2017 年 8 月 のアーカイブ

「教員のための博物館の日 2017」開催報告

8月 22日 火曜日

オリエンテーション

8月18日(金)に今年も「教員のための博物館の日」を開催しました。参加者は遠くは高知県、東予地域からの方も居られ、小学校・中学校・高校・特別支援学校・図書館司書、社会教育施設職員と様々な学校・職種の方にご参加いただきました。
10時~16時までの長時間に亘り、常設展示室やバックヤードの見学、各種体験講座など非常に内容の濃いものでしたが、参加いただいた方のアンケートには「教員も博物館がより身近になる。」や「出前授業をお願いしたい。」という好感触のご意見が多数ありました。
この講座は、学校の先生方に博物館に足を運んでいただき、博物館のことをもっと知っていただく目的のものですが、担当した学芸員にとっても普段気付くことのない「博物館」を再認識することができました。

常設展示解説

博物館の裏側探検

昔のくらしと道具体験

綿から糸体験

土器や石器にふれてみよう

浮世絵を楽しむ

本事業は来年度も開催する予定です。今年参加できなかったという方も是非ご参加ください。

平成29年度博物館実習の終了

8月 20日 日曜日

8月15日(火)~20日(日)の6日間で実施した29年度の博物館実習も無事に終了しました。

今年度、当館では3名の実習生を受け入れました。期間中実習生は、1名のインターンシップ生とともに、歴史・民俗・考古資料の実物資料の整理作業や写真撮影、「教員のための博物館の日」やワークショップなどの各種イベントの受付・運営補助などに取り組みました。

博物館実習を通じて、実習生は博物館の裏側で学芸員による地道な資料収集・整理、調査・研究、展示などの活動があること、また、博物館と人を結びつける普及活動の大切さを学ぶことができたのではないかと思います。

今回の体験が実習生の皆さんにとって博物館の役割について理解を深めていただければ幸いです。実習生の皆さん、6日間お疲れ様でした。

歴史資料の整理実習

民俗資料の整理実習

考古資料の整理実習

「教員のための博物館の日」 運営補助

イベントの受付

ワークショップの準備

【混雑状況】1時間待ちの「トリックアート 大江戸物語」

8月 11日 金曜日

3連休が始まりました。

本日8月11日(祝)は、午前中から多くのお客様でにぎわっています。

現在開催中の「トリックアート 大江戸物語」は

午前11時頃から入場される方々の行列ができ、

午後2時現在、入室まで約1時間待ちとなっています。

今後も、お盆休みや土日は、展示室内や駐車場が混雑することが予想されます。

なお、午前9~10時半は、比較的待ち時間が少なく、入場できています。

なるべく時間に余裕を持ってお越しになることをお勧めいたします 。

皆様のお越しをお待ちしております。

自由研究応援講座「戦争を調べよう」~テーマ展「戦時下に生きた人々」~

8月 6日 日曜日

8月6日(日)、テーマ展「戦時下に生きた人々」に関連して、自由研究応援講座「戦争を調べよう」を開催しました。小学校・中学校の親子3組10名が参加しました。
まず、自由研究の「きっかけ」、「目的」、「調べ方」、「まとめ方」など、自由研究をする上で大切な点を講義し、次に展示室で解説をしました。参加者には事前に配布した穴埋め問題を通して、自由研究のキーワードとなる言葉をみつけてもらいました。再び研修室にもどって答え合わせをした後、具体的な自由研究の一例を紹介しました。そして、「戦争の悲惨さと平和の大切さ」など、自分なりに普遍的な言葉を見付けてほしいと伝えました。
本講座には展示資料の寄贈者である宇都宮長三郎さんもお越しいただきました。終戦時に宇和島中学校の生徒だった宇都宮さんには、宇和島空襲の様子や「自由」の素晴らしさを語っていただきました。早速、参加者は宇都宮さんに質問したり、一緒に写真を撮ったりしていました。「調べ方」、「まとめ方」で「君たちが戦争体験者から直接話しを聞くことができる最後の世代です」と聞き取り調査の重要性を強調していただけに、早速すばらしい「調べ方」ができていると思いました。
夏休みの児童・生徒のみなさん、歴史や文化を取り上げた自由研究で分からないことがあれば、遠慮なく博物館にお電話下さい。


            展示解説の様子


         空襲について語る宇都宮さん

資料紹介「まぼろしの一銭陶貨」~テーマ展「戦時下の人々」から~

8月 3日 木曜日

今日はテーマ展「戦時下に生きた人々」の中から、「3 留守を守ったお母さん」のコーナーで展示している「まぼろしの一銭陶貨」を紹介します。
明治以降、日本の貨幣は金・銀・銅を主な材料として作られました。戦争の長期化と軍需優先のあおりを受けて、昭和8(1933)年に純ニッケル硬貨が作られました。この背景には軍需資材としての利用価値が高いニッケルを輸入して、貨幣として備蓄しようとした意図があり、昭和13(1938)年にニッケル硬貨は回収され、次はアルミニウム硬貨が作られました。しかし、アルミニウムは飛行機の材料となるため、2度にわたり量目が変更されました。10銭硬貨の場合、昭和16(1941)年に1.5gから1.2gへ、昭和18(1943)年には1.2gから1gになったのです。アルミニウムに続いて作られたのが南方の占領地でとれる錫や亜鉛を使った硬貨です。しかし、戦況の悪化で南方から錫や亜鉛も手にはいらなくなります。
そこで、政府が考えたのが粘土を材料とした陶貨です。有田焼や瀬戸焼で有名な佐賀県、愛知県などの陶器メーカーが作りました。表には富士山、裏には桜花の模様があしらわれています。昭和20(1945)年の敗戦によって使用されることなく、粉砕されたのですが、少量ながら市場に出回っています。なお、一銭という単位の貨幣が作られたのは、不発行ながらこの陶貨が最後となりました。お金を通じて戦争を捉えてみると、戦争を身近にイメージできるかもしれません。
8月6日(日)には自由研究応援講座「戦争を調べよう」(事前申し込み必要)を行います。ぜひ、ご参加ください。展示は9月3日(日)まで開催しています。

               表


              裏