昔のあかり体験

2013年5月15日

 特別展「民具王国びっくりミステリーツアー」では、楽しい関連イベントがあります。その一つ「昔のあかり体験」が12日に開催されました。
 まずは参加者の皆さんと展示室へ。
 展示室の七つの謎(クイズ)の一つである「家の中で使う明りの道具」と「家の外で使う明りの道具」をグループ分けしてもらいました。
 
 

 なんと参加者の皆さん全員正解!(正解は展示室でお確かめください。)
 その後、蚊帳(かや)の前で、がんとう提灯(ちょうちん)の仕組みや行灯(あんどん)を見ていただいた後、トラックヤードへ移動しました。

 博物館の展示室では飲食はご遠慮いただいていますが、火気ももちろん厳禁です。
 今回の体験では実際に火を使いますので、トラックヤードに移動して体験を行いました。

 和ろうそくと洋ろうそくの炎を比べたり、油について説明を受けたあと、実際に提灯に火をともし、歩いてみました。
 トラックヤードの利点はもう一つ、電気を消すと真っ暗になるのです。

 真っ暗な中、提灯を手に歩く参加者のみなさんです。
 前の一方向を照らす今の懐中電灯と違って、四方八方にぼんやりと光を放っている様子がお分かりでしょうか。
 最後は火打石の体験です。みなさん上手に火花を散らすことができました。

 火は明るく照らし、熱を与えてくれるとともに、扱いを間違うとけがをしたり火事へとつながる恐ろしいものでもあります。昔の人々も、火の扱いには注意をしたことが明りの道具の構造からもわかります。
 今の照明道具や暖房道具への移り変わりについて家族で話してみるのも面白いかもしれませんね。

 「民具王国びっくりミステリーツアー」の楽しい関連イベント、次回は「昔の香り体験~小学生のはじめて香道~」です。
 香水や柔軟剤など、生活をとりまく「香り」ですが、昔の人はどのように香りを楽しんでいたのでしょうか?
 この講座はタイトル通り、小学生の子どもさんを対象にしていますが、保護者の方やそれ以外の方もぜひご一緒においでください。会場の後ろに椅子を用意しますので、同じ空間で香りを体験いただけます。

昔の香り体験~小学生のはじめて香道~
日時:  6月9日(日)13:30~15:00
講師:  橋本典子氏(香十)
定員:  20名
材料費: 200円

*事前申し込みが必要です
*住所、氏名、年齢、電話番号を記入して5月26日(日)必着ではがきまたはファックスでお申込みください。ただし応募者多数の場合は抽選となりますのでご了承ください。
 あて先 〒797-8511 愛媛県歴史文化博物館「昔の香り体験」係

 お申込みをお待ちしております。