江戸時代の西国巡礼のガイドマップ「西国順礼道中絵図」

4月 26日 金曜日

常設展示室「四国遍路」に紹介する「西国順礼道中絵図」は、江戸時代の西国三十三所観音巡礼の案内絵図(木版彩色。縦60.0×横69.2㎝)です。

西国三十三所観音巡礼は、日本に於ける広域にわたる複数の聖地をめぐる最初の巡礼として考えられ、伝説では、大和長谷寺の開山徳道上人が養老年間(717~723)に閻魔大王の勧めによって発願され、後に花山法皇自らが巡礼して中興したとされています。

絵図中には、番号を付した札所、札所と札所を結ぶ巡礼道、巡礼道から分岐する迷道や外道、道中の宿場町、宿場間の距離、神社、国名、城下、名所などの情報が記載され、推奨する道順は朱色で示されています。

「西国順礼道中絵図」

四国遍路にも大きな影響を与えたと考えられる西国巡礼。絵図に示された西国巡礼のコースをたどると、伊勢神宮、熊野三山、高野山などの聖地、奈良、京都、大坂などの観光地がルート上にあり、社寺参詣は信仰と物見遊山が表裏一体の関係にあったことがわかります。

西国巡礼のコース(「西国順礼道中絵図」部分拡大)

ムササビが歴博にやってきた!

4月 25日 木曜日

ムササビが博物館にやってきた。山から降りてきたのでしょうか。

「万葉集」巻六にもムササビが山を降りてきた和歌があるので、館蔵の「万葉集」(文化2年板)、その部分を開いてみました。「ますらをの高円山(たかまどやま)に迫(せ)めたれば里に下り来るむささびぞこれ」。天平11年(739)、大伴坂上郎女の歌。聖武天皇が狩りをしたとき、小さい獣が迷い込み、武人がつかまえて天皇に献上する。その際に詠った歌です。ムササビは万葉仮名では「牟射佐妣」と表記されています。

テーマ展「瀬戸内の海人たち」関連講座のお知らせ

4月 24日 水曜日

宮ノ浦遺跡の遠景写真(上島町教育委員会・愛媛大学考古学研究室提供)

現在、考古展示室ではテーマ展「瀬戸内の海人(かいじん)たち」を開催中です。本展は、今年5月に開通20周年を迎える瀬戸内しまなみ海道に関連して、近年の芸予諸島及び周辺部の発掘調査成果及び研究成果について、紹介するものです。

関連事業として、5月19日(日)と6月1日(土)に考古講座を下記のとおり、開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

■考古講座

5月19日(日)13:30~15:00

槙林啓介氏(愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター准教授)

「上島町宮ノ浦(みやんな)製塩遺跡と瀬戸内海人文化」

6月1日(土)13:30~15:00

谷若倫郎氏(瀬戸内海考古学研究会副代表)

「古代の瀬戸内海航路と津々浦々」

講座に参加ご希望の方は博物館までお申込みください。

新元号と万葉集

4月 2日 火曜日

昨日、新元号「令和」が発表されました。愛媛県歴史文化博物館では「令和」の出典である「万葉集」(江戸時代後期の版本)を所蔵しており、典拠部分の巻第五を、本日午前中に展示、列品しました。5月31日まで常設展示室(歴史展示室1)にて展示しています。

【速報】新元号「令和」の出典『万葉集』を展示します。

4月 1日 月曜日

万葉集巻第五

「平成」の次の元号が4月1日に発表され、新元号は「令和(れいわ)」に決まりました。

その出典は『万葉集』巻第五の「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」の「令」・「和」とのことです。

愛媛県歴史文化博物館は江戸時代後期に刊行された『万葉集』(奈良時代成立・文化2(1805)年板)を収蔵しており、この度、典拠部分である『万葉集』巻第五を、常設展示室(歴史展示室1)にて公開することとなりました。

展示期間は、平成31年4月2日午後から、令和元年5月31日までの予定です。

【ラストイベント】3/31伊予かすりの製作実演 実施決定!!

