五月飾りを展示しました

2012年4月13日

テーマ展「おひなさま」も終わり、季節の主役の交代ということで、民俗展示室2の海・山・里の家に五月飾りを展示しました。


当館が所蔵する中で、最も大きな幟飾(のぼりかざ)りを展示しています。高さが214センチもあり、天井(てんじょう)に届かんばかりです。


この幟。裾の端にぶらさがっているものにも注目してみてください。ここには一般的には括(くく)り猿という風押さえの錘(おもり)がつけられていましたが、この幟にはその名のとおり毛植えのかわいらしい猿が付けられています。昔の人のユーモアが感じられます。

ゴールデンウィークは特別展「リカちゃん-夢とあこがれの45年-」が開催されますが、常設展示には男の子の五月飾りが展示され、子ども歴史館でも大人気のよろいの着付け体験が実施されます。男の子もぜひゴールデンウィークはレキハクへ!!

昔のくらし探検隊 春編

2012年4月6日

  愛媛県歴史文化博物館では、学習支援プログラムの一つとして「昔のくらし探検」というプログラムをご用意しています。

 昭和の民家を復元した展示室を舞台に、昔の家や道具を実際に見て、触って、昔のくらしを身近に考えてもらうプログラムです。

 展示室にある道具や食事模型は季節に合わせてすこしずつ替えており、今回は春の「昔のくらし」を探検隊に体験してもらいました。

4月5日に「昔のくらし探検隊」として来館してくれたのは小学校1年生から6年生までの7人です。その様子を紹介します。

 丹原町の農家をモデルにした「里のいえ」では、昔の蓄音機で「うれしいひな祭り」など、レコードの音色を楽しんでもらいました。レコードを見て「フロッピーだ!」と話すこどもたちに絶句した昭和生まれの隊長たちでした。

 

レコードの溝や蓄音機の仕組みに興味深々のこども達です。

   同じく里のいえの箱膳は、食事の時はテーブルに、食事以外の時は食器をしまう道具になるものです。

 里のいえは、その広さや食事の様子などから、「海のいえ」「山のいえ」を抑えての一番人気でした。

 里のいえと山のいえの間にある展示コーナーでは、季節に合わせて田植の写真パネルや稲作関連の資料を展示しています。写真パネルに写っている「田植定規」が里のいえの意外なところに収納されており、「ここです!」と力強く指差す隊長です。

どこにあるかは展示室で見つけてみて下さいね。

城川町にある民家をモデルにした山のいえには、山の仕事に欠かせないショイコ(オイコ)があります。背負ってみてその重さを体感します。

「重くないよ」

と元気に答える子どもたちですが、これで山道を登るのは大変な作業です。

 昔の道具に触れて動かして体験する「昔のくらし探検隊」は、2012年度も元気に活動予定ですので、入隊お待ちしております。

今日は十二単イベント

2012年4月1日

3月4日に引き続いて今年2回目の十二単の体験イベントを行いました。

今日の最初の着付けは姉妹で参加。平安貴族の正装である十二単(じゅうにひとえ)と、日常着である袿袴(けいこ)を着ていただきました。

妹さんが着られている袿袴については、午後から事前応募なしで着ることができます。博物館で春を感じてください。

「平安時代の衣装を着てみよう」
対  象:幼児~小学生(身長100~140cm)
受付時間:13:00~15:00
参 加 費:無 料

企画展「四国へんろの旅」の関連講座を行いました!

