電車が動きました

2011年8月8日

特別展「昭和子ども図鑑」では、展示室の最後に昭和30年代の男の子の部屋があります。男の子の本棚には、当時人気があった子ども雑誌や付録のマンガがたくさん並んでいます。畳にはボーリングゲームがあったり、昭和33(1958)年から東京と大阪を6時間50分で結んだ特急「こだま」のブリキのおもちゃも見えます。男の子はきっと鉄道が大好きなのでしょう。鉄道に乗って、旅行にもよく連れていってもらっているのか、机のまわりには観光地のペナントがはられ、本棚には観光地で売られていた人形なども並んでいます。机には「夏休みの学習」が出されていますが、遊ぶのが楽しくてなかなか手がつきそうもありません。展示の担当者は、そんなイメージでこの子ども部屋をつくりあげました。

子ども部屋の中央には、丸くレールをつなぎその上に機関車が置かれた三線式のOゲージが展示されていますが、先日その機関車が突如動き出しました。そうなんです。このOゲージ、実はコンセントにつなぐとまだ動く現役のおもちゃなんです。まず最初に三線の真ん中のレールに電気を流して走らせていることや、機関車の前後のランプが電流を受け光り、走らせるレールから火花が飛ぶことなど説明して職員が動かしてみます。その次に、その日展示を見ていた子どもたちが実際にOゲージの動かしてみました。自分で電車が動かしているという感覚があるところがおもしろそうです。

Oゲージは昭和30年代のおもちゃなので、毎日長時間走らすことはできません。コンディションを見ながら、会期中不定期で動かす予定です。その際には火花を散らして走るリアルなおもちゃをお楽しみください。