「歌舞伎と文楽の世界―愛媛の伝統芸能―」展の関連ワークショップとして「体験!歌舞伎メイクアップ」が開催されますが、「歌舞伎のメイクアップってなに?」「どんなことするのかな?」と思われる方も多いのでは・・・

例えば、この絵の男の人は「鎌倉権五郎(かまくらごんごろう)」と言い、「暫(しばら)く!」といって颯爽(さっそう)と登場するので、歌舞伎のタイトルも「暫(しばらく)」といいます。
実際にも赤い顔をしていたのではありません。このような赤や黒の筋のことを「隈取(くまどり)」といい、顔の血管や筋肉などを大げさにあらわしたものです。隈取は、色にも意味があり、このような紅の筋は、血の気の多く正義感あふれる若者を表現しています。
このような隈取をはじめとしたメイクアップ、歌舞伎役者の方はすべて自分の手で行うようです。
そこで、歌舞伎の世界をちょっとのぞいてみようというわけで、メークアップ体験をれきはくでも行うことになり、ワークショップにむけて準備している様子を突撃取材してきました。

白粉(おしろい)を塗ります。ワークショップでは、塗ってもらえるから、安心です。真っ白な顔になりましたね。

筆を持って自分で隈取してみよう!ちょっとくらいはみ出たり、左右違ってもノープロブレム♪自分の顔をキャンバスに大胆に変身してみましょう!

おお!凛々しい出来上がりです。「え?これが私?」と驚くくらいの変身。ポーズを決めて、ハイ記念写真☆
参加費は500円程度+特別展観覧券が必要ですが、プロの舞台用化粧品を使用して、自分でメイクアップした隈取をハンカチにうつしとった「押隈ハンカチ」のお土産つき♪
おうちに帰って額に入れてもいいですね。夏の思い出にいかがですか??ご参加お待ちしています。
「体験!歌舞伎メイクアップ」
日時:8月9日(日)・8月23日(日)いずれも14:00集合
参加費:500円程度(特別展観覧券が必要です)
対象:小・中学生
事前申し込み不要 先着20名
カメラを持ってぜひお集まり下さい!
*かぶれやすい方、お肌の弱い方はご遠慮下さい。
*できればタオル持参の上、汚れてもよい服装でお越し下さい。