2012年3月28日

 企画展「四国へんろの旅―絵図・案内記と道標―」の関連講座を行いました。その様子を紹介します。 

(1) 喜代吉榮徳氏(元早稲田大学非常勤講師) 「へんろ石は語る」 3月4日(日)13:30~15:00  

 喜代吉先生自らが採集した拓本やスライドをもとに、真念、武田徳右衛門、照蓮、政吉、中務茂兵衛らの遍路道標(標石)の歴史とその特徴、また、遍路道標石に先駆けて存在する町石や、柳水碑、四国三恵碑、臼井碑などのへんろ石の存在について紹介されました。

 参加者からは「道標とへんろ石の違いについてわかった」「石自体を学ぶ機会がなかったので良い勉強になりました」「単なる石の中に沢山の人の意思が何百年も生き続いていることに感激した」などの感想がありました。

  「へんろ石は語る」講義風景

(2) 滝口伸一氏(今治明徳短期大学客員教授) 「バスツアー 四国遍路の元祖・衛門三郎ゆかりの地を訪ねて」 3月10日(土)9:00~17:00  

 博物館からバスに乗り、松山市内にある衛門三郎ゆかりの史跡を見学しました。伝承では、衛門三郎は最初のお遍路さんとなった人物として知られています。最初に、46番浄瑠璃寺の門前にある老舗の遍路宿・長珍屋さんで、滝口先生から、衛門三郎伝説の概要、お接待雑学、今日の見学コースの見どころについて説明がありました。

 長珍屋さんで昼食後、47番八坂寺から実際に遍路道を歩き、土用部池堤防にある県内最古の遍路道標、衛門三郎の屋敷があったとされる文殊院、衛門三郎の亡くなった8人の子どもの墓と伝えられる八ツ塚などを訪れました。その後、バスで移動し、納め札の始まりとされる伝承がある札始大師堂を見学しました。

   文殊院へ向けて、へんろ道を歩く参加者たち

   八塚を見学する参加者たち

 最後に、衛門三郎ゆかりの51番札所石手寺を訪ねました。宝物館で衛門三郎が息をひきとる際に弘法大師が手に握らせたと伝えられる玉の石などを見学しました。実際にへんろ道を歩きながら、衛門三郎伝承の史跡を巡る今回のバスツアーは、参加者にとても好評でした。  

 企画展「四国へんろの旅―絵図・案内記と道標―」4月8日(日)までとなります。開催期間も残すことあとわずかです。

 当館収蔵の四国遍路資料に加え、一般に公開されることが少ない個人所蔵の四国遍路の絵図や案内記、遍路道標、アート作品など、四国遍路に関する貴重な資料を多数展示しています。この機会に是非ご覧ください。お見逃しなく! 

 企画展「四国へんろの旅―絵図・案内記と道標―」詳しくは↓

 http://www.i-rekihaku.jp/exhibition/index.html

 

まちがい探し

2012年3月15日

昭和初期の家屋を復元した民俗展示室3「愛媛のくらし」ですが、この度マイナーチェンジをしました。 次の2つの写真で違いがお分かりになりますでしょうか? 

 

 

 はい。番傘が新しくなりました。

「昔のくらし探検隊」では人気の道具の一つです。番傘を持ってみたり、開いてみて現在の洋傘との違いを体験してもらいます。重さや素材、使い方や収納方法など、色々な相違点が実際に体感できます。

その際には、番傘を大切に扱ってもらうのですが、やはり破れや傷みが出てしまいますので、今回番傘を新しくしました。

 開いてみるとわかりますが、破れていてからかさお化けのようです。

 

 こちらが新しい傘ですが、色が違うのがお分かりでしょうか?

番傘は、和紙や竹で出来ています。雨が染みないように、柿渋や油を塗ります。

できあがったばかりの紙はまだ白っぽく、経年と共に茶色になっていくようです。

平成4年の時点では、愛媛県内にも和傘職人としてお店を構えていた方が、西条市・内子町・御荘町に少なくとも三人はいらっしゃったようです。

こちらの2代目番傘も「昔のくらし探検隊」の際に大活躍してくれると思います。

 (参考資料)

愛媛県教育委員会「愛媛県の諸職-諸職関係民俗文化財調査報告書-」平成4年3月

歴史展示室4におもちゃ屋ができました!

