特別展江戸考古紹介(27) 武士が使った文房具

2008年11月28日

県民館跡地出土石硯
県民館跡地出土石硯(愛媛県教育委員会蔵)

 現在、私たちは筆記用具といえば、鉛筆、ボールペンなどを使っていますが、それも今はパソコンになりかわりつつあります。江戸時代にはそんな便利な道具はありませんでした。硯に墨を入れて墨を磨って筆で文字を書いていました。松山城三之丸の武家屋敷からは、さまざまな大きさの石の硯が見つかっています。
 石の硯でありながら、色もさまざま見られます。左から2番目の赤い硯は、現在の山口県でつくられた赤間硯です。後ろに「赤間硯」と刻字されているものもあります。遺跡からはたくさん見つかっていますので、大変好まれていたのでしょう。