「昔のくらし探検隊、冬のくらし編出発!」

2016年1月4日

 1月3日、お正月イベントの一環として「昔のくらし探検隊、冬のくらし編」を開催しました。
 愛媛県内はもとより、遠くは滋賀県大津市や東京都八王子市からの参加者もあり、担当としてはうれしい限りです。また、通常は学校団体を対象に行っている「昔のくらし探検隊」ですが、イベントでは家族で参加してくださるのも新鮮です。2歳の子どもさんも家族で参加してくださいました。4歳の女の子は、お姉ちゃんと手をつないで一緒に楽しんでくれましたよ。見えないところはお姉ちゃんが抱っこしてあげる仲良し姉妹でした。
 
 まずは、三つの復元家屋を外からゆっくり眺めてみましょう。
 今の家とどこが違うかな?昔の家でも、海の近く、山の中、田んぼの中など地域によって家の形や素材が違うのがわかります。
 写真は、西予市城川町にあった家をモデルにした山のいえです。

 山のいえには囲炉裏もありますよ。普段は上がれない山のいえも、今回の探検隊隊員は特別!囲炉裏を囲んで探検隊長さんのお話を聞きます。
 また今回は冬のくらしがテーマなので、冬に使われた道具も体験しました。
 海のいえの座敷に展示してある「夜着」は、きもののような形の布団です。寒い冬を温かく眠るための道具ですので、体験してみましょう!

 「あったかいね、気持ちいいね」といい笑顔です。

 こちらは、火鉢やあんか、こたつや湯たんぽなどの暖房道具です。博物館の中ですので、実際に温かくはありませんが、それでもさまざまな形や仕組みを体験してもらいました。

 こちらも、この時期だけの展示物。お正月料理です。
今のおせち料理やお雑煮と比べてみると面白いですね。「お餅をたくさん食べたよ」と教えてくれた参加者もいました。
 これ以外にも、明かりの道具や昔の教科書、番傘やミノなど、通常の「昔のくらし探検隊」で体験できる道具もあり、盛りだくさんの一時間でした。
 参加者の中には、「三学期に古い道具と昔のくらしを学校で習うから、博物館に見に来たよ」と松山市から来た男の子もいました。ちょうどこれからの時期、古い道具や昔のくらしを学ぶために博物館にやってくる学校団体も多くいらっしゃいます。
 昔の道具は「見る」だけではその工夫がなかなか伝わりにくいものもあります。「昔のくらし探検隊」では、実際に触って動かして道具の知恵や工夫を体験してもらえます。四季折々「昔のくらし探検隊」は楽しめますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。