
今回の展示替えでは、最近寄贈を受けた資料を中心に、「昭和初期の絵本とおもちゃ」のコーナーを設けました。なかでも、日本最初の月刊の保育絵本として有名な『キンダーブック』を展示しています。
『キンダーブック』を創刊した高市次郎は、明治9年に平井谷(松山市平井町)に生まれています。愛媛で小学校に勤めた後に、上京して玩具店を開店。昭和2年に幼児向けの知識絵本、「キンダーブック」を刊行します。科学的視点を取り入れた「キンダーブック」は「観察絵本」と呼ばれ、幼稚園を通じて各家庭に配本され、1930年代には月約10万部の部数を誇りました。
戦争が激しくなるにつれ、おもちゃの素材は金属製・セルロイド製が姿を消して、紙や木などが主流となります。絵本も戦意昂揚の手段となり、「キンダーブック」の表紙にも戦争をモチーフにしたものが増えていきます。




















