2016 年 12 月 のアーカイブ

正月は1月2日(月)から開館しています!

12月 25日 日曜日

いろいろなできごとがあった2016年も、残るところあと1週間になりました。歴博は、月曜日が休館日ということもあって、明日26日(月)から一足早く年末年始の休みに入らせていただきます。今年1年のご愛顧、誠にありがとうございました。
年明けは、正月2日からの営業です。お正月らしく、羽子板やコマをつくったり、絵馬を描くワークショップのほか、れきはく謎解きラリー「失われた『はに坊』のココロを取り戻せ!」などもやっていますので、初詣帰りに、ご家族おそろいでお立ち寄りいただければ幸いです。1月3日には、おめでたい「伊予万歳」の公演もあります。
展示の方は、常設展示のほか、テーマ展「松山城下図屏風」と「没後50年永井刀専展」をやっています。

ちょんまげ姿がトレードマークの永井刀専氏。その風貌からしても、いかにも職人という感じですが、新聞の題字から、風刺漫画、それに商品広告にスタンプ、さらには道後温泉などの版画まで、実にいい仕事をしています。今回は、没後50年ということで、永井刀専の職人技の一端を、文書展示室でご覧いただけます。

企画展示室では「松山城下図屏風」を今年もお披露目。平成25年に新たに発見され当館で所蔵しているもので、三之丸御殿があり、御幸寺の横に千秋寺が描かれていることから、元禄・宝永期(1700年前後)の松山城下を描いたものだということがわかっているそうです。まだ、ご覧になっていない方は、ぜひ一度じっくりと観られて、現在の松山との比較をしてみてください。私が印象に残ったのは、堀端から中ノ川にかけては今の市街地の区画ができあがっているのに対し、中ノ川から石手川にかけてや、城北の今の愛媛大学や日赤病院があるあたりには何もないということでした。
また、吉田初三郎が描いた昭和の松山の鳥瞰図も展示していますので、見比べてみてください。それから2017年に生誕150年を迎える正岡子規の実家の図面もあります。
なお、展示をご覧いただいた方には、レストランでぜんざいのサービスがありますので、あったまってお帰りください。正月2日、3日限り、なくなり次第終了です。
それでは、2017年も歴博をよろしくお願い申し上げます。

テーマ展「松山城下図屏風」「没後50年 永井刀専展」オープン

12月 22日 木曜日

  会 期
平成28年12月20日(火)~平成29年1月29日(日)

「松山城下図屏風」は紙本著色の四曲一双の屏風で、縦1m80cm、横6mを超える大画面に、松山城と城下町を西方上空から俯瞰して描かれています。
本テーマ展では、「松山城下図屏風」に加えて、松山城主であった加藤家、蒲生家、久松松平家に関わる資料や松山城の絵図を取り上げ、城下の変遷を辿ります。また、武家屋敷、町屋、寺社を描いた絵図も展示し、屏風の描写と比較することで、「松山城下図屏風」が細部にいたるまで写実性を備えていたことを紹介します。
約300年前にタイムスリップした気分で、「松山城下図屏風」の世界をお楽しみください。

永井刀専(1895~1966)は、松山でハンコ屋を営んでいた人物です。しかし、ハンコだけでなく多彩な分野で活躍しました。今回の展示は、新聞題字・風刺漫画・商業デザイン・刀専版画の4構成からなっています。刀専は、『海南新聞』や『愛媛新報』などの題字、大正から昭和初期における政党の争いを中心とした風刺漫画のほか、土産や名産などの商業デザイン、松山城・道後温泉などの版画を数多く遺しています。
刀専は、髪を結って櫛でとめていたため「ちょんまげの刀専さん」と呼ばれました。「ちょんまげの刀専」は、彫刻刀によって新たなデザインを生み出すとともに、歴史や文化を後世に遺した人物です。ぜひ、刀専の幅広い才能をご覧ください。

文書展示室
刀専の写真と使用していた机

風刺漫画
民衆の火の上で踊る政友会と憲政会
政友会の高橋是清(大正10(1921)~大正14(1925)総裁)と憲政会の加藤高明(大正5(1916)~大正15(1926)総裁)が民衆の熱を感じている。普通選挙の熱であろうか。大正13(1924)年に革新倶楽部の犬養毅と護憲三派が結成され、男子普通選挙法が成立する。

「えひめのまつり」子ども絵画展やってます!

12月 10日 土曜日

12月の歴博は、特別展も閉幕し、紅葉も終わりに近づき、静かなたたずまい。そんな雰囲気を吹き飛ばすような元気な子どもたちの絵が、エントランスホールに飾り付けられました。今日から第8回目となる「えひめのまつり」子ども絵画展が始まっています。


先日、特別賞、優秀賞を決める審査会があったのですが、東は四国中央市から南は愛南町まで、まさに県下各地域から、小学生の皆さんが愛媛の祭りをテーマに描いてくれた絵が730点あまり集まりました。それらの絵を学年ごとに並べて、まず6人の審査員が2点くらいずつ印象に残った絵をピックアップ。次に、一次選考した絵の中から、さらに4~5点にしぼって、特別賞1点と、優秀賞2点を各学年ごとに選ばせていただきました。
歴博では、今年春に特別展「愛媛・お祭り博覧会2016」を開催したのですが、絵を並べてみると、東予の太鼓祭りやだんじり、南予の牛鬼や鹿踊り、中予の獅子舞など、県内各地の祭りの特徴が、見事に表現されています。そして、祭りに参加している子どもたちの表情が実にいきいきとしていて、楽しそうな雰囲気が漂っています。子どもたちが地域の祭りや伝統行事に関わり、やがて自分たちが担っていくことが、地域を守り、次の世代に引き継いでいくことだとつくづく感じた次第です。
ご指導いただいた先生方、そして絵を描いてくれた子供さんたち、本当にありがとうございました。来年2月5日(日)まで展示していますので、冬休みなどを利用して、ぜひご家族で観に来ていただければ幸いです。
ついでに、常設展示室1階には、愛媛県内各地の祭りの様子を、本物の太鼓台、だんじり、神輿、牛鬼なども交えて展示していますので、見て帰っていただければと思います。
なお、12月20日(火)からは、テーマ展「没後50年 永井刀専展」と「松山城下図屏風展」が始まります。永井刀専は、愛媛における広告図案・商業デザイナーの先駆者で、おもしろい風刺画もたくさん描いています。松山城下図屏風は、平成25年に新たに発見され当館で所蔵しているもので、まさに鳥の眼で江戸時代の松山城下を俯瞰して描かれています。今回は、当時の武家屋敷や町屋、寺社を描いた絵図なども一緒に展示しますので、ぜひ見比べてみてください。ただ今、展示飾り付けの真っ最中。Coming Soon!
そして、お正月は2日から開館していますので、南予に里帰りされた皆様、おせちに飽きたら歴博にいらっしゃってください。あったかいぜんざいをご用意してお待ちしております。