2012年3月14日

先般の休館日を利用して、展示室のメンテナンスを行いました。いくつかのガラスケースは、展示資料を外して内側からも清掃します。春休みには、きれいなケースでたくさんの来館者をお迎えしたいと思います。

いくつかの箇所では、展示替えも行いました。一番大がかりな展示替えの箇所は、歴史展示室4の昭和の展示コーナー。文具屋・本屋さんがおもちゃ屋さんに大変身。

この展示替えは、ゴールデンウィーク期間に開催される展覧会にあわせたものです。ゴールデンウィークの展覧会も近いうちにご報告できると思います。春は宇和島まで伸びた高速道路を使ってぜひレキハクへ。

十二単の体験イベント

2012年3月4日

博物館では桃の節句にあわせて、今年も十二単の体験イベントを行いました。

十二単は公家女子の正装。袿(うちぎ)をたくさん重ねていきます。きれいに着せるために三人が息をあわせて着付けていきます。

平安絵巻からまるで抜け出たみたいです。今日はあいにくの雨模様でしたが、華やかでこの空間だけ春が訪れたかのようです。

次回の十二単着付け体験は、4月1日(日)に実施します。十二単は既に募集を終えていますが、13時から15時までは平安時代の公家女性が日常的に着ていた袿袴(けいこ)を着ることができます。こちらは当日参加できますので、ぜひ4月1日(日)は歴博へ!

「平安時代の衣装を着てみよう」
対  象:幼児~小学生(身長100~140cm)
受付時間:13:00~15:00
参 加 費:無 料

平安衣装でそろって記念写真

2012年2月25日

2月25日は、歴史文化体験「平安衣装を着てみよう!」 が行われました。

たくさんの参加者がありましたが、特にオススメなのは兄弟姉妹で来館すること。男性の狩衣(かりぎぬ)、女性の袿袴(けいこ)ともに、100~140cmの大小2着ずつありますので、兄弟姉妹でそろって写真を撮影することができます。成長の記念写真としていかがでしょうか。

次回の歴史文化体験は、3月18日(日)13:00~15:00で「綿から糸づくり」になります。たくさんのご参加をお待ちしています。

平安時代の衣装を着てみよう!

2012年2月24日

月1回行っている歴史文化体験。明日、2月25日は「平安時代の衣装を着てみよう!」を行います。たくさんのご参加をお待ちしています。


 狩衣


 袿袴

歴史文化体験
「平安時代の衣装を着てみよう」

平安時代の公家が日常に着ていた狩衣(かりぎぬ)、袿袴(けいこ)を着ることができます。
このうち、袿袴は現在、文書展示室で展示中の西条藩松平家に伝わったおひなさまと同じ姿になります。

対  象:幼児~小学生(身長100~140cm)
受付時間:13:00~15:00
参 加 費:無 料

企画展「四国へんろの旅」オープンしました

2012年2月21日

 

 企画展「四国へんろの旅 -絵図・案内記と道標-」が本日オープンしました。

 今回の展示では、四国遍路資料の中から、旅へと誘った絵図や案内記、遍路路沿いに建てられ無言のうちに歩き遍路を見守ってきた遍路道標、また絵馬や古写真、絵画に残された遍路の姿などを特集しております。

 館蔵資料に加えて、個人所蔵の貴重な資料も多数お借りすることができました。

 展示室の様子を少しだけご紹介いたします。

 へんろ道標の拓図と写真パネルでの紹介です。

 比べてみると、大きさや形状が様々であることに驚くばかりです。

 こちらの資料は南予で初確認された真念の道標です。今回の展示が初公開となります。

 この他にも四国遍路関係資料を多数展示しております。

 今現在四国遍路をまわられている方や、四国遍路に興味がおありの方、ぜひご来館いただきたいと思います。

 なお、会期中、納経帳を提示されたお遍路さんは、通常料金の半額料金となります。お持ちの方はどうぞお忘れになりませんよう、お願いいたします。