です。もし、興味があれば自宅で半径を短くして急カーブを作り、限界を調べるのもおもしろいかもしれません。また、車輪の幅(車体長)を変化させて、通過できるカーブの限界値を調べたり、カーブをよりスムーズにまがるにはどうしたらいいか調べると、立派な自由研究にもなります!
夏休み最後の日曜日、ぜひ博物館で「TRAIN WORLD!」の世界を堪能して下さい。講座のお申し込みは、博物館までご連絡ください。お待ちしています。
電話 0894-62-6222 定員 20名(参加費1,000円)
①下書きをする
②列車に見立てた車と線路に見立てた板をはり走行させる
③余裕があれば急カーブなどに挑戦!
Archive for 8月, 2016
鉄道工作~列車はカーブをどうまがる~
2016年8月24日8月30日 焼畑映画上映会を開催します
2016年8月23日四国(愛媛県・高知県)は昭和30年代まで全国有数の焼畑農耕地でしたが、現在ではそのほとんどが失われています。今回は民族文化映像研究所が制作した日本各地の焼畑に関する映画を上映し、消えつつある四国山地の焼畑文化を考えてみたいと思います。
【日時】平成28年8月30日(火)13時~17時
【上映作品】民族文化映像研究所制作
「椿山―焼畑に生きる―」(高知県)1977年 95分
「奈良田の焼畑」(山梨県)1985年 34分
「西米良の焼畑」(宮崎県)1985年 43分
【会場】愛媛県歴史文化博物館多目的ホール
【申込み】事前申込み不要・当日受付
【参加費】常設展観覧券が必要・友の会会員は参加費無料
【主催・お問い合わせ先】愛媛県歴史文化博物館友の会民俗クラブ
西予市宇和町卯之町4-11-2 0894-62-6222(担当:大本)
夏休み子ども講座を開催しました
2016年8月21日8月20日(土)、夏休み子ども講座「教えて!村上海賊」を開催しました。
当館常設展示をみながら、このほど「日本遺産」に認定された村上海賊について学習してみようというものです。
まずは学芸員による展示の解説。小学生の皆さんは熱心にワークシートに書き込んでいます。
原寸で復元した戦国時代の軍船「小早」への乗船です!
船を進ませるための「艪」の長さを実感しています。
能島村上氏伝来の陣羽織を彷彿とさせる体験用の陣羽織を着て、「いざ!出船!」
海賊の拠点・海城から出土した陶磁器類を熱心に観察されています。
はじめての試みとして実施した今回の事業、おかげさまで大変充実した時間となりました。
村上海賊の歴史について子どもたちに学習する機会を提供するとともに
原寸復元模型と歴史衣装を組み合わせることで、これまでにない体験を提供できたのではないかと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
教員のための博物館の日2016in愛媛県歴史文化博物館
2016年8月19日8月19日(金)教員のための博物館の日2016を開催しました。
小・中・高校の先生、博物館職員、市町教育委員会職員と、様々な職種の方々の参加がありました。
内容は、以下の通りです。
オリエンテーション 博物館を活用しよう・れきハコの紹介
博物館で学ぶ② 綿から糸作り体験・昔のくらしと道具体験
博物館で学ぶ③ 出前授業体験
A歴史文書コース 伊能忠敬と伊予、戦時下のくらし
B考古民俗コース 土器や石器にふれてみよう、地域の祭りや伝統行事
参加された方の感想には、初めて見る博物館の仕事への驚きや、授業活用へのヒントが得られたことなどが、たくさんつづられていました。
博物館実習
2016年8月17日博物館学芸員の資格を取得するには、大学などで様々な単位を取得する必要があります。そのひとつに「博物館実習」があります。
当館では、今年2名の実習生を受け入れ、8月16日(火)から21日(日)まで実施しています。期間中実習生は、1名のインターンシップ生とともに、歴史・民俗・考古資料の整理やイベントの補助などに携わることになります。
初日の実習では、午前中に博物館の概要説明・施設見学を行い、博物館施設の全体像を把握しました。午後は、早速歴史資料による実習を行い、収蔵資料の取り扱い方法や整理方法を学びました。
普段見られない博物館の裏側、学芸員の専門業務、保管されている実物資料などを実際に見て体験して、一つでも多くのことを経験してもらいたいと思います。
暑さが続きますが、体調にも気を付けながら、皆さん頑張ってください。
8月20日(土)夏休み子ども講座「教えて!村上海賊」のご案内~自由研究やレポートにも!~
2016年8月15日夏休みもお盆を過ぎましたが、お子さんの夏休みの宿題はいかがでしょうか?
