7月16日(土)より考古展示室にて「秋季特別展プレ展示 邪馬台国時代の松山平野」を開催しております。この展示は、10月8日(土)から開催予定の秋季特別展「邪馬台国時代の伊予・四国」の開催を前に、松山平野の2~3世紀の集落遺跡にスポットを当て、邪馬台国時代の松山平野、特に集落遺跡の発掘調査成果を展示しています。
展示構成は次の通りです。
1 邪馬台国の時代とは?
(1)邪馬台国時代の土器
2 卜骨とまつりの道具
(1)卜骨/(2)まつりの土器/(3)銅の矢尻・骨の矢尻
3 くらしの道具と土器
(1)漁の道具/(2)米作りの道具/(3)変わった形の土器
4 運ばれた土器と交流
(1)畿内系の土器/(2)吉備系の土器/(3)讃岐系の土器/(4)山陰系の土器/(5)松山平野の土器
6 土器の棺と大型器台
(1)土器の棺/(2)装身具/(3)大型器台のまつり/(4)分割した鏡/(5)卑弥呼の鏡
この展示の目玉資料は、中国の歴史書『魏志』倭人伝に記された当時の人々のくらしに使った道具を、当地域出土資料を通して紹介しているところです。
一例を挙げると、宮前川遺跡群で発掘された卜骨(ぼっこつ)は、シカの肩甲骨(けんこうこつ)に孔(あな)を開(あ)け、焼いてできる亀裂によって吉凶(きっきょう)を占ったものです。『魏志』倭人伝には、「輒灼骨而卜以占吉凶先告所卜其辭如令龜法視火坼占兆」(輒ち骨を灼きて卜し以て吉凶を占う。先ず卜する所を告ぐ。其の辭は令龜の法の如く、火坼を視て兆を占う。)と記されています。
宮前川遺跡出土卜骨(全長16.1cm/当館保管)
展示は9月下旬までの予定です。特別展開催期間中は第2会場として、若干資料を変更する予定です。特別展のひと足前に3世紀の松山平野の資料をご覧いただき、当地域の歴史を再発見していただければ幸いです。
また、10月8日から開催予定の特別展も是非ご覧ください。

