愛媛県博物館協会研修会を開催しました

12月 25日 木曜日
愛媛県博物館協会は、愛媛県内の博物館・美術館・資料館・宝物館・動物園等の教育的展示施設及びその関係者の協力により、博物館等の事業の普及発達を図ることを目的とし設けられた団体です。平成26年度と27年度は、当館が事務局となっています。
会では、毎年1回、博物館業務に対する理解を深め、関係職員の連携を深めるために加盟館を対象に研修会をおこなっており、今年度は、12月19日(金)に愛媛県美術館で開催し、およそ30名の県内の博物館関係者が集まりました。
研修会の内容は、「視覚障害のある人でも楽しめる博物館」をテーマに、大阪府吹田市にある国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎氏に講演を、当館主任学芸員の松井寿氏に事例報告を行っていただきました。
広瀬浩二郎氏

広瀬浩二郎氏

広瀬准教授は13歳で失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学し、同大大学院で文学博士号を取得した後、2001年から国立民族学博物館に勤務され、日本宗教史、触文化論を専門としています。著書に『だれもが楽しめるユニバーサル・ミュージアム』(読書工房)、『さわって楽しむ博物館-ユニバーサル・ミュージアムの可能性-』(青弓社)等があり、視覚障害者でも楽しめる博物館をめざし、日々活動されています。今回の講演では、自身がこれまで行ってきた展示やワークショップ等を通じて、健常者も視覚障害者(触常者)も共に楽しめるミュージアムの可能性について話をしていただきました。
また、松井主任学芸員からは、視覚障害者の方が愛媛県歴史文化博物館を楽しんでいただいた事例(詳細は2013年2月1日~3日のブログ参照)について報告がありました。
松井寿氏

松井寿氏

最後に、愛媛県美術館で1月25日まで開催中の企画展「遊亀と靫彦」展を見学し、研修会は終了しました。
その他、愛媛県博物館協会の活動についてはこちらをご確認ください→愛媛県博物館協会ホームページ