歴博では、常設展示室の魅力をこれまで以上にお伝えする試みの一つとして、夏休み子ども講座「教えて!村上海賊」を開催します。
このイベントは、当博物館の中世展示をみながら、このほど「日本遺産」に認定された村上海賊について、学芸員が子ども向けに分かりやすく解説するものです。
展示品のスケッチや、甲冑や陣羽織を着て、戦国時代の軍船「小早」に乗る体験もできます。
学習した成果をまとめれば、夏休みの社会科の自由研究に役立つかも。
ぜひお越しください!
日時 平成28年8月20日(土)13:30~15:00
定員 親子10組(当日受付・先着順)
対象 小学生及びその家族
集合 開始5分前に、歴史展示室2入口にお集まりください。
参加費 常設展示観覧券が必要(小中学生は無料、一般(高校生以上)510円・65歳以上260円)
持参物 筆記用具をご持参ください。写真を自由研究に使いたい方は、カメラもご持参ください。
Nゲージ走行会始まる!
2016年8月14日特別展「TRAIN WORLD!」(8月31日まで)の関連イベントであるNゲージ走行会が始まりました(15日まで)。今回は、特急「宇和海」、「ソニック」、「しらさぎ」など各地を代表する列車のほか、28両編成の貨物車も登場しました。普段はあまり気にしない貨物車ですが、28両も連結して走行すると圧巻でした。親子連れの多くがスケールの大きさと様々な列車の走行に暫し足をとめて眺めていました。
今回のイベントでは、事前にお申し込みいただいた1日20名の方に、Nゲージの運転体験もしていただきました。まず、伊予鉄道鉄道クラブの方から操作方法を教わって出発です。本物にそっくりのハンドルを握り、アクセルやブレーキを調整して走ります。自分の操作がNゲージに伝わっていることで、実際に列車を運転している感じになり喜んでいる様子でした。約10分間の体験でしたが、最後は駅にピッタリとストップ!
さて、明日はどのような車両が走るのでしょうか?引き込み線にはアンパンマン列車など様々な列車が並んでいました。何が走るかはお楽しみです。ぜひ、ご来館いただきNゲージの世界を感じてください。お待ちしています!
会場 当館エントランスホール
模型走行 10:00~16:00(15日は15:00まで)
運転体験をする子どもたち
ジオラマも豊富な巨大線路
歴博でNゲージが走る!
2016年8月12日現在当館では特別展「TRAIN WORLD!」(8月31日まで)を開催中です。おかげさまでこれまで多くの親子連れにご来館いただいています。さて、8月13日(土)~15日(月)の3日間、特別展の関連イベントとしてNゲージ走行会が行われます。今日はご協力いただいている伊予鉄道株式会社鉄道クラブの方々による準備が行われました。Nゲージは軌間(線路幅)が9㎜の小さな鉄道模型ですが、線路の上を走らすとそこには大きな鉄道の世界が広がります。試験走行として、北陸や四国を走っている特急を走らせましたが、現実にはすれ違うことのない車両がすれ違うのも模型の魅力です。線路の繋ぎや電気の流れ具合なども点検され準備万端です。3日間様々なNゲージが当館を走ります。ぜひ、この機会にNゲージの魅力をご堪能下さい。
会 場:当館エントランスホール
模型走行:10:00~16:00(15日は15:00まで)