3月 29日 金曜日

3月31日(日)に、高機による伊予かすりの製作実演を、臨時実施することになりました。
実演していただくのは、川西利美さん(伊予絣機織り愛好家)。
時間は10:00~15:00頃(お昼休憩あり)の予定。会場は企画展示室内です。

2月17日に開幕した特別展「伊予かすり 絣文様の世界」もあと会期10日を切りました。
4月7日(日)まで。
この31日の製作実演が、特別展「伊予かすり」のラストイベントになります。
この機会に「伊予かすり」展、ご来場ください。

【特別展「伊予かすり 絣文様の世界」情報】
https://www.i-rekihaku.jp/exhibition/index.html

元祖UFOキャッチャーが寄託されました!

3月 21日 木曜日

昭和初期のクレーンゲーム機

先日、宇和島市のあるお宅からUFOキャッチャーの元祖とも言えるクレーンゲーム機の寄託を受けました。戦前から玩具、お菓子、日用品などを販売していたとのこと。現在でも使用可能な状態なので、コインとマッチ箱で実験してみました。
コイン(実際は1銭)を入れてハンドルを回すと、クレーンがシャベルをつり上げて左に回転。ここぞと思う位置でハンドルを止め、ボタンを押して再びハンドルを回すと …今度はシャベルが下がり、運が良ければマッチ箱(実際はお菓子)を挟み込んでつり上げます。さらにハンドルを回すと、クレーンは右に回転して元の位置に戻り、シャベルが開いてお菓子が手元に落ちてゲットする仕組みです。
ゲットできるかどうか、ドキドキ感はUFOキャッチャーそのものです。多くの人々がこの玩具に一喜一憂したことでしょう。それにしても一連の流れが手動ハンドルによる回転運動で完結している点には驚かされます。近世以来のからくり技術がこのクレーンゲーム機にも活かされているのです。

特別展「伊予かすり 絣文様の世界」 展示替えしました!!

3月 19日 火曜日

絣文様はその時代の社会情勢や政治・経済、文化、伝統、人間の個性を物語る、時代を写す鏡として注目されます。

現在、開催中の特別展「伊予かすり 絣文様の世界」では、愛媛県内にのこる伊予絣を中心とした、明治時代~昭和時代の絣の古布(裂、蒲団絣等)コレクションとして知られる「白方コレクション」「定秀寺コレクション」等を特別公開しています。

会期後半の本日3月19日からは後期展示の開始です。昨日の展示替えにより、両コレクションの中から、前期展示で紹介できなかった蒲団絣など、選りすぐりの貴重な絣の古布(約20点)を新たに紹介しています。

伊予絣の歴史をふり返りながら、今回初公開となる両コレクションから見る精緻で多彩な絣文様の世界を是非ともご覧ください。

特別展「伊予かすり 絣文様の世界」は4月7日(日)迄。

伊予かすりの製作実演

3月 10日 日曜日

機織りの音が展示室に響きわたる。ただいま川西利美さんによる伊予かすりの製作実演中です。本日は15:00まで。次回は3月16日10:00~15:00を予定しています。特別展「伊予かすり 絣文様の世界」。ぜひご来場ください。

特別展「伊予かすり 絣文様の世界」 試着体験コーナーの設置&展示替えのお知らせ

3月 8日 金曜日

①試着体験コーナー「絣を着る」を企画展示室内に新たに設置しました!

絣の着物、前掛けに触れて、その風合いを実際に感じることができます。このコーナーは写真撮影もOK。

②会期の後半、展示資料の一部(蒲団絣、裂等)を展示替えします!

前期展示 3月17日(日)まで

後期展示 3月19日(火)~4月7日(日)まで

特別展の後期展示では、白方コレクション、定秀寺コレクションから、前期展示で紹介できなかった貴重な絣の文様を展示します。精緻で多彩な絣文様の世界を引き続きお楽しみください。

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