本日は、えひめ南予きずな博連携講座「手漉和紙の歴史・現在・未来 ―西予野村町泉貨紙を知る―」が開催されました。
愛媛県歴史文化博物館では新常設展「密●空と海―内海清美展」を展示していますが、この展示の人形作品は四国の和紙を素材に制作されていることから、今回は特に愛媛県南予地方の和紙「泉貨紙」に注目して学ぶ講座をセッティングしました。
泉貨紙の製造技術が継承されている西予市野村町の乙亥会館を会場に、約30名にご参加いただきました。講師は、泉貨紙の製造に携わる菊地賢祐さん(菊地製紙)と、元・西予市野村町地域おこし協力隊で泉貨紙の普及・活用に取り組むシーバース玲名さん、当館の大本敬久学芸員が務めました。
まずは新常設展「密●空と海」のPR動画を上映して、和紙を用いた創作性について紹介したあと、大本学芸員から泉貨紙の歴史や、泉貨紙の祖である泉貨居士(慶長2年(1597)年没)の生涯や江戸時代以降の顕彰の過程等、泉貨紙の「過去」を紹介しました。菊地さんからは、泉貨紙の製造の「現在」や、原料となる楮や用具の制作の課題をお話いただくとともに、実際に使用している用具を参加者と見ながら解説していただきました。シーバースさんからは、泉貨紙の活用の可能性として、名刺、インクジェットの印刷用紙、家屋の内装材など様々な活用事例をご紹介いただき、泉貨紙の「未来」を参加者一同、考えるきっかけとなりました。
講師のみなさま、参加者のみなさま、ご参加ありがとうございました。
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