ふすまはがし!

2018年4月20日

今月のボランティア資料整理は「ふすまがはし」をおこないました。
「ふすまはがし」とは、古いふすまの下張りに使用されている古文書を剥ぐ作業をいいます。
今回使用したふすまは、旧川舞村(八幡浜市五反田)の郡役所支所跡地から回収したものの1枚です。すでに表層の一部がはがれ、下張りの古文書が確認できる状態でした。

ふすまに水を吸い込ませ、糊をふやかしながら1枚1枚はがしていきます。
下張りは何層にもなっていて、途中の層からは山水画や墨書なども現れました。

どうにかすべての裏貼り文書をはがすことができました。
今回はがした裏貼り文書は、
6月24日の体験講座「災害にあった文化財―水損紙資料―を救う」において
水損資料レスキューワークショップの水洗いと乾燥で使用いたします。
興味関心のあるかたはぜひご応募ください!詳細は歴博HPをご覧ください。