4月 15日 木曜日
4月4日、特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術」とテーマ展「おひなさま」が無事閉幕しました。翌日から特別展の資料は美術専門の運送業者さんと一緒に丁寧に梱包して、一路東京へ・・・。
東京から戻ると、続いてテーマ展「おひなさま」の資料を片付けます。黙々と作業を始めて4日目、やっと展示室は空っぽになりました。

なんだか寂しい風景に見えますが、これから展示台や展示ケースなどを入れ替えたりとまだまだ作業は続きます。次回はどんな資料が並ぶのか何だかワクワクしますね。
民俗展示室2の民家に飾っていた「雛飾り」は、恒例になってきている「五月飾り」へ展示替えも行いました。今年の春は暖かかったり寒かったりと不安定な天候が続いていますが、博物館の中は少しづつですが5月仕様になってきています。

次回の特別展はコチラ!!
「見て・ふれて・楽しもう!ダンボールの博物館」(4月24日[土]~5月30日[日])です。

展示準備は大詰め、企画展示室に大きな造作物が出来上がる予定になっているので、担当者も今からドキドキしています。展示準備の裏側をリポートしたいと思っていますので、お楽しみに♪
umiya | カテゴリー: れきはく・今日の出来事 |
3月 26日 金曜日

常盤町商店街 今治市常磐町 昭和40年
今治港から市役所を東西に結ぶ今治の中心商店街で、売り出しなのか商店街全体が紅白の幕で飾られている。通称「今治銀座」とも呼ばれ、衣料品の店が多く立ち並ぶ。買い物客の足となる輪タクが客待ちをしている。しかし、近年は渡海船による島嶼部からの買い物客が減り、人通りも写真当時よりは減っている。

inojun | カテゴリー: 館蔵資料紹介 |
3月 21日 日曜日

今治城の牡蠣の養殖 今治市 昭和11年
何の変哲もない城跡の石垣の写真。名所旧跡として今治城を撮影した写真に見える。しかし、村上節太郎が書き残したメモには、「城の堀を利用したカキの養殖」と記されている。確かによく見ると、堀の中に養殖のための竹ヒビが林立している様子がうかがえる。
地元で聞くと、今治城の堀は明治時代に入り、旧今治藩士がつくった組合により管理され、牡蠣の養殖場として貸し出されていたことがわかった。今治城の堀は海水を導入しており、潮の干満による水位を調整する水門もついていたため、牡蠣の養殖に適していたのだろう。村上の地理学者としてのセンスがうかがえる一枚である。
今治城は軟弱な地盤を補うため、今治城の本丸、二之丸の石垣の下には犬走りがまわり、松が植えられていた。昭和11年の写真には多くの松が見えるが、現在はこれらの松は失われている。

inojun | カテゴリー: 館蔵資料紹介 |
3月 11日 木曜日
先日の休館日に行なわれた展示室の点検作業に合わせて、歴史展示室1では展示替えを行いました。
上の写真がこれまでの展示風景です。


下の写真が今回実施した展示替え後の様子です。違いがわかるでしょうか?
昨年4月~6月に開催した企画展「えひめ発掘物語2&絵で見る考古学」にて展示した早川和子氏作成の遺跡復元画3点をパネルにして展示しています。この復元画の取材時の様子は過去の記事遺跡復元画ができるまで-3 をご参照ください。

特に今治市相の谷1号墳を紹介するコーナーでは、これまで展示していた模型に替わって、パネルで古墳築造の様子を紹介するとともに、出土遺物の一部を新たに展示しています。

もう2枚の新しいパネルは展示室で探してみてはいかがでしょうか。
tomiemi | カテゴリー: 常設展おすすめ情報 |
3月 9日 火曜日
特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術~姫君からモダンガールまで~」を御覧になった方には、ポーラ文化研究所が発行している『化粧文化PLUS Volume2』を無料配布しています。テーマは「かわるもの、かわらないものって?」。美肌ケア、ベースメーク、口紅などの江戸時代から近現代にかけての変化が、カラフルな図版とともに分かりやすく紹介されています。特別展で展示されている資料の図版も収録されていますので、展示の副読本として最適です。

なお、より詳しく化粧文化を紹介している書籍として、ミュージアムショップでは、村田孝子著『大江戸カルチャーブックス 江戸三〇〇年の女性美 化粧と髪型』(青幻社発行、2007年)を関連図書として販売しています。お越しの際にはぜひミュージアムショップにもお立ち寄りください。

inojun | カテゴリー: 特別展おすすめ情報 |
3月 6日 土曜日
特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術~姫君からモダンガールまで~」は無事開幕しました。初日はポーラ文化研究所主任研究員の村田孝子先生により、「ポーラ・コレクションの見どころ」ということで、展示解説いただきました。ポーラ・コレクションを研究し続けてきた村田先生ならではの展示解説で、化粧文化の奥深さが伝わったのではないかと思います。

