テーマ展資料紹介(2) 鰯漁の道具
テーマ展「宇和海と段畑のくらし―海と「そら」の恵み―」に展示中の資料の紹介です。
「西国一の鰯漁場」といわれた宇和海。
今回は、宇和海の鰯漁で使われた道具を紹介します。
ザイ 西予市明浜歴史民俗資料館蔵
海岸の高い所や船上から、村君(むらぎみ)が魚の群れの動きや泳ぐ方向を知らせる道具です。
75cmの泉貨紙を折り結んであり、2本1組で、1本ずつ両手に持って使います。
「漁業旧慣(きゅうかん)調」の「鰯網曳(ひき)之図」にも、陸と船上の双方で、村君がザイを持って指図する様子が描かれています。テーマ展資料紹介(1)に掲載していますので、あわせてご覧下さい。
綿の鰯刺網(写真中央の白い網) 西予市明浜歴史民俗資料館蔵
昔は、綿でできた網を使っていました。写真の網はまだ染めていない状態ですが、使う時は、柿渋で染め、アバ(浮き)や、イワ(おもし)など部品をつけて仕上げました。
綿の網は、使った後は天日に干さないといけないので、漁から帰ってきてもその仕事がありました。