「歌舞伎と文楽の世界―愛媛の伝統芸能―」展の準備も進み、展示室も徐々に資料で埋まってきています。
そんな中、突然、野澤錦糸(のざわ きんし)先生がご来館されました!
野澤先生は文楽三味線方として高名な方で、先般、第28回国立劇場文楽優秀賞を受賞されています。
愛媛県にも頻繁に来県されており、俵津文楽等の三味線を指導するなど、愛媛県の文楽の技術向上に貢献されています。 先日は、俵津文楽へ三味線の指導に行かれる前に、博物館へお寄りいただき、展示準備中ではありますが、展示室をご案内しました。
大江巳之助の手によるカシラを見る野澤先生
文楽の衣装、幕、カシラを見られる野澤先生
俵津文楽の人形の前で記念写真
ゆっくりと展示をご覧頂く中で、「愛媛県に明治時代の人形のカシラがこれほどたくさん残っているのは驚いた」とおっしゃった野澤先生の言葉が印象的でした。
今回の展示で紹介しているカシラは一部ですが、これだけの数のカシラが一堂に会する機会はそうありません。
ますます開幕が待たれる「歌舞伎と文楽の世界―愛媛の伝統芸能―」は7月14日(火)からスタートです!