なお、展覧会最終日の4月4日にも、特別展関連の歴史講座として村田孝子先生の「江戸美人のおしゃれ術」があります。こちらは研修室での講座になりますが、即席でできるお歯黒なども登場するかもしれません。興味のある方はぜひ講座も受講ください。
inojun | カテゴリー: 特別展おすすめ情報 |
2月 16日 火曜日

特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術 ~姫君からモダンガールまで~」は、本日開幕しました。
観覧料は以下のとおりです。
■特別展
大人 500円(400円)
65歳以上 250円 (200円)
小・中学生 250円(200円)
■常設・特別展共通
大人 700円(580円)
65歳以上 350円(280円)
※( )内は20名以上の団体料金になります。
※小・中学生は常設展は無料です。
職員一同、みなさまのご来館を心よりお待ちしております。
rekihaku | カテゴリー: お知らせ |
2月 14日 日曜日
バンクーバー五輪が開幕しましたが、特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術~姫君からモダンガールまで~」の方もいよいよ開幕が近づいてきました。先日はポーラ文化研究所にうかがい、資料の借用を行いました。

1点ごとに点検を行い、資料を輸送に耐えられるように丁寧に梱包していきます。今回は資料点数が多いので、2日間かけて作業を行いました。
資料は無事に博物館まで到着。資料の列品に取り掛かります。

列品は余裕をみて3日間を予定。狭い展示ケースのなか、どう展示すると綺麗に見えるのか考えながら、慎重に資料を並べていきます。終盤にさしかかると、展示の全体像がくっきりと見えてきます。学芸員として少しほっとする瞬間です。


今日は列品の最終日。最後の追い込みになります。
inojun | カテゴリー: 特別展おすすめ情報 |
2月 5日 金曜日
先日、愛媛県最南端の峠である松尾峠を訪れ、歩いて県境を越えてきました。南宇和郡愛南町小山と高知県宿毛市大深浦の間にあるこの峠道は、昭和4年に宿毛トンネルが貫通するまでは、伊予と土佐を結ぶ主要な街道として多くの人々に利用されていました。享和元(1801)年の記録には、普通の日に200人、多い日には300人が通ったと記されているそうです。

また、ここには、貞享4(1687)年と翌年に建立された2基の石柱が存在し、それぞれ「従是西伊豫國宇和島藩支配地」、「従是東土佐國」の文字が刻まれています。


この石柱から南西へ200メートルほど行くと「純友城址」と書かれた看板があります。それによると、天慶4(941)年、追捕使小野好古率いる朝廷軍に敗れた藤原純友は、伊予から九州へ逃れるとき、妻とその父をこの純友城に隠した。やがて純友と息子重太丸が討たれたことを聞いた妻は、悲しみのあまり気が狂い、その年の8月16日にこの地で亡くなった、とされています。

この記事の出典と思われる『前太平記』には、
「爰に栗山将監入道定阿と云ふ者あり。是は、伊予掾純友が末子重太丸が母方の祖父なり。去んぬる承平の比、純友隠謀露顕して伊予国を出奔せし時、定阿入道も重太丸が母を具して当国を立ち退き、土佐国松尾坂と云ふ所に忍びて居たりけるに、一類残らず討たれ、重太丸も縲紲の辱めに逢ふて、京都に誅せられぬと聞きしより、彼母恩愛の悲嘆に堪へず、慟哭の余りにや物狂わしく成つて、巫医の功を尽くすと云へども更に験もなく、今年八月十六日に思ひ死にゝぞ失せにけり。」
と、「土佐国松尾坂」の記述が見えます。
現在、純友城址には展望台が設けられており、宿毛湾を一望できるようになっています。

ここから、高知県側に下っていき、宿毛市大深浦に入ると松尾坂口番所跡がありました。往時は不法越境者を厳しく取り締まっていたと思われます。

3月には、友の会会員でここを歩き、春の心地よい風とともに予土国境を行きかった人々の歴史にふれていきたいと思います。
jboy | カテゴリー: 南予の史跡紹介 |
2月 4日 木曜日
特別展「ポーラ・コレクション 美人の化粧術~姫君からモダンガールまで~」も開幕が迫ってきました。この数日、展覧会場の設営に汗を流しています。

昨日は看板もできあがりました。ポスターのデザインに合わせて、落ち着いた雰囲気に仕上がりました。いよいよ来週は資料の借用に出張します。
一方で、今年は常設展示室で開催されるテーマ展「おひなさま」も、展示の追い込み。

御所人形を慎重に列品中。少しも気が抜けません。

こちらは江戸小物を列品中。細かい資料ばかりなので、学芸員の中でも比較的繊細(?)と思われる人が並べていきます。
テーマ展の方はようやく終わりが見えてきました。
inojun | カテゴリー: 特別展おすすめ情報 |